第九話でっさね
前回は霊夢さん出てきましたねぇ
せんべい美味そう
文と人里を回った昼下がり。
神社に行く事になった。
眼下にある長い階段を無視し、飛んだ。
賽銭箱の目の前まで来て辺りを見回す。
神社の周りには囲うように木が生え、ざわざわと揺れ動いていて、あとには風の通る音、そして小銭を投げ入れる音が異質に鳴り響いた。
その静寂を破ったのは、障子が柱に当たる音とせんべいの割れる音。
目の前には巫女服のようなものを着た少女。
文は霊夢さんと呼んでいた。
何者だこの子は。
霊夢「い、今、小銭入れた?入れたよね!?」
せんべいのカスを口に付けながら、興奮冷めやらぬ様子でグイグイと近付いて来た。
セト「は、はい入れましたけど…」
もしかして何か良からぬ事をしてしまったのか
不安が募ったがそんなものはすぐに崩れた。
霊夢「ありがとう〜!!最近参拝客も居なくて
困ってたのよ!これで少しはもつわ」
感謝の言葉を言われ胸をなでおろす
と同時に賽銭で生活しているのかこの人は。という疑問が沸いた。
霊夢「それであなたは…見た事ない顔ね…」
急に霊夢さんの顔にくらい影が降りる
警戒している顔だ。
なんとか説明しようと口を開いた時
文「この方はセトと言います
最近幻想入りしてきて
今は妖怪の山にある里で住んでます
今日は一緒に人里を回っているんですよ」
と文さんが笑いながら言ってくれた
その横顔を見て自然と笑みが零れる。
霊夢「はぁ〜また幻想入りした人ね
…この場合妖怪?だけど
まぁ面倒を起こさなければいいわ」
ていうかあの山って里とかあったんだ
と霊夢さんがポツリと呟く
それを聞いた文さんは
失礼ですねと口を膨らませた
霊夢さんはそれを横目で受け流しながら
苦笑いをし
霊夢「それで?結局なんの用?
用がないなら中入りたいんだけど」
とサラリと言った
そうだ、文さんは何故ここに連れてきたんだろう
文「そりゃもちろん取材ですよ
おまけのセトさんです」
案の定取材か
…っておまけって!
無意識に叫んでいた
文「あやや、言い方が悪かったですね」
と意地悪そうに笑った
霊夢「ふふ、分かったわよ
あなたの事だからどうせそこら辺の話だと思ったわ
その子にも賽銭を貰ったし」
どこか機嫌が良さそうだった
文「それでは中に入りましょう」
なんであんたが促すんだよと霊夢は文に突っ込む
仲が良いなとその様子をセトは見ている
ここに来た時に感じた寂しさとは真逆の温かさを感じた
神社の中はとても古かったが、
掃除などはしっかりされていてとても綺麗だった。
自分の家とは大違いだ。
こういうのを見ると自分の家も掃除をしなくてはという使命感に駆られてしまう。
出された座布団の上に座ったが落ち着かない。
無意識に視線は障子の外に向けられていた。
後ろでは文と霊夢が色んな話をしている。
たまに自分の名前が出てくるのが少しむず痒かったが、
気にせずに外の景色を眺めていた。
本当に何も無い所だったがそれが逆に淋しさを演出していて落ち着いた雰囲気だった。
しばらく眺めていると
どう見ても落ち着きのない軌道を描きながら飛んでくるものが目に映った。
セト「……なんだあれ…」
それはみるみるうちに近づいてきて神社の前で止まった。
人だ。しかも箒に乗っている。魔法使いというイメージを具現化したような格好をしている女の子だった。
???「よぉー!霊夢!
私が来たぞー!」
霊夢さんを知っているようだった。
霊夢さんはその声に気づき
少し口を緩めた後
すぐにいつもの顔に戻り
やれやれと外に出て行った。
すぐに霊夢さんは戻ってきた。
その後ろを先程霊夢さんの名を呼んでいた人が着いてきた。
???「ん?おぉ!お前!知ってるぞ!
名前なんて言ったっけ?やかん?
面白い角だな!」
目を輝かせながらぐいぐいと詰め寄ってきた。
やかんという言葉に少し笑ってしまった
こういう楽しい人は好きだ
セト「やかんでは無いですよ笑
セトと言います
この角は遺伝ですね」
軽く自己紹介をしたが相手は
???「なんだよ〜かたっくるしいなぁ〜」
と苦笑いをした
???「セトか!あたしは魔理沙って言うんだ
マリちゃんって呼んでくれてもいいんだぜ!」
そう言った後、にししと笑った。
セト「よろしくお願いします
マリちゃん」
と少しイタズラのつもりで呼んでみた。
すると
魔理沙「ばっ!今のはほんの冗談だろ!
ほ、本当に言うやつが居るか!」
と顔を赤らめながら叫んだ。
霊夢さんも文さんも笑っていた
予想以上の反応をしたとセトは満足していた。
そう思ったのも束の間
魔理沙さんはプルプルと震えながら
魔理沙「やられっぱなしは性にあわない…
セト!弾幕で勝負しろ!」
急な出来事で一瞬処理が出来なかった。
そういえば文さんが弾幕勝負がどうとか言っていたな。
でも俺はまだ弾幕というものをやった事がない。
セト「あの、俺まだ弾幕やった事ないんですけど…」
とおずおずと聞いてみると
魔理沙「うるさい!だったら黙ってやられろ!」
と聞く耳を持たなかった。
霊夢さんはやるなら外でやりなさいよ。と
文さんは取材しなければ。と
周りの雰囲気で避けられるはずもなく
外に来てしまった。
魔理沙「よし!始めだ!」
心の準備が整う前に魔理沙さんはそう言い放った。
一気に自分へ向かう光の玉が発射された。
避けなければいけないと本能が叫んでいた。
なんとか全て避けきった後に
魔理沙「へっ!どうした!
何もしないと勝てないよ!」
と魔理沙さんが煽ってくる。
悔しかったが何も出来なかった。
何か、何か出来ないか…
そう思いながら魔理沙さんに向かって手を伸ばす
指先に神経を集中させる。
すると、
シュン
という風切り音と共に何かが発射された。
セト「あ、なんか出た」
瞬間、目の前まで迫っていた光の玉に直撃し
目の前が光に包まれた。
お久しぶりですね
本当にお久しぶりです
いや〜計画性無いってのは嫌なもんですね
こんなに長い時間話を書けなかったという
今回の話いかがでしたでしょうか
進行遅いかな
まぁじっくりとセトと幻想郷の住民の関係を深めたいという感じですすめていければなと
ラストの為に
ラストはもう考えてるんですよね
道中どうにかしろってことが問題ですw
それと、今後の話はもしかしたら幻想郷あまり関係無くなっちゃうかもしれないです
まぁそんな事はさておいて
また次回お会いしましょう
さよなら〜