真•恋姫BASARAー甲斐の若虎と陽気な?忍   作:兔兎兎

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初投稿です、誤字脱字や駄文かも知れませんがよろしくお願いします。


外史三国

天下分け目の戦い、関ヶ原の戦いは東軍の勝利で幕を下ろした。東軍総大将徳川家康の手によって日ノ本は統一され人々は平穏な日々を過ごしていた。戦のない日々を、しかし、そんな平穏な日々に慣れない者も多数いた、そのうちの一人が甲斐の虎武田信玄に代わり甲斐の国を治める若虎真田幸村であった。

 

 

ところ変わって甲斐の国上田城、とある一室に二人の青年が懸命に筆を走らせていた。

 

 

「さ、佐助〜まだ書類整理とやらは終わらぬのか?」

 

 

「はいはい、後少しだからさ真田の大将ももう一踏ん張り頑張っておくれよ」

 

 

「ぬぅ〜、書類整理とは敵将を討ち取ることよりも難しいことだったとは•••この幸村書類整理とやらを甘く見ておった」

 

 

「大将〜口より手を動かしてよね〜この書類急ぎの物なんだからさ」

 

 

「くっ、槍を振るっていた頃が懐かしく感じてならないでごさる」

 

 

この会話をやり取りしているうちの一人が真田幸村である、根っからの武人である幸村はこの平穏に慣れていないようであった、戦が無くなり己の武を存分に振るうことが出来なくなり物たりさなを感じているようである。そんな幸村と共にいるのは真田忍隊隊長猿飛佐助である。普段はおちゃらけていたりするが忍としての腕は一流である、しかし、武田信玄と幸村の二人の無茶に付き合わされ苦労を掛けられたりしており、武田軍一の苦労人と言われている。

 

 

そして•••。

 

 

「お、終わったでござる。佐助、これで今日の分は終わりでござるか?」

 

 

「ああ、お疲れ大将。今日の分はこれで終いだよ」

 

 

佐助の言葉を聞き幸村が机に倒れる、根っからの武人である幸村には中々に堪えるものがあったようだ。佐助はそんな幸村をみて軽く苦笑い、幸村が甲斐を治めるようになってからよく見る光景になっていた。

 

 

しばらくすると動かなかった幸村が顔を上げる。

 

 

「佐助!!出るぞ!!ついて参れ!!」

 

 

「はいはい、わかってるよ大将。」

 

 

そい言うと幸村は一目散に部屋を飛び出る、佐助はそれをやれやれと首を振りながら幸村の後を追いかける。これも日常の風景となっている、武田信玄が病に伏し幸村も内政を行うようになったが慣れない内政を行いストレスや鬱憤が溜まるようになった。

 

 

そのストレスや鬱憤を晴らしていたのが戦であったが日ノ本が統一され戦が無くなり鬱憤などを晴らす捌け口がなくなり苦労したのは記憶に新しい。なので新たな捌け口を作る必要があった。それが野山を駆けることであった。

 

 

最初はそれで良いのかと不安であったが、これが以外と好感触で内政の後に幸村は野山を駆けるようになった。その時間が内政の書類整理より長いのは仕方ないことだろう。野山を駆けるとき幸村は決まって自身の武器の槍《朱羅》を持って行くのだ。幸村曰くこれがないと落ち着かないそうだ、因みに佐助も《甲賀手裏剣》を持っていく。佐助曰く念のためだそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うおおおおおおおぉぉぉぉぉおおおおお!!燃えろ!!我が槍!!我が魂!!」

 

 

「走ってるだけなんだからさそんなに叫ばなくても良いでしょうが、全くよ〜」

 

 

先を走るながら叫ぶ幸村に佐助がそうこぼす、本人には聞こえてはいないだろうが。

 

 

しばらく走り回ると開けた広場にでる、山を駆けるようになってから幸村と佐助はいつもこの広場で休憩をしている。

 

 

「ふー、真田の大将は相変わらずデタラメな体力だよね〜俺様もうヘトヘトだよ」

 

 

「何を言うか佐助、お主も汗を全くかいてはおらぬではないか」

 

 

「まぁ、俺様忍だしね忍には体力も必要なんだよね〜。親方様や大将よりかは劣るけどね」

 

 

「しかし、佐助は馬より速く走れるではないか。某には真似出来ぬことでごさる」

 

 

「そりゃ〜俺様忍だしね手に入れた情報は早く主に報告しないといけないからね。」

 

 

など、他愛もない会話を続ける二人。暫くして休憩を終えて再び走り出そうと立ち上がった幸村の視界にある物が映る。

 

 

「ぬ、あれは?」

 

 

「ん、どったの大将?」

 

 

幸村が何かを見つけそれに向かって歩き始める、佐助もそれにつられ幸村について行く。そして幸村が見つけた何かを拾い上げる、それは銅鏡であった。

 

 

「これは•••銅鏡だね」

 

 

「しかし、何故このような場所に?」

 

 

幸村は手にとった銅鏡を色々な角度に傾けながらその銅鏡を見ていた、佐助も幸村の様子をじっ、と見ていた。しかし、特に怪しい点は無く幸村は銅鏡の鏡の部位を自分に向ける。

 

 

そのときであった、銅鏡の鏡にヒビが入り鏡が砕けそこから眩い閃光が走ったのだ。

 

 

「!!こ、これは鏡に吸い込まれる!?」

 

 

「大将!!」

 

 

幸村の隣にいた佐助が慌てて幸村の手にある銅鏡を取ろうとする。しかし、次第に大きくなる閃光に幸村だけでなく佐助も飲み込まれて行く。

 

 

「う、うおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉ!?」

 

 

「くぅ!?」

 

 

光が収まるとそこには幸村も佐助も光を放っていた銅鏡もなくなっていた。その後行方不明になった二人の捜索が徳川、伊達、上杉の三軍で行われたが二人を発見することは出来なかった。しかし、そんな最中に武田軍から一つの報せが届く。甲斐の虎武田信玄が目を覚ましたという報せであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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