今年もあと数時間で最後です。
私は今年から小説投稿を始め、多数の方に観てもらいました。
私はこんな沢山の方々に観てもらえるなんて思っていませんでした。
皆様、本当にありがとうございます。
来年も投稿を行う予定なので、よろしくお願いいたします。
私は白雪とすれ違った後、平賀の工場から方向転換し教務科に足を運んだ。
そして教務科にある東京武偵高に通っている全生徒の名簿のコピーを貰う。
名簿と言っても個人情報大量の細かい物ではなく、名前や顔写真などのしかない簡単な物。
名簿の中身を確認する為に適当な椅子に座り、名簿に書いてある名前で知っている子と長期任務で今武偵高に居ない子に印をつける。
名簿に一通り印を付け終わったらそれぞれの科に向かい、写真を見ながら印の無い子を探す。
幸いにも私は普段から複数の科の授業を受けているお蔭で、別の科の建物に居ても特に怪しまれる事は無い。
そして移動中に名簿に印を付けてない子を見つけると、決して話し掛けずに側を通り過ぎる。
通り過ぎて目的と違ったら、また名簿に印を付ける作業を何度も繰り返す。
大体一時間弱経過した頃。
大和 「んー、そろそろ頃合いかな。」
空はかなり薄暗くなっており、少しずつ学校から人が居なくなって静かになっている。
一通り全ての科を回って印を付けたけど、やっぱり始めるのが放課後だったのも合わせて名簿は全部埋まらなかった。
大和 「まーいっか、また明日やればいいし。」
一応、名簿自体は全体の七割が終わっている。
これなら明日中に終わるかな。
私は作業を切り上げ寮に帰宅する事にした。
そして帰宅する途中に魔剣について考える。
恐らく私の予想合っていれば、魔剣はほぼ確実に居る。
ただし作業の結果次第だね。
それはともかく、魔剣がいる前提で先回りしよう。
まず、魔剣はどういった人物だろう?
魔剣は白雪を狙っている。
それは魔剣が起こしたとされる事件を見れば、多分間違いないよね。
能力者を狙う理由はと言われると、全く持って分からない。
だけど、いまいち解明されていない超能力を扱う者を誘拐している事から、魔剣は同じ超能力者である可能性は高い。
うーん。これらを考えるのは後回しにして、魔剣がアリアの言っていた策士なのは当たっていると思う。
魔剣の情報が表に出てないのが逆に証拠になる。
さて、ここが私にとって一番の問題点。
魔剣はどっちの策士になるかな?
策士は基本的にこの二種類。
二種類とも十分な情報を集める前提で、ある程度細かく計画を立てる者。
そしてもう一種類が、きめ細かい所まで完璧な計画を立てる者。
前者が相手ならかなりの苦戦を強いられるかも知れない。
でも後者なら十分勝機はある。
とは言え、この戦いはこっち不利なのよねぇ・・・・・
何せ相手は用意周到に準備して自由に攻めれるに対し、私達はいつ来るか分からないので、ピンポイントの準備も出来ない上、常時警戒で精神を磨り減らしている。
まっでも、何かあってもやる事はやるだけ。
そう考えてから今日の一日は終わった。
そして次の日学校に行ったら、何故かキンジが体調不良で欠席になっていた。
また何かやらかしたのかなと思いながら白雪やアリアに聞くんだよ。
でも白雪は顔を赤くして去っていくし、アリアは知らん顔して話してくれないし、一体何をしたの?
様子見だけでも行こうかなって思ったけど、今のうちやる事があるので諦める。
それにキンジが休んだから白雪の護衛をしないといけないんだけど、珍しく白雪が一人にして欲しいって言うから、代わりにレキに監視を依頼したよ。
今のところはこれら以外は変わった様子もなく、学校の昼休憩中や放課後を利用して昨日の作業を続け、もう何百回目か覚えてないけど、またもや生徒の隣を通り抜ける。
そうして名簿に最後の印を付けたら、抜けていないか確認し、大丈夫だと判断して作業を終える。
大和 「よーし!やっと終わったぁ!」
作業を終えた喜びを味わいながらも、この作業で判明した事実を思って、僅かにほくそ笑む。
────魔剣はほぼ絶対に存在する。
最恐の従者:蛙か?タコか?それともイカか?そんな姿が変化している奴が吹奏楽器のような音を発していた。