俺は現在、森を歩いている。
あと20mもいけば家があるらしく、そこに凄腕のギルド専属薬剤師がいるそうだ。
その周りにはギルドメンバーなどがいる様なので俺はミストガンと別れて自分で歩いていた。
(今はそう名乗ってるのでそう呼んで欲しいとのことだ。ちなみにそこの場所を知っていることについてどう言い訳するかをアイツは考えていたが、俺がティムキャンピーのおかげでわかった事にすると言うと安堵したようだった。)
この状態では正直かなりしんどいが何とか歩みを進めると本当に家があった。
周りには複数の人間(おそらくギルドのメンバーだろう)と猫(猫!?)が一匹おり、皆どこか不安気な表情をしている。
とりあえず話しかけようとした時に、一人が急に此方に振り向き声をかけてきた。
「誰だお前、初めて嗅ぐ匂い・・・・・・いや、この匂いどこかで?」
に、匂い!? もしかして俺臭い!?
確かに野宿が多いから風呂は入れないことも多いけどそんなに!?
凄い気になるが後回しだ。今はやるべき事が他にある。
「リサーナはどうなった?」
『 !! 』
「何でリサーナの事を知ってやがる!?」
「まさか敵か!?」
どうやら入りを誤ったようです。凄い誤解を受けているみたいだ。
皆が一様に魔力を高めている。特におじさん二人がやる気マンマンだよ。
臨戦態勢のようだがこっちはそろそろマジにヤバイ。
弁解する体力もほとんどないんだが・・・・・・。
このままじゃ本当に死ぬかな~、と考えたところで――
「やめんかバカタレども!!!!」
家のドアが開いて小さいじいさんの一括がとぶ。
何とも言えぬ迫力だ。ビリビリきたぜ。
他の奴らも動きを止めたが、納得がいかないようで口を開く。
「で、でもよマスター。こいつ怪しいぜ」
「ああ、真っ黒なコートに変な刺青。怪しすぎる」
「黙っとれい。 マカオ、ワカバ」
「じいさん、本当に大丈夫なのかよ?」
「大丈夫じゃ。その者から邪気は感じん」
じいさんのその言葉で他の奴らも臨戦態勢を解く。
どうやら相当の実力者のようだ。というかおそらくマスターだろうな。
「すまなかったな、お前さん」
「気にしないでいい。それよりリサーナは?」
「そ、そうだじっちゃん!! リサーナは大丈夫か!?」
「安心せい。峠はこえた。まだ目は覚まさんが命に問題はない」
『よっしゃーーーーー!!!!』
じいさんの言葉を聞いて他の皆が歓声を上げる。
ああ、よかった。助かったんだな。俺も・・・そろそろ・・・げん・・・か・・・・・・い。
「話は聞いておる。お前さんがあいつらを助けてくれた―――。お、おい!?」
何か言ってるようだが耳に入ってこない。
俺はそのまま意識を手放していった。
アランは基本原作知識を忘れていますが、記憶を刺激されることでうっすら思い出したります。
ちなみに今回はアランがフラフラの状態でそこまでの余裕がなかった・・・、という事で。