Lv.0の魔道士 re   作:蓮根畑

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新年あけおめでございます。
遊びに尽くしていたという理由とドラゴンボールレジェンズを始めたのがきっかけでこんなに遅くなってしまいました。大変申し訳ない。
ドラゴンボール全巻を無料で借りられることになってもう2周目です。やっぱりセル編はよい。


Lv.45 決死決戦

 

 

 

 

 

 

 

 

「───ほう、来たか」

 

山を歩く城塞の中心にいた英雄王は、全てを見通す目を持って敵対者の姿を確認した。つい先程遊んでやった13人と、昨晩殺したと思ったやつが1人。まぁ一人増えただけでは変わらない、そもそも存在の次元が違う。魔力を持っただけの人間と、原初の王だ。圧倒的な戦力差で殲滅することが出来るが、気に入った女を手に入れるには少しばかり調教も必要だろうと考え、こちらから先に手を出す事はやめた。

 

「いいか、作戦は伝えた通りだ。一つしくじれば終わりと思え・・・ミスったらマジでごめん」

「不穏な事言ってんじゃねぇよ!」

「一番最初にでるやつが何言ってやがる!」

 

冷や汗を垂らしながらそういうジョニィの片腕には黒い神の刀が握られていた。英雄王と遭遇して1日も経っていないのに何故最初からクライマックス状態なのかとかそんなこと思っている暇もない。ただあの英雄王を止める。それ一点のみ。

 

「それじゃあ───行こう」

 

地面が歪む。地震ではない。スライムのような流動体を保ち、跳ねる。六魔将軍ホットアイの魔法だ。そして歪んだ大地だけを切り取るように浮かせた。

 

「まさか六魔将軍と共闘するとは思わんかったが・・・ハァ!!」

 

大地が射出された。ジュラとホットアイは使う魔法は違うものも、大地を利用すると言う点では系統が同じだ。火と火がより強大な炎となるように、同じ系統の魔法を組み合わせることは相性がいい。しかしニルヴァーナの城塞に近づくだけならジュラの魔法だけでいいはずだ。ならば何故ホットアイの大地を流動体にする魔法が必要なのか?

 

 

「猪口才が───」

 

 

英雄王は笑う。目先100メートルを蛇のように舞い上がる動く岩石に目掛けて宝物庫から適当に選んだ武器を構えた。無軌道で飛ぶ蛇に投擲物をぶつけるのは至難の技ではあるが、赤く光る目が軌道を捉えた。

射出。放たれた武器の光は宙にかける流星と言ってもいい輝き。100メートルを1秒もせずに駆け抜ける。

 

「オォォォォォォ!!」

 

蛇が縫いとめられるその瞬間、流星を弾く一筋の黒閃。ジョニィの持つ写輪眼は英雄王の持つ眼に比べれば見劣りするかもしれない。しかしその差は技によって埋めればいい。

落ちてくる流星を弾き飛ばし、自身が乗る土の蛇に当たらないようにする。少しでもミスが起きたら土の蛇に直撃し、へし折られてしまう。

 

「ならばこれはどうだ?」

 

門から顔を出したのは剣や槍とは大きく異なる金剛棍。狙うそぶりすら見せずに射出された。

 

「あれは・・・ヴァジュラだったか?」

 

古代インド神話に伝わる雷神インドラの神格象徴の一つとされるそれは、一度きりという制限があるが、使用者の魔力とは関係なく一定した攻撃を与える。ようは爆弾なようなものだ。

 

「ちょっと遠いけど・・・ジュラさん!」

「任された!!」

 

同系統の魔法の相乗効果が今果たされる。歪んだ地面を操作し、俺たちが載っているところを窪ませて、そこから反動で押し上げる。土のトランポリンだ。ニルヴァーナの城塞までの高さおよそ50メートルまで簡単に浮き上げた直後、地面でヴァジュラが黄金の閃光を撒き散らし、半径10メートルのクレーターを生み出した。

 

「あれ直撃してたら死んでたわよね!?」

「喋ってたら舌噛むぞルーシィ!」

 

ジュラの微調整により、無駄に飛び上がらずにニルヴァーナに着陸した。滅竜魔道士特有の乗り物酔いはウェンディの魔法によって一時的だが無効化されている。

 

「乗り上げてきたか。ならばこれだ──」

 

轟、と空が唸りを上げた。巨大な門から現れたのは、同じく巨大な燃え盛る剣。シュメールの戦さの神ザババが使った「水平線」の概念を持つ巨刀。振るまでもなく、その質量だけで一帯が炎と化すだろう。しかし、こちらには炎を喰らうものがいる。

 

「美味そおおぉぉぉぉぉぉ!!」

 

ハッピーの翼により炎の剣に接近したナツは、落ちてくる巨剣にしがみつき、炎を吸い込む。燃え盛る炎が面白いように吸い込まれ残ったのは巨剣のみ。その大きさにより十分な脅威はあるが炎がない分マシだ。

 

「面白いやつだ。炎を喰らうとはな」

「お返しの──火竜の咆哮!!」

 

炎を喰らうことによって力を得たナツは、今溜まった分の力をそのまま吐き出した。普段の何倍もの規模でありながら、その熱も500度を軽く超えている。しかし、黄金の波紋から打ち出された剣によって無に帰った。

 

 

「ナイス陽動!畳み掛けるぞ!」

 

 

ニルヴァーナの端から、英雄王のいる城塞の中心までは直線距離で150メートルと行ったところ。近い距離だが、遠い。

 

「精々足掻けよ。雑魚どもが」

 

流れ落ちる武器の数は1秒に約30発。それが毎秒ともなれば4秒もしないうちに100を超える。ジョニィの黒刀がなんとかして弾くが時間の問題だろう。一人であれば、の話ではあるが。

 

「エルザアアァァァァ!!!」

 

ギャリン!と甲高い音を響かせ、黄金の柄を持つ剣が黒刀に弾かれ後方に吹き飛んだ。剣が落ちる直前手が伸び掴み上げる!

 

「ハアアァァ!!」

 

一閃──!!瞬間暴風が吹き荒れ、飛来していた武器が吹き飛ばされた。エルザの武器は優れものではあるが、神代の物と比べるとやはり劣ってしまう。だがそれも神代の武器を手にすることによって解決。本来であれば武器を使いこなすのに長年の月日が必要であるがエルザの天才的なまでの直感が正しい使い方を瞬時に把握した。

 

(成る程・・・これはいい)

 

背後から放たれた斧を、その場で回転すると同時に空いているもう片方の手で握り、前方に迫っていた刀に投げつけた。

 

(死角を取ったはずだが・・・はて)

 

人間の視覚の範囲は広いが、やはり背後というのは見えない。探知する暇も与えないほど早く撃ったというのに逆に掴まれるとは思ってもいなかった。偽の英雄王が目を上げると空中に浮かぶボートに高速で何かを入力しているヒビキの姿が。

 

「視覚の共有化か・・・なるほど、雑種にしてはよい判断だが所詮は雑種だ」

 

流星の矛先がヒビキへと向き放たれる。

今から動いては間に合わない。しかし、ここにはエルザやジョニィ以外にもいるのだ。

 

「──サジタリウス!」

 

一本の弦につがえられた無数の銀の楔が流れ落ちる流星と同じ数だけ放たれる。そこにレンの使う空気魔法が入り混じり、本来の数倍にもなる威力の矢となった。しかし、それでも矢だけが無様に破壊され、飛んでくる流星の軌道をほんの少しだけ変えるのが精一杯だった。

 

「おいおい!いいのかそっちばっかり見てよォ!!」

 

英雄王が眼下を見下ろすと150メートルあった距離は100メートルを切っていた。思わず苛立ち歯軋りが鳴る。怒りを表したかのように空に砲門が無数に設置された。

 

「屑どもめ・・・いい気になるなァ!!」

 

かなりの武器の使い手であるジョニィとエルザでも対処出来ない数。砲門から武器が放たれるその瞬間、腹に響く豪快な音が響いた。偽の英雄王が空を見上げるとすぐ目前には神代の武器でもなんでもない、黒い塊が迫っていた。

 

「くっ!?盾よ!!」

 

宝物庫から無数に盾が降り注ぎ、壁となる。

放たれた大砲の玉は巨大な爆炎を引き起こしたが、盾に一つ足りとも傷は入っていない。しかし、これは偽の英雄王に攻撃を与えるためではない。

 

「撃て!撃てぇ!時間を稼「あんたも手伝え!」メェーン!」

 

魔導爆撃艇クリスティーナ。青い天馬の誇る空中戦艦が積まれている限りの砲台を活かし、決死の攻撃を仕掛ける。偽の英雄王は盾の隙間から忌々しそうに空中戦艦を睨みつけ、砲門を一つ開け剣を放った。俊敏性が皆無と言ってもいいクリスティーナは魔力によるバリアを発生させたがそんなものはなかったと言わんばかりに突き破られ、いとも簡単に戦艦に穴が開いた。

 

「構うな!壊れるまで撃ち続けろ!」

 

号砲が空から何度も響き渡る。しかし地上から放たれる流星の前では何の力もなさず戦艦だけが破壊され続ける。時間でいうと5秒。戦艦から勢いよく炎が溢れ出し地上へとゆっくり落ちて行った。

 

「屑は大人しく地でも舐めておけばいいものを・・・!」

 

クリスティーナはあくまでも囮だ。たった5秒。しかしこの5秒はとてつもなく大きい。偽の英雄王が目を前に向けた時迫りくる剣士達は既に50メートルの距離にいた。






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私「エレシュキガルエレシュキガルエレシュキガル・・・!」

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私「何とも言えねぇ・・・」

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でもエレシュキガルが欲しかった。
どうでもいい話ですがまだ始めて間もないドラゴンボールレジェンズはありったけの石を使ってゴジータかブロリーを狙ったのですが孫悟空 神がまさかの3体・・・嬉しいけれど何とも言えなかった。
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