お久しぶりでございます。
最近友達に勧められたグラブルをやっていたんですが、パズドラでいうゴッドフェス的なやつがグラブルにもあってですね、それを回したらアンチラというキャラが出てパンチラみてぇだなwと思い友達に強いか確認したところ廃人が70万課金してようやく手に入ったキャラとのこと・・・ビギナーズラックって凄いね
「リオン!」
喉が裂ける程の絶叫がグレイの口から出た。黒い獣と化したジョニィの一撃は骨を砕き内臓を貫いた。リオンは派手に空中を飛んだ後、受け身を取らず地に落ちた。腹部からはあり得ないほどの血が溢れ出し、直ぐにでも治療しないと死んでしまうのは明らかだった。
「ウェンディ・・・私達が時間を稼ぐ。その間に彼らを治療してくれないか?」
「わ、分かりました・・・けど」
怯えた瞳で黒い獣を見る。1分も経たないうちに半数が倒されたのだ。S級魔道士や、聖十魔道士がいてもとても危険だと。
「頼む。ウェンディにしか出来ないことだ」
眼に迷いがない。絶対に食い止めるという意志が心に伝わった。ウェンディはコクリと大きく頷き、一番近くにいるリオンの所に行こうとした。
「─────」
が、そうはさせない。黒い獣は赤い目を輝かせ、ウェンディに黒爪を振り下ろそうとしていた。ウェンディが存在に気付いた時にはもう黒爪は目の前に迫っている。恐怖という感情すら置き去りにして爪が華奢な腹部を貫通する。
「ハアァ!!」
ウェンディの頭上で黒と対比するように銀閃が輝き、黒爪の行く手を塞いだ。ウェンディが銀閃の元を辿るといつの間に移動していたのか。サクラが剣先で黒爪を止めていた。
「早く・・・行ってください」
「は、はい!」
再びウェンディは走り出す。黒い獣は当然逃がすわけがなく目の前にいる障害をどけようと黒爪を振るう。サクラがその一撃を止められるかというと止められない。今の自分には止められない。ならば───
「──
紋章が輝く。未熟だった剣士は今だけは歴戦の剣士に匹敵する技量を得た。力ではなく技で爪をいなす。剣戟は1秒に10を超えており空中にぶつかり合った火花が何度も飛び散る。
(まさかアルさんとこんな時に初めて本気で戦うなんて・・・!)
理性が狂っているように見えるその動きも、僅かながらジョニィの癖が出ている。それは側から見れば何事でもないだろうが、毎日鍛えてもらっているサクラだから分かったことなのだろう。だからこそ──
「ッッ!!」
黒爪をいなすと同時に一歩前に出れた。黒い獣相手に進めること自体は凄いことだ。しかし黒い獣は爪を使って攻撃し、サクラは刀を使っている。リーチ内に入り刀が振れないサクラに対し黒い獣は狙いすましたかのようにその爪を首に落とそうとしていた。絶体絶命のピンチ。そんな時サクラの中では走馬灯が駆けるのではなく、一つの教え。
『敵が体術、自分が武器を使うとした時は──』
「相手を押し込む!!」
それはジョニィの教えの一つ。間の取り方だ。足に万力の力を込め体ごと黒い獣にぶつかる。爪は空を切り裂き、黒い獣は後ろにバランスが崩れ、伸びた爪が戻るまでの0.1秒は無抵抗だった。
その隙があれば充分だと返事をするようにサクラの腕に描かれた紋章が呼応し、より輝きを増す。銀閃が一つ、二つ、三つと振り抜かれる。銀閃が消える前に更に次、それが消える前に出て更にもう一つ。重なり合った銀閃はまるで白い彗星のようだった。
「ハアアアァァァ!!!」
「◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎!!」
黒い獣も爪を伸ばし抵抗するが、振り抜かれる剣閃がサクラを包むように放たれるので触れるたびに弾かれた。グレイやリオンの氷の造形魔法を食らっても無傷でいた黒い獣が、地に着いた足をようやく浮かした。
「───無限刃!!」
重なり合った剣閃が飛翔する。銀の閃きは黒い獣の体を完全に浮かせ、真っ直ぐ前方へと吹き飛ばし、壁へと着弾すると圧縮された斬撃が一瞬白い光を散らし、爆発を引き起こしたかのように爆裂した。
綺麗な断面図を残した瓦礫が積み重なる。その中から黒い獣が見えたが身体的ダメージはなさそうではあるが、呪詛のような呻き声を出していた。
「分からないことの方が多いが、ニルヴァーナとジョニィは深く結び付き合ってる。だから気絶させたら自然とニルヴァーナも解除されるはずだ!」
「言うには簡単だけどな・・・!」
ヒビキの横で、グレイが掌に拳を乗せ魔法を放つ。質より量を選んだグレイは脆いが当たれば擦り傷ぐらいは与えられるそれを無限に複製し、放ち続ける。銃弾のように放たれる氷の短剣は30メートルの間合いを2秒で詰め次々と短剣が突き刺さる。中には魔力の渦にかき消されましたがあくまでこれは攻撃では妨害。その役目は充分に果たしている。
「火竜の───!!」
上空から迫る影。その手に宿るのはもはや火ではなく太陽の輝きに似た灼熱だった。黒い獣も黒い魔力を腕に収束させ、膨張させる。体に対して約3倍近くなった右腕を、躊躇いなく放った。
「───鉄拳!!」
燃え盛る拳と、黒い奔流がぶつかり合う。混ざり合った魔力は大地に亀裂を走らせ、荒れ狂う暴風は巨石を舞い上げた。その中心地にいる二人はそれぞれ炎と純粋な力のみで拮抗している。
「ナツが押されてる・・・!?」
「何て魔力をしてるんだアイツは・・・!」
攻撃する機会を狙っているルーシィの鍵を握る力が思わず強くなった。ナツは押されてるのが分かり、顔が一瞬強張ったが、次の瞬間にはやんちゃな笑み浮かべていた。
「こうやって戦うのは初めて会った時以来だなジョニィ!でも今の
太陽が、二つ灯る。両腕に火炎を纏ったナツは一撃二撃と肥大化した黒い腕に叩きつける。滅竜魔道士は感情によって魔力が増大することがある。ナツの中にあるのは本気のジョニィとどこまで戦えるのかという好奇心。その感情そのものが魔力へと変換され人の腕から竜の腕へと変貌を遂げる。
腕に宿る炎が、さらに燃え上がる。その熱気は黒い獣の背後にある建物すら溶解させてしまうほど強力。それを何度も叩きつける──!!
「──紅蓮!!火竜拳!!」
火山の噴火を思わせる爆発。黒い獣は何度も地面をバウンドして地面を滑る。体勢も整ってない今の状況に岩の柱が何本も突き刺さった。
「◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎────!!」
「ここまでやったのだ。もうこれを振りほどく力もなかろう」
「よし、あとは気絶させるだけだ──!」
黒い獣が絶叫を上げた。聖十魔道士にもなるとその分力は上がり、黒い獣は必死にもがくが背中から抑えられているため動くことは容易ではなく、更には指先に至るまでにも岩によって束縛されていた。
「◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎─────!!」
黒い獣が、咆哮を放った。
夢を見ている。一人の少年が複数の少年達に囲まれている夢だ。俺はそれに干渉できず、ただ少し離れたところから見つめるだけだ。囲まれている少年はその場でうずくまることしか出来ず、囲んでいる少年達に笑われていた。その光景を見て関係がないはずの俺の胸も痛くなった。だが人に囲まれ暗闇だった視界に一筋の希望が見えた。少年はその光に手を伸ばす───
視界が、赤色になった。
なんで、どうして、意味がわからない、
何でそんな目で見る?おかしいおかしいおかしい
俺はただ
「「「「◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎」」」」」
大勢の子供が、大人が、冷めた瞳で俺を見てコソコソと何かを話す
何故そんな目で俺を見る?俺はただ───
「そう、お前は悪くない」
背後から迫る声。頭が破裂しそうなほど情報の波に飲まれているというのにその声はやけに誘惑的だった。振り返ることは出来ない。それとは決別したのだ。もう忘れたのだ。だから振り返らない。やなことは全部忘れてまた始めから
「無理に決まってるだろ。忘れたいことはどうやっても忘れることは出来ない。一種の罪だな」
声がすぐ後ろで聞こえた。
「見ろよ。あいつらを、また俺たちをあの日みたいに攻撃してくるんだぜ?このままでいいのか?」
このままでいい?あいつらって誰のことを言ってるか分からないけど俺には何も出来ない
「出来る。何のための魔法なんだ?不可能を実現させるのが魔法だろ?あいつらを見返せ。冷めた瞳をするならその目玉を抉り落とせ」
真っ暗な世界の中に映像が現れる。何かに押しつぶされた俺は目前に迫る誰かから剣で切られようとしている。
「どうする?無抵抗で受けるか?」
冷めた瞳が俺を見つめていた。その瞳をするな。何もわかっていないくせに。お前達に何がわかる?
「そう。戦わなきゃな。だからこそ────」
肩に手が触れた
「───俺と変わりな」
プロットってやっぱり作った方がいいんだなーと再認識。書きたいこととちょっとズレてる気がする。