真•恋姫BASARAー甲斐の若虎と陽気な?忍   作:兔兎兎

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新しい小説を書きました、そっちもこっちも頑張って更新していたいと思いますので応援の程よろしくお願いします。

感想なんかも書いてくれたらうれしいです。


幸村と雪蓮

ある昼下がり幸村は中庭を一人歩いていた、本来ならこの時間帯は兵の訓練を受け持っているのであるが冥琳より。

 

 

『最近のお前は働き過ぎだからな、今日は休め。黄蓋殿には私から伝えておく』

 

 

『あれ?俺様には休みは無いの?ここのところ俺様も頑張って書類手伝ってるんだけど?』

 

 

『わかっている、佐助も明日は休みだ。だからその分今日は頑張って貰うつもりだからな?』

 

 

『はははっ、やぶ蛇だったね……』

 

 

などのことがあり幸村は今日一日休みを貰ったのだ、ちなみに冥琳により書類の量を増やされた佐助は泣く泣くその書類の山を片付けている。

 

 

「しかしながらどの用に過ごせばよいのだろうか……」

 

 

訓練所では祭が兵の訓練を行っており修行ができないためどうしたものかと悩む幸村、すると。

 

 

「幸村〜。」

 

 

どこからとも無く幸村の名を呼ぶ声が聞こえる、辺りを見渡しそして見つける幸村の近くの木の枝に器用に座っている雪蓮がいた。

 

 

手に酒瓶と杯を持って。

 

 

「雪蓮殿、何故そのような所におるのでござるか?」

 

 

「たまには木の上でお酒が飲むのも悪くないなかっておもってね、だからこうして木の上でお酒を飲んでるのよ」

 

 

幸村の問い掛けに笑顔で答える雪蓮、しかし。

 

 

「雪蓮殿、つかぬ事を訪ねもうすが職務のほうはどうなされたのでござるか?この時間は執務室での仕事があったはずでござるが?」

 

 

「ぎくっ、そ、それなら終わったわよ。だからやることがないからこうして休憩をしているのよ!」

 

 

幸村の問い掛けにしどろもどろになりながら答える雪蓮、この様子を見てわかるかもしれないが雪蓮は見事に仕事をサボっている。

 

 

サボった上に真っ昼間から酒を飲んでいるところを冥琳に目撃されようものならどんな目に合うかわからない。

 

 

佐助もそうである、雪蓮のサボった仕事を冥琳と共に処理していくうちにこういったことに関しては容赦がなくなってきているのだ。

 

 

穏ならば上司権限で黙らす、祭ならば酒を餌に共犯関係にすることが出来る。だがいままで幸村と遭遇したことながなくどうやってやり過ごすかわからずとりあえず誤魔化すことにした。

 

 

しかし、自分で言うのもなんだが見え見えの嘘であることがまるわかりである。流石にこんな嘘に騙されるわけがないだろう。

 

 

「そうでござるか、なら邪魔をして申し訳ないでござる」

 

 

「えっ?」

 

 

予想だにしていなかった幸村の言葉に雪蓮は驚く、何を隠そうこの幸村は普通ならば気付くことに気付くことができなかったりするのだ。

 

 

かつて戦国乱世でも今川義元の偽物と本物が見分けられなかったり、親方様である武田信玄と佐助が変装。というよりか唯お面を付けただけで気付かなかった程である。

 

 

そんな幸村だからこそ雪蓮のあのような嘘にも騙されてしまうわけである。

 

 

「しかし、雪蓮殿は流石でござるな。あれ程の書類をたった一人でこの短い時間でこなすとは……」

 

 

「ま、まぁね。慣れればたいしたことないわよ」

 

 

実際は半分も終わっていないが。

 

 

「やはり君主たるものそれぐらい出来ねばならぬのでござろうか?某も少しは書類整理を手伝った方がよいのだろうか?」

 

 

「そ、そうね……それがいいんじゃないのかしら?」

 

 

いつも冥琳に手伝ってもらっている。

 

 

「やはり某も雪蓮殿の様にできねばならぬか!!今日はそれについて学ばねば!!かたじけないでござる雪蓮殿、某になにが必要かわかったでごさる!!」

 

 

「え、ええ……」

 

 

「確か穏殿も今日は休みだったはず!!では雪蓮殿某は失礼致す!!」

 

 

幸村はそう言って駆け出す、何度も雪蓮に礼を言いながら。

 

 

そして残された雪蓮は。

 

 

「……執務室に戻りますか。」

 

 

この日を境に雪蓮が真面目に書類整理や内政についての仕事やるようになったのであった。

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