真•恋姫BASARAー甲斐の若虎と陽気な?忍   作:兔兎兎

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初の一騎打ちの戦闘シーン、上手く表現できるだろうか?

お気に入り登録数が百を突破しました!!ありがたいですね、駄文ですがこれからも応援のほどよろしくお願いします。


猛虎激突!!幸村対雪蓮

夜遅くに荊州南陽にある雪蓮の屋敷に到着した幸村と佐助は、冥琳に言われた部屋で休むこととなった。後日改めて個別に部屋を用意すると言われた。

 

 

そして翌日の朝幸村は一人訓練所にいた。

 

 

「ふっ、はっ、せい。はあぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

一人もくもくと槍を振るっていた、昨日の黄巾党との戦いで幾分か腕がなまっていたことに気付き。まだ日が昇って間もない頃に鍛錬を始めることにしたのだ。

 

 

しばらくするの朝日はすっかり昇りきって日の光が辺りを照らしていた、幸村は近くにあった段差に腰を降ろすと部屋にあった手拭いで汗を拭く。

 

 

「ふう。やはり腕がなまっておるな。」

 

 

平和になった日ノ本で武を奮う機会がなくなりすっかりなまってしまっていたようだ、体は動かしていたもののやはり戦いに関する腕はなまってしまうようだ。

 

 

(感を取り戻すにはやはりもっと実戦あるのみでごさろうか…、佐助に稽古の相手を頼むか?)

 

 

幸村が一人そんなことを考えていると。

 

 

「あら、早いのね幸村」

 

 

幸村は自分の名を呼んだ人物の方を向く、そこには雪蓮が立っていた。

 

 

「おお、雪蓮殿おはようごさる」

 

 

「おはよ、こんな朝早くから鍛錬だなんて幸村って真面目なのね。」

 

 

「いや、昨日の黄巾党との戦いで以前より腕がなまってしまっておりこうして早朝より鍛錬をしておったのでござる」

 

 

幸村の言葉に雪蓮は少し表情を固くして言った。

 

 

「あれだけの黄巾党を殆ど一人で蹴散らした人の台詞とは思えないわねそれ」

 

 

「いや、慢心なかれ日々精進でありまするぞ雪蓮殿」

 

 

「はあ、本当に貴方真面目ねぇ〜。息抜きとかしないの幸村は?」

 

 

「以前ならば合戦が終わり国に帰ると真っ先に甘味所に参っておりましたぞ」

 

 

幸村の言葉に雪蓮は少し意外そうな顔をした後笑顔になる。

 

 

「へぇー、幸村って甘いものが好きなのね。なんだが意外だわ。」

 

 

 

「?そうでごさろうか?」

 

 

「ええ。すっごく意外だわ♪男ってあんまり甘い物を食べるって印象がなかったからね」

 

 

そう言うと雪蓮は幸村の隣に腰掛ける、その時に雪蓮の髪が風に吹かれ揺れ甘い香りが幸村の鼻をつく。

 

 

「そういえば何故雪蓮殿は此方に?雪蓮殿も鍛錬でごさろうか?」

 

 

幸村の質問に雪蓮は首を横に振る。

 

 

「違うわ、朝起きた時なんとなく訓練所を覗いたら幸村がいたから話し掛けることにしたのよ」

 

 

「そうでごさったか、ならば雪蓮殿某の鍛錬を手伝ってはもらえないであろうか?」

 

 

「?いいけど何をするの?」

 

 

雪蓮の言葉を聞いた幸村は。

 

 

「某と一騎打ちの勝負をしてもらいたいのでござる」

 

 

幸村の申し出に雪蓮は目を見開くがすぐに笑みを浮かべた、やはり雪蓮も武人である。強気ものとの戦いは望むところなのであろうか?

 

 

かくしてここに幸村対雪蓮の戦いがきって落とされたのだ。

 

 

二人は距離を取り己の武器を構える、幸村は紅い二槍のやり朱羅を。雪蓮は南海覇王を構えお互いに相手を見据える。

 

 

「本気でいくわよ、って言っても貴方相手に手加減なんかしてられないけれど」

 

 

「では、始めましょうぞ。」

 

 

二人は腰を落とし一気に互いに駆け出しそして。

 

 

「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

 

「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

互いの刃がぶつかり合い火花が散った。

 

 

幸村が左の槍を突き出す、雪蓮はそれを回避すると南海覇王を下から切り上げる。幸村は右の槍でそれを防ぎ弾く。

 

 

態勢の崩れた雪蓮は弾かれた勢いでそのまま幸村と距離をとる、しかし。幸村は雪蓮が取った距離を一気に詰め寄ると両手の槍を横に振る。

 

 

雪蓮はそれを防ぐが勢いは殺せず後方に吹き飛ばされる、幸村は詰め寄った勢いをそのままに高く飛び上がる。

 

 

「おりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

「ちょ!!嘘?!」

 

 

高く飛び上がった幸村はそのまま雪蓮目掛けて槍を突き立てながら落下してくる、雪蓮はすぐさまその場から飛び退く。そしてそこに幸村が着地する。

 

 

槍が突き立てられた場所が盛大に凹む、轟音を響かせながら。

 

 

その光景を見た雪蓮の顔は青ざめる、槍の突き立てられた場所からみて自分に直撃はしない場所ではあったがもし自分が敵であっだと、思うと背筋が凍る雪蓮であった。

 

 

互いに仕切り直しするかのように構え直し脚に力を込めかけ出そうとしたその時であった。

 

 

「雪蓮、こんなところでなにをしている?」

 

 

雪蓮の後ろから威圧的な口調で冥琳がそこに立っていた、こめかみには青筋が浮かんでいた。そんな冥琳に幸村は唖然と見ており雪蓮は冷や汗をかいていた。

 

 

「め、冥琳。お、おはよう」

 

 

頬を引きつりながら挨拶をする雪蓮、しかしそんな雪蓮に容赦無く冥琳が言う。

 

 

「今日は昨日の報告書のまとめをすると伝えていた筈だが?」

 

 

「あっ、あはははは。ご、ごめんなさい」

 

 

「全く、そう言うのなら早く執務室に行って書類整理をしてもらいたいものだな」

 

 

「りょ、了解。それじゃ、幸村ごめんだけど私は行くわね。鍛錬頑張ってね〜」

 

 

そう言いながら雪蓮は去って行った、冥琳はその様子を見てため息を付くと幸村を見る。

 

 

「済まんな幸村、今後は雪蓮を見かけたら仕事のことを先に聞いておいてくれ。あいつは良く仕事をサボるのだ」

 

 

「そうなのでござるか?」

 

 

「ああ、だから今後は気を付けてくれ。幸村も鍛錬も良いがあまり場を荒らさないでくれよ」

 

 

そう言って冥琳は去って行った、そして幸村は訓練にやって来た呉の兵士たちに稽古を付けることにした。稽古を受けた呉の兵士たちが戦中に「熱血!!」と叫ぶようになるのも早いかも知らない。

 

 

 

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