1860年。
この年は、俺が作ってきた会社を紹介していこう。
60年代の状況は、また次にするから待っててくれ。
・英国造船工場851
自社唯一の債務がない会社。比較的歴史がある会社で、アイリッシュ海に面するサウスポート一帯を私有地にしている。最近は英国との貿易に先駆けて、日英合同石油会社・華北複合企業などと有益な取引をしている。そのためか英国の外務相から、輸出品に関する部品製造を自国会社に分配するようにお願いされている。
四国造船所・華北複合企業・福島軍産學複合体や日英合同石油会社とは、技術開発競争をしている。
それだけであって、建艦競争は行っておらず、競合は四国造船所のみである。
しかし重油タービン式戦艦建造のノウハウを使っての商売は、四国造船所しかいないので東西で戦艦需要への供給を分けている。そもそも今現在石炭やクジラの油が主流なので、
受注する船舶は限定されている模様。
歴史的文化価値のある船舶の造船も行えるので、観艦式のための建造依頼も受けている。
現在の敷地は初期の3倍に増加している。ほとんどが資材置き場。
・華北複合企業(酒/武器/薬/食料/船/生活用品等)851
経済的冊封体制をなすための発起点。義和団の乱まで待ちたかったが、
専横や横領ばかりで、遅々として計画が進まない。
そのため、政権奪取と帝の擁立と保護を目的として、華北軍閥として旗揚げしてもらう。もしも咸豊帝が、停戦を申し込んできたら太子密建への参政権を求めようと思う。
また太平天国の乱の混乱に乗じて、黄河周辺の豪族の土地を買収して会社の私有地にしている。
去る者は許さず来る者は拒まず、を行うことで会社私有地や領域内で思想や技術の封じ込めができる。
ただ……これの本当の目的は、労働増加とともにアヘン中毒者を減らす意味もある。
彼らには一発屋な中毒ではなく、酒や賭博囲碁といった継続的中毒者(消費者)になってもらいたい。
・城郭保全会社(修復建造・警備)8'50
江戸城の炎上や熊本城の崩落など、いろんな天災や年月による破壊を伝統技術で直してきた技術集団。そしてそれらの警備をする、警察のような役割を担っている侍集団。
保全のために、人材づくりの子育て支援や技術向上の学校建設、新たな建築方法を学ぶための海外派遣がある。
彼らの丁寧な玄人の働きにより、最近ではキリシタン大名により彼らの名が売れ、ドイツやフランスの古城の修復なども任されるようになった。警備のほうだと、その威容と異様さから海外より護衛の嘆願書が来る。
しかもフランスが企業連合に負けて、日本のド級戦艦を送った後その船の形を気に入ったものから、徐々にジャポニスムが世間を風靡していく。欧州の日本ブームが到来したとき、ドイツのイベントで一夜城を作ってしまったことで変に名前が広がったのが原因らしい。
今後は華北複合企業や支那文化叡尊委員会と協力して、さびれた文化遺産を修復することを目標にする。
・日英合同石油会社852
外見で言えば協力的だが、いつのまにか中身が日本の極道やヤクザ、英国マフィアであふれかえっていた。
会長としての地位は揺るいではいないので、好き勝手やらせている。
「組長!また、やつらが徴収に来やしたぜ!?」
「んなもん祝砲でお出迎えしてやれ。”ようこそ、そしてさようなら”ってな」
「さすがは組長!やってきやがります!」
「Hey,Boss.我等がシマに入ってきやした。如何しんぜよう」
「西のアメリカンマフィアか! ホエールウォッチングは、一つの楽しみ。
それを奪わせるわけにはいかん!」
「では?」
「船を出せ!白兵戦じゃ!」
「ククク、話の分かる熱い男だぜ……!」
とまあ、こんな感じでよくやってる。
これ、船長多いよな?同君連合な感じで、うまくやっているようだけれども……。
楽しそうだし、いいか。
もしも何かあれば、スマホか監査が感づくからなんとかなるはず。
・日本対外為替企業851
日々増加する株主と証券取引。英国ドル、銀元、日本圓、フランの株価が、支那対外為替企業と連動した数値のなか常に変動する。
日本圓の大判を手に入れたいと思う外国人を静止するため、国外には勘合切手や厳正な処罰で対処することになる。
・四国造船所853
競合が多い中、需要が一部に集中し供給場も少ないがため、堅実に自身の利益を稼いでいる。
しばらくの間戦略として石油使用船舶は国内需要の供給のみで、他は石炭を使った蒸気船を中心に供給する。
ガスタービン機関になったことで、冷却が水では心もとなくなってきた。
そこで電気の普及もあるので、液体の蒸発と凝縮、圧縮気体の断熱膨張、気体の脱着、ペルチェ効果を使って、冷却装置を作る予定だ。目途は1870年。
・四国電鉄853.
四国内すべての藩に、鉄道省なるものを作ってもらいインフラに関する統計やそれに合わせた施政を行えるようにする。
走っているのは蒸気機関車・電気機関車・釣り掛け電車・通常電車・貨物列車が走っている。
また1861年までには、試験的な大阪の堺と徳島を結ぶ地下鉄の開通と列車集中制御装置の導入を急ぐ。ほかにも蒸気機関車による列車公害対策や貨物列車の列車航送船を愛媛広島・香川岡山につなぐことを急務としている。
さらに電気の普及と電灯の開発により、列車信号と線路分離機・遮断機も連動とともに自動化させることが可能になった。
これらのインフラ整備は、すべての鉄道で1900年までには進めたい。ただ、ATSも1950年までには、つけさせてみたい。
・ダルヴァザ天然ガス会社854
ニヒリストが逃げてきて、ロシア帝国の帝国主義者らと対立することになる。社長は彼らの民主主義を好意的に受け止める。
また天然ガスやその過程で出てきた鉱石系を輸出するため、長距離の鉄道網を拡大している。
これがのちにシベリア鉄道の前身となってしまうのだ。
・支那文化叡尊委員会854
自立心たっぷり、愛国心たっぷりな老人から若者男女からなる史跡・歴史大好き人間で構成されている。
彼らに充てられた予算により、関羽廟や項羽廟、始皇帝墓地、後のライオンシティの修復などを随時行っている。
また失われそうな文献を、最新の印刷技術により復旧したり刷りなおしたりしている。
これらの関係か、護岸工事などで中国伝統建築家の育成が行われたり、城郭保全会社から人を呼んで足りない人手を埋めている。
・スエズ運河日埃英共同会社854
日英合同石油会社がスエズ運河の建設費や権利を、フランスから購入した。
そして地元民であるエジプト人と英国人と共に、協力して作り上げることになる。
・傭兵斡旋会社855
スイスが撤退しても、ロシアの敗残兵狩り・イタリア統一紛争などで主にインドから傭兵になりに来ている。
・華北複合企業朝鮮支部857
李氏朝鮮の評価は、世界レベルで汚いと酷評され糞の危険性も日本から通達された。
これにより華北複合企業の会社方針を踏まえて、地元の文化を破壊できるように清掃活動が行われ始める。
もちろん教育して、魂に刻み込ませるのだ。
・支那対外為替企業858
日本対外為替企業と最新の伝達技術で、株価レートを類似させている。
レートがおかしくなっても、もともと経済的冊封体制国家は内需特化なので、そこまで被害はない。被害があるのは、雇用者のみ。
・熱帯雨林保全委員会(林業会社)858
熱帯雨林の保全や保護のために、木々の管理や貴重な生物の保護を目的としている。また鉱脈や油田を、国家の認証を得て探している。結果は一部ぼかしてそれらが所属する国家に伝え、それらを発掘する権利を貰う。
ただ治安の関係で、傭兵を雇わなければならないのはつらいところ。
早めに石炭や鈴などで、儲けを出したいところ。
今ある現状では、ゴムやバナナの生産をするために、土壌開発をしている。
・南米鉱脈会社858
ボリビアの鈴や銅に目を付け始めたが、スペインがすでに目をつけていてそれらの発掘権利をどのようにしてかっさらうか思考中。熱帯雨林保全委員会が得た鉱脈や油田情報を貰い、発掘の権利を得て商売をするつもりだ。
発掘採掘の効率を上げるため、線路を引こうか悩んでいる。
・アジア圏機械部品製作会社858
チベット・日本・李氏朝鮮・ベトナム・モンゴル・新疆・トルキスタン。
上記の国家に、機械部品を拡散して作ってもらっている。
経済的冊封体制がなりたっているので、子会社であるかれらは土地の主である国家の財政を潤すことになる。
またこの会社で手に職をつけた者は、別の会社を立ち上げたり自身で違う新たな小物商品を作っていく。
これらのおかげで、上記の国家は緩やかにしかし確実に近代化していくことになる。
・華北複合企業特亜支部858
李氏朝鮮がカトリック系キリスト教徒を掃除している中、わが企業は社員やそこらの市民の意識改革や町の掃除をしている。
王はこれらに危機感を抱いているが、中国に朝貢しているのだから何も問題はない。
ただ金を持った市民が、本来の主である清から心が離れていっているのは確実だ。
それと国家宗教の仏教と儒教の反復幅跳びだが、華北複合企業が公布している『真・儒教』の方を定着させていく。
・宇宙開発研究所859
フランスやベルギーの植民地・南アフリカ全土の貴金属やダイアモンドを、無断で独占しわが企業に横流ししている。一応宇宙開発に必要な、ロケット開発もしているが遅々として進んでいない。
・三重自動車会社859
基本的な工業品を不況から立ち上がろうとしている米国から最安値で購入し、
製造機を購入してきた代物を使って手作業で作る。
基本構造は青写真で伝えたが、これからどうするのかは彼ら次第。
一応1879年までには、三重の自動車が販売に出されることを願っている。
さらに無茶ぶりというか、指標でとある目標を立てさせた。
それは最高時速は百キロ以上で定員は4人または2人で、100キロの荷物を運べ平坦な道を時速60キロで走った時の燃料消費量を1Lあたり30Km以上とし、大がかりな修理をせず10万Km以上走れる車で、価格を現代換算で100万以下に抑える為排気量は350cc~500ccにして車体重量は400キロ未満というもの。
さすがに無茶過ぎたのか、条件の緩和を要求されたが技術の成熟と前提条件を満たせた自動車に対して資金援助をすることで納得させることにした。
・福島軍産學複合体859
軍事産業・民需産業とそれらを支える学力を持つ労働者になる生徒を、解禁している最新の情報を技術を学習させて福島を中心とした関東地方の日本人の能力を飛躍させている。また戦争に敗北したフランスや国益で身の振り方を決めた英国の軍事顧問を呼んで、
日本帝国軍の前身でもある幕府陸軍や海軍を基礎から作ることになる。
・製糸工場857
蚕繭から作られた生糸を、外国または国内にむけて大量生産する工場。
安価な浴衣から高級な着物になる高品質なものを作っている。
おかげでこの藩の輸出額は、大変なことになっている。
またこの工場のおかげで、近代都市の病にさいなまれることになる。
さらに島津斉彬氏と薩摩土佐の貿易協定を結び、さらなる近代化を目指すことを発表した。
詳しくは後に語ろう。
・李氏朝鮮
国内が4つほどの党の暴走で、血で血を洗う政争が行われている。
衰える貨幣制度と資本主義に国民は不満を募らせているが、華北複合企業の朝鮮支部のある南部は、国よりも会社を信じるくらい満ち足りていて南北では貧乏と裕福の格差の広がり具合がバカにならない。
最近では新たな党派が増やされ、さらに政争が激しくなっている。もちろんその党派自体が、会社の息がかかった 朝鮮民族だ。