ヤベェヤベェ・・・この春休み中にエドラスまで終わらせたいのにダクソ3が面白すぎて進まねぇ!あとオルフェンズが面白いせいや!つまりおいどんは悪くねぇ!
ちなみに友人にアインさんかっけぇと言ったら「それはない」と言われた。何故や。
背後から迫り来る氷の大剣はいかに耐久力が優れている須佐能乎でも無傷ではいられないだろう。それを見てジョニィは焦るわけでも、驚くわけでもない。心の底から溢れ出す怒りを魔力へと変換し、万華鏡の瞳へと魔力を流す。
「──レベルアップだ」
瞳がより紅く輝く。
骨のみで形成された須佐能乎に繊維のようなものが無数に絡み合う。
それは肋骨、腕、そして頭部へと絡み絡み合い、骨を支える筋繊維となる。空洞だった眼球から光が散った。氷の大剣を片腕で防ぐ。ミシミシと音を立てたが骨を砕くには届かず、覆われた筋繊維によって衝撃が吸収された。
「こいつ・・・化け物か──!?」
氷の大剣が半ばから砕けた。それはあまりにも致命的な隙だった。ナツ達が助けるまでには距離が開きすぎた。そして武器や鎧を呼び出そうとしても間に合わない。
「終わりだ──」
須佐能乎の拳が唸りを上げる。力の分散も、抵抗も何もない一撃は人間の何倍もの拳を持ってエルザの体全体を撃ち抜いていた。
まるで投げられたボールように空中に打ち上げられたエルザは最高点にまで到達し、そのまま地に向かって落ちた。間一髪のところでナツが自身の身を滑り込ませたことによって間一髪は間逃れたが、それでも須佐能乎の一撃はあまりにも重すぎた。
「お前・・・仲間を・・・!!」
ナツがジョニィを睨みつけるがまるで気にも留めない。エルザを倒したということにすら無関心。
「仲間とか敵とかどうでもいいんだよ。どうせ───」
「───お前らも
ただ、その顔だけは少し寂しそうに見えた。思えばナツはジョニィの過去なんて殆ど知らない。転生前のことだなんてそれこそ知らない。だからその顔が何を伝えたかったかは知らないが、それでも───
「だからそうならないようにお前達を殺す」
手を伸ばせない。立っている地面が心臓の鼓動のように大きく跳ねた。それは1回、2回では済まず、回数を増すごとに揺れ幅が増えていく。
「仲間だなんて信じられるか。なんかあったらすぐにその繋がりを消すんだろ?」
「違う!仲間を捨てたりするわけがねぇだろ!」
ハッ、とジョニィは蔑むように笑った。そして万華鏡の瞳がナツを見つめた。
「そういうのが嫌なんだよ」
足場が崩れた。タコのように無数の足が支えとなっている城塞そのものが崩れ落ちたのだ。しかしただ地面に向かって落ちるのではない。落ちた瓦礫が吸い込まれるように一点に集まり縦へと伸びる。空中に放り出されたナツ達はそれを見上げることしか出来ない。
「俺にとってお前らはただの道具に過ぎない。そしてお前らの使い道もここで終わりなんだよ」
ニルヴァーナが分解され、その瓦礫で形成されたのは全長50メートルを越す巨人。人間など蟻に見えるであろうその巨躯が手に持つのは同じ瓦礫で出来た剣。というより棍棒に近い武器には風が纏わり付いており、竜巻を引き起こしていた。
「───じゃあな」
ジョニィが手元に発生させていた火が竜巻に注がれる。根元から上へ上へと登った火は火災旋風となり、辺りを破滅の光で照らし出す。それを巨人の頭上へと掲げ、手に持つ厄災を躊躇いもなく振り落とした。
「・・・うぅ」
目を開く。午前中は陽光が差し照らしていたが、今はその影はなく、曇天とした空が森を薄気味悪くしていた。サクラは体にのしかかる負担を押しどけゆっくりと体を起こした。
「あ、起きたんですね。よかった」
上体を後ろに向けると、ウェンディがにこりと笑っていた。幼く、このようなクエストが初めてであろう彼女の身には不似合いな擦過傷や土埃が無数にあった。しかし、それを気にせずウェンディは治癒魔法を施しながら話しかけていた。
「その方は・・・?」
「この人は・・・私の恩人なんです」
少し寂しげそうに言ったウェンディの目線の先には青髪で、目元に赤い刺青が入った青年であった。
「ジェラール・・・評議院に指名手配されていたがまさかこんな所にいたとはな」
「ジェラール・・・って、確かエルザの」
「そうだ。兄妹のように過ごし、先日の楽園の塔での出来事の主犯とも言える」
今目の前で眠る青年がそんな事を引き起こすようには見えないがエルザの目が本当である事を証明していた。
そして、狙いすましたかのように閉じていた青年の目がゆっくりと開いた。
「ここは・・・?」
「ジェラール───!」
まだ体も起き上がってないジェラールにウェンディは抱きしめた。しかしジェラールは何が何だかという顔で、ゆっくりと一度周りを見渡し最後に自分の胸の中で泣いて喜んでいるウェンディを見た。
「君は・・・誰だい?」
「え?」
「記憶がないのか・・・?」
長年の付き合いがあるからこそ、その言葉が嘘ではないと分かったエルザ。その言葉を受けジェラールは自分の手をまじまじと見つめた。
「自分でも分からない。ただ、エルザ・・・君のことは何故か分かる。そして君は・・・すまないが覚えていないんだ」
「そんな・・・」
ジェラールがウェンディを知っているわけがない。何故ならウェンディがあったジェラールとはここではない、別のジェラールだからだ。そして今それを確かめる証拠はない。
「あなたは何をしに来たんですか。助けてくれたのはありがたいですが・・・評議院から指名手配されているあなたを放置しておく訳にはいけません」
分かっている、とジェラールが自分の罪を後悔するように目を瞑る。
「けど俺はエルザを守りたい・・・少しでもいい。君達に協力させてもらえないか?」
「・・・仕方がないか。現状少しでも戦力が欲しいぐらいだ。だが言葉だけでは証明にならないため制約をかけさせてもらう」
「あぁ、構わない」
ジェラールは自身にかかる制約を気にせず、ジュラの制約の魔法を受け入れた。だがこの魔法は無意味だろうということはなんとなくだが心の中で分かった。
「それでどうする?あいつは・・・」
「──俺たちが・・・やる」
今まで意識のなかったナツの声が響いた。まだ体力も全開ではなく、敵ともいえるジェラールが認識出来てないのにも関わらずその体は動き出そうとしていた。
「あいつは・・・ジョニィは俺たちの仲間だ・・・なら馬鹿やってるあいつを止めるのは・・・俺たち・・・」
再び動きが止まる。地面に接触するのをジェラールが支えることで止め、木に背を預けさせた。
「あいつの動きに慣れている私達が適任とも言える。ここは任せせてくれないか」
「・・・そんな目で言われたら返答は一つしかないか。なら君達に彼のことは任せる。どちみちまだ意識の戻ってない彼らを放っておうわけにはいかないしな」
ジュラが諦めように笑う。
曇天の空は少しずつ薄暗くなっていく。希望は見えないが望みはある。身に背負った傷を度外視して、妖精達は歩き出した。
原作もなければプロットもない。だからこそ話がグチャグチャになると分かっているにも関わらず止められない止まらないカッパえびせん。