甲斐の国、武田軍武田信玄の屋敷にて病より復活した武田信玄、越後の軍神上杉謙信、そしてその矛と剣。前田慶次とかすが。
更には奥州筆頭、幸村の宿敵独眼竜伊達政宗と。その右目である片倉小十郎。そして天下統一を成し遂げたもう一人の虎の弟子徳川家康もがそこにいた。
信玄の屋敷に東北随一の軍勢が揃い踏みであった、何故これほどの人物たちがここに集っているのは行方不明になっている真田幸村と猿飛佐助のことについてであった。
「西の捜索は島津殿、立花殿、元親に鶴姫殿に金吾。そして孫市殿が捜索している」
「東は俺たちと前田に北条のおっさんたちかhun〜」
「ですが、これだけのだいきぼなそうさくもうをひきながらもかいのわこはみつかりませんか」
「でもさ、忍も一緒だったんだろ?大丈夫なんじゃないの?」
「そうだな、佐助はああ見えて頭が切れるからな。」
「ほう、普段毛嫌いしている割には認めてはいるんだな」
「か、勘互いするな!!認めているのは忍の腕だけであって佐助自身は認めてはいないからな!!」
心配しているのかしていないのかわからない内容である、そこにいる誰しもがあの二人なら大丈夫だと信じているのであろうか?
そんな中廊下から慌ただしい足音が響く、その足音は信玄たちがいる部屋の屏風の前で鳴り止むと。
「お、親方様!!侵入者でございます!!」
「落ち着かんか、して•••侵入者の数は」
信玄は慌てる部下を宥める。そして部下が報告する。
「侵入者は一人ですが•••見た目がこの世のものとは思えぬ程き、気持ち悪く。目線があっただけで屈強な武田の強者たちが倒れていきました」
そんな報告に少し表情を固くする信玄たち、見た目が気持ち悪く、目線があうだけで人が倒れる。その侵入者は誠に人なのであろうか?
そんな中一人が立ち上がる。
「Ha!!何処の馬の骨か知らねぇが運が悪かったな。二匹の虎と龍と軍神がいるところに来ちまったんだからな。行くぞ小十郎」
「はっ!!この小十郎お供いたします」
そう言って政宗と小十郎は部屋を後にする、それを見た上杉の風来坊こと慶次は。
「おっ、なんだか楽しそうだね。俺も混ざりに行こうかなっと」
慶次は一目散に駆け出して行った、謙信はそれに少し微笑むとかすがに命じる。
「かすが、けいじのたずなをにぎってください。はしゃぎすぎないように」
「はい!謙信様!!かすが謙信様の為に」
かすがもあっという間に部屋を後にする。
部屋に残った三人は頬を緩め少し笑うのであった。
「おい、小十郎」
「はっ•••」
「ありゃなんだ?」
「失礼ながらこの小十郎にもわかりませぬ」
「なぁ、かすがちゃん俺帰っていい?見てて気持ち悪くなってきたよ。あれ」
「弱気を吐くな!!私だって謙信様のご命令とはいえ後悔してるんだ」
四人の目線の先には侵入者であろう人物がそこにいた。
「いいわん〜、いい男ばかりで思わず濡れてきちゃうわ〜」
下着姿に体つきがゴツく筋骨粒々の男が体をくねらせながらそんな台詞を言っているのだから。
「どうする小十郎?」
「やはり切り捨てるべきかと」
「うわ〜、絶対今晩夢に出てくるってあれ。なんだか憂鬱だな〜」
「煩い!!あんな見るに耐えない奴を謙信様に会わせる訳にはいかないんだ、お前も少しは耐えてみせろ!!」
あの侵入者。もとい不審者をどうするか話す四人。しかし、そうこうしているうちに不審者が四人に気がつく。
「あら〜ん!!いい男の子が三人も居るわ〜。それもとびっきりの!!好みだわ〜三人とも」
その不審者の台詞を聞いて三人は即座に反応する。
「おし、小十郎跡形も無く消し去るぞ準備はいいな小十郎」
「はっ!!肉片一つも残しは致しませぬ!!」
「なんか、物凄い寒気を感じたよ。利と格好はあんまり変わんないのになんでこんなに差があるのかね?」
身の危険を察知した三人に、不審者もとい変質者は慌て取り繕う。
「ちょっと、待ちなさいよ〜私はあなた達にお話があって来ただけなのよ!」
「話だと?」
かすがの言葉に変質者が頷く。
「そうなのよ〜、わたしは〜」
次の変質者の台詞に四人は押し黙る。
「貴方達が探している真田幸村と猿飛佐助のことについてお話しに来たのよ〜」
貂蟬を書くのが難しい。こんなもので大丈夫かな?