機動戦士インフィニットストラトス 怪盗が奏でる六つの協奏曲 作:ジャッジ
No side
イギリスのロンドン郊外を走るトラック、周りを何台もの護衛用の車が囲っている。このトラックには一つのISが積まれていた。
そのトラックの運転席に彼はいた、もちろん正規の手順でここにいるのではない。変装をして本来の運転手と入れ替わっているのだ。そして、彼は通信機のスイッチを入れる。
「こちらジョーカー、聞こえているかM。
そろそろ退社時間だ、準備しておくのだよ。」
『こちらM、何時でもいけるぞ…ジョーカー。』
「では始めよう、ショーの幕開けだ。」
そしてトラックの荷台が爆煙に包まれる。
怪斗side
確かに僕はショーの始まりだと言った、だが…誰がここまでしろと言った。せめて後ろの扉を破壊する程度にして欲しいのだよ…
僕は爆煙に気がついた護衛車のタイヤを服の中に仕込んでおいた拳銃で撃ち抜いていく、足を取られ次々と脱落していく。
今回の目標であるこの青いISの名は『ブルーティアーズ』と呼ばれている。狙撃戦に特化し長大なライフルと遠隔操作兵器『ビット』を併せ持つ第三世代IS機体だ。シンクロ率が高くなるとフレキシブルショットが可能になるそうだ。
当初、僕たちは二号機の『サイレント・ゼフィルス』を狙う予定だったが、いつの間にか運び出されてしまったので、一号機を狙ったという訳だ。
僕はMのブルーティアーズと共に脱出した。
「こちらジョーカー、ブルーティアーズの奪取に成功。応答せよ。」
『こちらスコール、お疲れ様。それと…緊急事態よ。』
「緊急事態…?一体何があったのだよ。」
『Xナンバーの機体が全て…奪われたの。
ごめんなさい、あなたのデュエルも奪われてしまったわ。』
「なんだと…俺のデュエルが⁉
委員会の奴らか!」
Xナンバーとは亡国機業が開発した特殊な機体の事だ。
コードネーム『決闘』『暴風』『攻撃』『電撃』『盾』と呼ばれる機体たちだ、その中の『決闘』…つまりデュエルは僕の機体だ、因みにスコールの機体は『盾』ことイージスだ。
まさかそれが奪われたとは…しかも委員会だと…どこまでもふざけた奴らだ!
『ジョーカー、あなたに任務を与えるわ。IS学園に行きデュエル達の捜索、及び奪取を命じます。』
IS学園か、確かにもうすぐ入学シーズンだしもう一人の男子適性者もいる事だしな…かく言う僕もだかな。
「了解した、IS学園への潜入任務を全うする!」
『それと…もう一つお願いがあるの。』
まだあるのか?多過ぎると僕の行動が制限され逆に怪しまれる可能性が…
『Xナンバーのプロト機体…覚えてるわよね、アストレイシリーズの事。』
「ああ、覚えているぞ。今でも第三世代としても使える程、完成度は高いそうだな?」
『ええ、それでね。
そのアストレイシリーズのパイロットを見つけて欲しいのよ、IS学園でね。』
ちっ、また面倒な事を頼んだな。だが…面白そうだな、引き受けるか!
「いいだろう、その事を含めてこの僕が引き受けてやる。
この…ルパン四世がな。」
そう…それが僕の名前、僕の本当の名前は峰・怪斗・ルパン四世だ。
盗み返して見せるさ…ルパンの名を持つものとして、なぜなら…
「僕に盗めない物はない、あるとすれば…人の運命と命だけだ。」
プロローグ完
怪斗さIS学園の入学試験を受けるべく日本へ渡る、果たして彼は試験に受かる事ができるのか?
次回
機動戦士インフィニットストラトス
怪盗が奏でる六つの協奏曲
第一話
「入学試験か、相手は誰だろうか?」
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