ふぅ・・・今日も普段と変わらない快晴だなぁ。
俺の上を無数の鳥達が大きく羽ばたき大空へ飛んで行く。
そしてここ暖かい日光を届けるお天道様からは、この辺りの景色がさぞ良く見えるだろう。
・・・さてと、そろそろ現実を見るか。
今、俺の足元に地面などの支える物はない。あると言えば空気だけだから宙に浮いている状態だ。
まぁジャンプでも一応宙に浮くことは出来るな。
しかし俺の浮く高さはジャンプの非じゃねぇんだ。
そうだなぁ・・・・・大体地上40m位か?それでこの数字が何を表しているかと言うと。
つまりだな───俺は落下してるんだよ!?
しかも何故か大和に抱き抱えられながらっ!
キンジ 「うぉぉぉおおおお!?」
ていうかヤバイヤバイって!
下に視線を動かすとかなりの速度で地表が近づいて来る!
このままだと俺達、地表にぶつかって死ぬぞ!!
大和 「大丈夫、行ける!」
ちょっ待、なにが行けるって?逝けるの間違いだろ!
待て待て!本当に待てっ!マジでなんでこうなった!?
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この現状を話すには少し時間を巻き戻す必要がある。
俺達は四対四戦の試合に伴って、試合のスタート地点に待機する。
四対四戦を行う最終メンバーは俺の視界に入る三人。
不知火をからかう理子、そして理子に対して苦笑いで答える不知火。
二人から一歩下がった場所で普段通り微笑を浮かべる大和。
うんで俺の四人だ。
結局大和が誘ったのは理子だったんだな。
などと思っていると、俺はある事実に気付く。
この人選・・・もしかしてメンバーの中で俺が一番弱いんじゃねぇか?と。
外から見ればSランクの俺が弱いなんて言われんだろうが
実質俺にはSランクの看板を背負わされているだけであって、特定の条件を満たせば問題ないが、いつもの俺ではSランクに到底及ぼない。
勿論いつものの俺もそれなりには戦えると考えてはいる───しかしだなぁ。
大和と不知火は汎用型の高ランクだし、理子も理子で充分戦闘可能な腕を持つ。
はぁ、悲しいがやっぱり一番弱い気がしてきたぞ。
なら特定の条件を整えて本気を出せばいいと思うだろ。
悪いがあの力は色々面倒で、更にろくな思い出がないときた。詰まるところ使うのは勘弁願いたい。
大和 「キンジ?どうかしたの?」
チームの戦闘力を把握して一人虚しくなる俺の雰囲気を感じ取ったのか、心配そうに大和が声を掛けてくる。
キンジ 「大丈夫だ気にするな・・・ただ力の差を思い知っただけさ・・・・・」
大和 「途中の過程が分からないからあまり言えないけど、何かに打ちのめされたのは分かるよ。」
やがて試合開始の銃声が響き、全員の顔が若干真剣味を帯びる。
俺も気分を入れ替えないとな。
一回深呼吸をして精神を落ち着かせ、身体の不要な力が抜ける。
不知火 「それじゃあ、作戦通りに行こうか。」
理子 「りこりんはぬいぬいに付いて行くからヨッロシク~。キーくんもみーちゃんも準備急いでよねぇー。時間掛かったらりこりん困っちゃうぞ~。」
ニヤっと笑いながら理子は話す。
理子はいつでも何処でも理子だよなぁ、と俺は内心そう感想を抱く。
キンジ 「分かったから少しは落ち着け。よし行動開始だ!」
三人 「おおー!」
皆が前もって話していた作戦通りに動き始める。
不知火と理子、俺と大和のペアに別れてそれぞれの予定地点に向かった。
不知火と理子が正面を張りつつ大和がそれを狙撃して支援。
俺の仕事はフラッグを持ち、大和の狙撃を邪魔させないように警戒する。
ぶっちゃけ俺達が正面張ればいいだろうけどよ、狙撃できるのが大和だけだったからこの編成になった。
それに俺の持つフラッグだって、狙撃手でなければ大和に持たせていた方が遥かに安心だ。
しかし狙撃手とは攻撃に脆弱だ。それは大和だって例外ではない。
にしても大和の奴。なんというか、まるで全ての道を知ってるようにスイスイ行くな?
俺の先頭を走る大和は道選択に迷う動作一つなく進んでいく。
まぁきっと細かくマップを頭に入れて来たのだろう。
大まかな地図は覚えているが、今いる細かい路地裏とかになると俺にはできない芸当だ。
それで俺達は、予定地点である受験時に使用した廃ビルの最上階へ登る。
道中の待ち伏せを警戒しながら最上階に上がると、ビルから不知火達が見える位置に陣取り、援護の準備を始める。
俺も周囲を警戒はしているが、今のところ特に目立った様子はない。
不知火達と連絡を取る為、インカムのボタンを押して呼び出す。
キンジ 「不知火、理子。そっちは何かあったか?」
不知火 「「まだ会敵はしてないよ。」」
理子 「「全然会わないー暇~。」」
ハキハキ答える不知火と、面倒そうに声を発する理子の声がインカム越しに届く。
キンジ 「こっちは問題なく着いたから援護は出来るぞ。と言っても、やるのは大和だけどな。」
不知火 「「うん、分かったよ。」」
うーむ、不知火達も特にこれと言った会敵なしか。
となると相手はどこにいるのやら。
大和 「ねぇキンジ?なんか変じゃない?」
大和はSVUのマガジンを装填しながら話し掛けてくる。
キンジ 「そうでもないだろう。どうかしたのか?」
大和 「・・・なら、大丈夫かな?」
キンジ 「とにかく不知火達の援護は任せるぞ。俺は廊下に居るから何かあったら連絡してくれ。」
俺はそう言って階段に向かった。
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大和 「な~んか、嫌な予感がするのよねぇ・・・・・」
私はビルの一角から何km先すら簡単に視界に入る街を見下ろし、SVUを構えそう呟いた。
覗き込むスコープから不知火達の姿が確認出来た。
不知火達までの距離は・・・350mくらいかな?ならいけるね。
理子 「「あれ?ひゃっ!?」」
不知火 「峰さん、危ない!!」
突如二人から慌ただしく無線が飛んでくる。
おっと、どうやら理子達は相手に奇襲をかけられたのかな?
これで一気に戦況が動き始めた。
大和 「敵の人数と方向、距離は?」
不知火 「数は三人だね。」
理子 「「理子から見て真っ正面!30m位だよみーちゃん!」」
不知火 「「これは残った一人がフラッグを持っているみたいだね。」」
理子 「もぉー沢山射ち過ぎぃ!みーちゃん助けてぇー!」
ビルにまで銃声が何回も届き、文字通り戦闘中なのが良く分かる。
理子の救援に対応したいけど、残念な事に途中の建物で射線が隠れたりして狙えない。
大和 「はいはい、狙撃するから頑張って引き込んで。」
理子 「「りょーかーい!」」
私の要請に沿って理子達が私が狙撃しやすいように平地に引き込もうと動いてくれたけど・・・・
大和 「んー?」
相手はまるで私の射線がわかっているように隠れて動く。
あれ、ひょっとしてバレてる?
右目でスコープを覗き、残った左目を開いて軽く街を一望する。
簡単にだけど、特に他の狙撃手が居るようには見えない。
とすると・・・・
敵の不可解な動きについて考えていたら、いきなり後ろからキンジが息を切らしながら慌てて走ってきた。
大和 「キンジ、どうしたの?」
キンジ 「そんなことより早く隠れろッ!!」
その時、ガシャンガシャンと硬い物同士で鳴る音と共に私の能力があるものを捉えた。
あっ、これはマズイ。
私とキンジは咄嗟に傍の柱に身を隠した瞬間───
ズドドドドドドドドドドッッッ!!!
と、耳をつんざくような銃声が建物を覆い、数秒後にようやく止む。
そして今度は床に空薬莢が落ち転がる甲高い音が部屋に重複する。
一方銃声が止まった時には、私が狙撃していた付近の壁はそこらじゅう弾痕だらけの早変わり。
いくらゴム弾とは言え、今の射撃量だと被弾跡が酷い。
キンジ 「大和、なんとかならないか!」
大和 「えぇー、流石に無理だって。」
キンジが焦った様子で聞いて来るけど、現状の装備じゃあの相手はかなり厳しい。
私は現れた相手にどう対応しようか策を巡らす。
隠れる時にチラッと把握しただけでも相手は、対爆ヘルメットにレベルⅣの防弾チョッキ、全体を覆うプロテクターを装備して、バックパックに弾帯を繋いだミニミ軽機関銃を装備していた。
その姿はまさに現代版の重装歩兵。
攻撃しようにも顔を出したら速攻で蜂の巣にされる。
戦争に行くんじゃないんだから、その装備は果たしてどうなの?
取り敢えずどうしたものかな?
今回は狙撃の邪魔にならないように刀は無いし、かといって格闘しにも行けないし・・・うーん、これ使ってみる?
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ヤバイ、かなりヤバイ。
一言で言えば諦めろと言いたくなる状況だよ畜生!
敵が来ないよう階段を警戒していると突然階段からこんな奴が真正面から堂々と参上しやがるものだから、どうしようもなく逃げるしかなかったぞ。
大慌てで大和の所まで合流したはいいが、ここからどうするか全く考えていなかった。
これじゃあただ大和を巻き込んだだけじゃねぇか!
自分自身をぶっ飛ばしたい気分だが、そんなの後だ。
相手はまるで装甲車、下手な攻撃は効かない。
俺のベレッタの使う9mmパラベラム弾程度では、レベルⅣの防弾チョッキ相手は無理だ。
そもそもゴム弾だから貫通したら困るんだがな。
さてと、最大の問題は奴の持つ得物だ。
つーかどっからLMGなんか手に入れて来たんだ!
くそ、どうにかして打開できないのか?
大和 「んー、キンジ。一か八かだけど案はあるよ。」
ある?マジで?本当にあるのか?この状況を打開できる策が───
あっでも、一か八かということはそんなにヤバイものかもしれん。
だがあれに撃たれるよりマシだ。
キンジ 「あぁ、別に構わない。」
大和 「そう・・・」
本当に大丈夫かと大和は決断するように見つめてくる。
大和の視線に俺は頭を少し上下に動かす。
大和 「キンジ走るよ!」
張り上げた声と同時に大和は俺の手を掴み、老朽化して崩れた外壁の方向に走り始める。
はっ!?ちょ、待て待て何故外へ向かって走る!!
そのままだと落ち───
そして俺が落ちると思った頃には既に足元に床は無かった。
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大和 「大丈夫、行ける!」
ちょっ待っ!なにが行けるって?逝けるの間違いだろ!
マジでなんでこうなった!?賛同するんじゃなかったぁぁあああ!
大和は俺を抱き抱えた状態で、腰に付いてるフックショットを正面へ打ち出す。
打ち出されたフックがグングンと伸び、隣のマンションの外壁に引っ掛かったようで、電動モーターが巻き取りを開始する。
すると今度はフックの先を軸として、まるで巨大なブランコのように滑りながら地面にぶつかるすれすれを飛んでいく。
体に遠心力のGが掛かるが、そんな事より俺は───うぉあっぶねぇっ!!
もうちょっとで地面とぶつかる寸前だったじゃねぇか!
地面より僅か数m上で降下が終わった恐怖や驚愕に、思考が占領されていた。
そして大和はフックショットを巻き終えたらもう一度打ち出す。
その後は巻き終えて、打ち出し、引っ掛け、巻き取るを何回も繰り返し、何度も建物と建物の間を綺麗に通り抜けていく。
とんでもない位置エネルギーを運動エネルギーに変換したせいで、そこらの自転車より速く移動する。
大和も早めに降りたいんだろうが、ある程度速度が弱まるまでこの高速移動を続けるしかないんだろうな。
ヘタなジェットコースターより怖いぞこれ。
しかしよくもまぁ、こんなにフックショットを器用に使えるのは正直すげぇ。
落下による恐怖が時間経過で薄れ始め、思考が冷静化し感心している中、ある事に気づいた。
ムニュッ───
んっ?なんだこれ、いつの間にこんな柔らかい物が顔に?
えーと確か、今の体勢は大和に対して俺が正面から抱いてもらっている状態だから・・・・・
────ッ!
ちょっこれ!もしかして・・・・大和の!
──ドクン。
やっヤバイこのままだと、なっちまう!
おい、押し付けるな!!多分落とさないように無意識にやってるだろうけど!かと言って落として欲しくねぇけどよぉ!!
しかもこいつ、スレンダーな癖してそれなりにありやがるから、顔にその・・だな。双丘が───
ドクン、ドクン──!
そう意識した途端、大きく鼓動が高ぶってしまった。
あぁくそ、なってしまったよ。
大和 「キンジ、そこに降りるよ。」
大和が俺に一言伝えてから近くの公園に無事着地した。
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大和 「ふぅ。上手くいって良かった。」
途中ちょっと危なかったの内緒の話。
ここの公園からさっきの狙撃地点がまぁ、直線で300m位?
さてと、ここからどうしようかな?逃げる瞬間に理子達の方角へ向かったからそう遠くないはずだし。
キンジにも聞いてみよっか。
大和 「この後どうする。キン、ジ?」
振り返って見たキンジの様子が変だった。
あれ、これは雰囲気が違う?
この雰囲気は知っているよ。これは受験の時にスイッチが入った時と同一だね。
キンジ 「まずは礼を言わせて貰おう。大和、あの状況から救ってくれてありがとう。」
普段と違って凄いハキハキ話すね。
別人みたいな違いだよ、うん。
大和 「どういたしまして。でも、それより理子達を助けに行かないとね。」
キンジ 「大和は優しい子だ。そんな子の為にある戦法を考えたのだが、聞いてくれるか?」
キンジの考えた戦法?ちょっと気になる。
大和 「いいよ。キンジの戦法を教えて。」
私はうっすらとニヤける。
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
不知火と理子は三人を相手に戦闘中であった。
二人は共に正面から戦える十分な腕前はあったが、現状は数的に不利な上に連携が上手く押されていた。
相手の腕前は高くてもBランクだろう。
しかしコンビネーション力の良さは力関係を逆転させる事も可能だった。
理子 「うー!キツイよ~。」
不知火 「───もう大丈夫だよ。見て、あっちから遠山君のお出ましだよ。」
不知火の見る先にはキンジが二人の元へ一直線に走ながら銃を構える姿が認識出来ていた。
そして全力疾走という全くもって射撃に向かない状況でありながら、キンジは相手前衛を張る二人の内、片方に対して射撃を行った。
ベレッタから放たれた9mm弾は正確に狙った相手のみぞおちに命中。
ゴム弾、そして防弾ベスト越しであろうが内部に衝撃は伝わり、一人は痛みからか膝から崩れ落ちる。
前衛の片方が崩れ落ちる瞬間を目撃して始めて残った二人は、キンジの存在に気づいた様子を見せる。
しかしこれは大きなミスであった。
キンジに意識が向いている隙に不知火がもう一人の前衛へ一気に近づき、足払いで転かせ上に跨ぎり地面に押さえつける。
こうして最後一人残った後衛は不利を悟って逃げ出すが、突如後衛の真後ろに建っていた一軒家の上から、フックショットを使って大和が空中へ飛び出す。
そのまま大和は空中でSVUのスコープを覗いて───
パァン!
一発の7.62mm弾が銃口から吐き出され、後衛の背中にもろ命中し、撃たれた相手はその場で力尽きたように倒れこんだ。
大和は空中で銃声を轟かせた後、空中でくるりと一回転してから綺麗に着地する。
その光景に理子が両手を目一杯上げて興奮する。
理子 「わぁ~!みーちゃん、ヒーローみたいでかっこいい~!!」
突如現れ、敵を倒しつつ完璧な着地する姿は理子にとって目を輝かせるものだった。
一方の大和は不知火達の方に向き直り、ゆっくり歩き言う。
大和 「皆、怪我はない?」
不知火 「僕は大丈夫だよ。」
理子 「私もぬいぬいも大丈夫だよ~。」
大和 「キンジも囮ありがとうね。」
キンジ 「大和の為だ。どうって事はない。」
キンジの台詞や口調が普段と変換していた事に不知火が疑問に思い質問した。
不知火 「遠山君、一つ聞いていいかな?随分と雰囲気違うように感じるけど、気のせいかな?」
キンジ 「気のせいさ。」
不知火の質問にキンジは気のせいと否定する。
不知火 「わかったよ。でも、まだ一人残っているから今から探さないといけないね。」
大和 「それなら別に探さなくても大丈夫だよ。」
不知火はどういう事かわからない感じの表情をする。
無論理子も似たような顔付きをするが、キンジだけは始めから分かっていた様子をする。
大和 「こういう事。」
大和は逃げようとした敵の後衛に近づき、分厚いジャケットに下に隠していたフラッグを取り出す。
大和 「これで私たちの勝ちでしょ?」
こうして四対四戦は大和チームの勝利という結果となった。
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
そして試合を終えて帰る途中。
キンジ 「大和、今日は君が大活躍だったね。」
まだスイッチが入ったままらしいキンジが、私を褒めてくる。
大和 「そんな事はないよ。」
キンジ 「あともう一度だけ言わせて欲しい、廃ビルの時は本当にありがとう。それで大和に聞きたいが、入学式の時の貸しはどうするのか決まったのかい?」
大和 「あーそうだね。」
キンジに言われて初めて思い出したよ。
とはいえ、今は別に特に困ってることはないし。
うーん、何かあったかな?
キンジ 「無いのなら別の日でも、俺はいつでも構わないよ。」
別に返して貰わなくてもいいし、無理矢理作ってもなぁ。
大和 「うーんそうしよっかな?・・・あっ。」
キンジ 「何か思い付いたのかな?」
あーでもこれはどうなんだろ?
これを貸しでやる訳には行かないよねぇ。本人の意識を尊重しなきゃ。
ここでやっぱ無しってのも失礼に当たるし、伝えるだけ伝えてみよっか。
大和 「そうだね。キンジ、これは貸しじゃなくてお願いなんだけど、私とパートナーになってくれない?」
私のお願いにキンジは驚いた様子を見せるが、すぐに笑顔で答えてくれた。
キンジ 「パートナーかい?俺で良ければ構わないよ。それじゃあこれからよろしく、大和。」
大和 「ありがとう。これからよろしくね、キンジ♪」
私は満面の笑みを浮かべた。
ここからは先は随分と後に知ったんだけど、スイッチが切れてから暫くキンジは後悔と羞恥で自己嫌悪に走ったらしいよ。
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