真・這いよれ!ニャル子さん 嘲章   作:黒兎可

29 / 51
 次章予告2

 

 

 

 

 

(ノイズ交じりの視界)

 

(電気的な砂嵐が晴れると、無数の壊れた機械が散らばっている場所)

(歯車や巨大な針が地面に刺さっている)

(かさかさとそのうちのどこかしらがうごめき、くすくすという声が聞こえる)

 

(ぽつり、とその中でランプが灯るマシンが一つ)

(ノイズまじりの音を鳴らすそれは、一つのカセットテープレコーダー)

 

(外装はほぼはげ、基盤も一部露出している)

(上から降ってきただろう大型の時計が刺さっており、半壊している)

 

(カラカラとから回る音が鳴っている)

(内部にはテープが入っていないらしい)

 

(一瞬、暗転し視界が回復する)

(二三度、空回りする音を鳴らしたあと、レコーダーはがたがたと震えて静かになる)

(内部に真っ黒なテープが、いつの間にか挿入されている)

(テープが巻かれる音がなり、時計の針が、かちり、と進む)

 

(レコーダーの再生音)

 

 

 

女性(CVイメージ:三石琴乃)

「――――だから、それでいいんですよ先輩。私は、そんな先輩だから……」

 

男性(CVイメージ:佐々木望)

「もっと冷静になれ、君は、あいつの背中を追っかけてるだけだろ」

 

女性

「でも、それでいいじゃないですか。結局どう納得するかは個人個人の裁量なんですし。それとも、先輩は私じゃ嫌ですか?」

 

男性

「決してそうは言ってはいな――――」

 

(再び一瞬ノイズが走り音声の具合が変わる)

 

ニャル子(CVイメージ:浅野真澄)

「ニャル子とクー子の、予言のごとき未来リポートのようなものッ!」

 

クー子(CVイメージ:堀江由衣)

『どんどんぱふぱふ、ぬめぬめぬるぽ』

 

ニャル子 

「ガッ!

 さてさてしかし、続いちゃいましたね~。一体どうなっちゃってるんでしょう真尋さんと私を覆う影。

 巨大ですね~、神話的ですね~。

 まだまだ当分、真尋さんも皆さんも目を逸らせないくぎ付けです!

 そんな訳で、そちらの状況はどうでしょうか! 現場のクー子レポーター!」

 

クー子

 

 時空の果てから来たりしは かつて偉大と呼ばれていたものたち

 探索者の目が映すは 激突する稲妻と閃光

 

 試されることのない そのパズルを開く鍵は

 時間の果てにか 空間の果てにか

 

 初恋の影はもう二度と出会うはずはなかった

 

 そして――――少年は引き金を引く。

 

 

ニャル子 

「さて、回転、大回転、大大回転! 大大大回転、大大大大回転!

 次回の見どころは、だあああああい回転っ! 一般探索者・二谷龍子の地味ぃな気遣いです。

 さしもの真尋さんも危険度マックス!

 喰らえ必殺! ハイパーボルケニックなんとか!」

 

クー子

『次回、真・這いよれ!ニャル子さん嘲章。「ザ・シャドウアウト・オブ・メロディアス」』

 

ニャル子

「次回もまた深淵に?」

 

ニャル子&クー子

「『ドロップドロップ♪」』

 

ニャル子

「次回もまだまだドッキドキ! え、水着はあるかって? そりゃ聞かぬが花というやつですよぉ」

 

クー子

「くっ……、ニャル子、追手がそっちに向かった」

 

ニャル子

「にゃ、にゃんだって? く、こんなところで私は、まだ負けるわけには――――っ」

 

??太(CVイメージ:草尾毅)

「サイクロン……」

 

ニャル子

「って、貴方はまだ登場は先のはずじゃなかったんですかぁ!? って、いえいえそんな、何を一人で敵全員を相手するような感じで、背中で語って――――」

 

 

 

 

 

(ぶつり、と音声記録はここで途切れている)

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。