こんにちわ。
ゴールデンウィークは果てしなく面倒くさく結局ゴールデンどころかただのグレーなウィークだった蓮根畑です。
2ページ目に飛ばされるところだったので急遽仕上げて書いたので低クオリティですが前作と比べたらまだましなので許してね☆
「何をする⁉︎」
「何をするじゃねぇよ。確かに肘関節極めてぶん投げたのは悪いと思ってるけど突き出してないだけ感謝して欲しいわ」
「この下衆が・・・!」
場所は変わって自室。
黒マントは意識を取り直した途端暴れたが金属製ロープに縛られているせいで身動きが取れない状態だった。
「下衆でもなんでも結構。取り敢えずそのフード外すぞ?いいよな?いいか」
「なっ⁉︎外すな!」
抵抗むなしく黒マントのフードは見事に剥がされた。そこから出てきたのは月明かりが反射して銀に光る長い白髪。
童顔を残しつつも、やや大人びた顔をした女。美少女である。
──美少女である(重要なことなので二回言いました)
「見たな・・・!」
「女だったのか・・・」
かなり驚きながらも冷静を保つ振り。
女子と話したのいつぶりだろ・・・あ、最近ルーシィと話したわ。今頃ナツのクエストにでも付いて行ってる頃だろうな。泣き顔が容易に思い浮かぶ。
「それで、何でこの屋敷に侵入した?」
「・・・敵に言うか」
「ふーん。そう言うこと言っちゃうのかー。なるほどー」
換装、と言う魔法をご存知だろうか。
S級魔道士のエルザ・スカーレットがよく使う魔法である。
簡単に言えばドラえもんの四次元ポケットみたいなものだ。欲しい時に欲しいものが取り出せる。
とは言えでもそんな都合よく出来ているわけもなく換装専用の倉庫を借りて月に1〜3万ほど払って使える魔法だ。
俺も一様使えるのだがエルザみたいに鎧を入れてるわけではなく、くだらないものも収容している。
その中の一つ、高校時代の友人からいらないと理由で貰ったアイテムの一つ──
「な、なんだそれは・・・」
俺の手には緑色のドロドロしたスライムが乗っていた。
見るからに怪しいこのスライム。
なんと驚きの効果を持っている。
「やめろ!近づけるな!」
黒いマントにスライムを少し付ける。
するとシューと音を立てながらマントを溶解させていった。
そしてこのスライムの名は──
「──繊維溶解スライム〜(某青狸の声)」
服を溶かすためだけに生み出されたスライム。友達がエロ本買ったら付いてきたと言って無理やり手渡してきた大人なおもちゃである。・・・まさかこんな場面に使えるだなんて。
「服を溶かされたくなかったらこの集落で何が起きているか教えろ」
自分でも最低な脅し文句だと思っている。
「そ、その程度で・・・」
「ちなみに俺の友達さ、エロ本作る会社に就職してるんだよねー。それでさ、もし緑色のスライムにドロドロにされた女の子が写っている写真が送られたらどうするかな〜?」
「ヒッ」
女ドン引きである。
まぁそれもそうか。変な男に服溶かされるって脅されてるもんな。
「あーあ、スライム垂れそ──」
「あああぁぁ⁉︎教えます!教えますからあぁぁ!!」
「うぅ・・・変態・・痴漢」
「バーロォ。男っていうのはみんな変態だ」
「絶対違います!」
涙を浮かべた黒マントに言われた。
だが現実ってそういうものよ?
「それで名前はなんていうんだ?」
「・・・サクラ」
「おっけーサクラね。俺はジョニィ・アルバート。ジョニィでもアルバートとでも呼んでくれ」
「じゃあ変態で」
「HAHAHA・・・てめぇぶん殴っぞ?」
閑話休題。
「で、この集落なんなんだ?色々とおかしいぞ」
「・・・前まではごく普通に暮らしていました。けどあの領主が来て何もかもがおかしくなりました」
「急におかしくなったのか?」
「えぇ、財は税金と言われ取り上げられ、集落から出ようとしても兵に止められ、村の女の子達は私を除いて行方不明になりました」
「はぁ・・・どうりで嫌な気がしたんだよな」
超絶太っていて、依頼の内容を飯食いながら話すやつなんて大抵ヤベェやつだよな。
「ん?待てよ。女の子が行方不明って俺領主の側で見たぞ」
「⁉︎本当ですか!」
「あ、あぁ・・・2人」
「・・・何で」
「洗脳とかされてたりしてな」
「充分ありえますね」
「あぁ、なんたって領主があれだしな」
ドンドン、と部屋のドアが叩かれた。
ドア越しから「何をしている!早く門番に戻れ!」との事だった。探すのが早い。まだ食料倉庫を離れて10分も経ってないのにもう部屋に戻っていることが分かったのか。
「とりあえず今日は帰れ。俺は明日屋敷を調べるから明後日に同じくらいの時間帯にこの部屋に来てくれ。窓は開けておく」
「・・・信頼していいんですね?」
「お前人疑いすぎだろ。まぁさっきのはやり過ぎたけどさ。いいから早く行け」
「・・・分かりました」
フードを付け直し、窓から飛び出す。
忍者の一族かなんかじゃないかな・・・?
翌日、部屋に刀取り忘れたと言い訳をつけなんとか誤魔化した俺。
朝食を終え、夜が来るまで屋敷の掃除でも手伝っとけとクソッタレ領主に言われたので雑巾片手にスイスイ。
屋敷の中の構造を頭に叩き込む。
そして生きる人形と化している女の子の目の前で手を振ったり、肩をポンと叩いたりしてみたがやはり無反応だった。
洗脳をかけられている可能性があるので写輪眼で解除できるか試してみたかったが周りには兵士が24時間体制で見張りに付いている。そう易々とは出来ない。
昼食後は自由時間なので屋敷の中を調べてみた。が、なにも見つからない。そう簡単に見つかる場所に置くとは思ってはいないが・・・ん?
突っ立ていた場所から一歩くとガタンと何かが動く音がした。
敷いてあるカーペットをめくり上げるとなんと不思議、隠れ扉になっており地下に続いていた。
「これは・・・いよいよだな」
周りに人がいないことを確認し地下に潜る。その際めくったカーテンを戻すのを忘れずに。
足音を消しゆっくりと降りる。光源は壁に備え付けられているランプのみで、あまり環境がいいとは言えない。
音の反響を頼りに進む道を探していると遠くから笑い声が聞こえた。
念のため隠密魔法をかけ限界まで近づく。
「団長!今回も上手くいきそうですねぇ!」
「あぁ!あと10日もしないうちにこの村の全てを手に入れたらあとは全員殺してまた次よ!ガハハハハ!」
「しかしあの小僧気にしなくて大丈夫ですかね?気づかれたら色々と厄介ですよ」
「んなもん気にするな!大事な武器を取り忘れる馬鹿がここの事態に気づくわけねぇよ!」
「それもそうか!アハハハハハ!」
ビンゴだ。
いきなりと大当たりとは思ってもいなかったが・・・取り敢えずやつらはこの集落の全部をぶっ壊す気なのだろう。ということはやつらは闇ギルドか盗賊。外にいる兵士も含むだろう。
「取り敢えず欲しい情報は手に入ったな・・・」
気づかれないうちに移動すると先ほどの部屋からあまり遠く離れないうちに牢屋があった。中には大勢の女・・・というか全員女。数は20と少し。全員正気を失った目をしていた。
「決まりだな・・・」
元来た道を辿り屋敷の中に戻り夜を待つ。
何でこんなクエスト受けてしまったのだろう?と自分に問いかけながらただひたすらに時間が過ぎるのを待った。
最近寝るときにアンダーテールって言うゲームの虐殺ルートの最後に出て来るキャラの怖い顔を思い出して寝むれません。ダレカタスケテ