「ってな訳でこれが俺様達が置かれてる状況なんだけど?」
佐助の口から語られたことに呉の武将たちは言葉を無くしていた、それもそのはずである。佐助の言っていることはとても信じれない内容であったからである。ちなみに余談ではあるが幸村が呉の武将たちの服装を見て破廉恥なり!!と叫んだ。
自分たちはこの大陸どころかこの時代より先の未来から来たと言うのだから、とてもではないが信じることは出来ない内容である。
しかし、そんな中陸遜が何か思い出したかの様に声を出す。
「あぁ〜、そういえば?雪蓮様〜冥琳様〜このような噂ばなしが巷で話題になっているんですよ〜?」
「噂?」
孫策が陸遜の話に耳を傾ける。
「はい〜、天より飛来せし紅き虎と黒き猿。その二匹混乱せし地の乱世を収め世に大安をもたらさん」
「って言う噂が大陸中に広がってるんですよ〜。これってもしかしてお二人のことなのではないのでしょうか?」
陸遜の言葉に孫策、周瑜。黄蓋が二人を見る、幸村たちの話を聞いた限りでは幸村は元の国では若虎と呼ばれていたそうだし、佐助は名前に猿とある。
あながち間違ってはいないのではなと孫策は思い始める、周瑜と黄蓋はまだ悩んでいた。陸遜の言葉を鵜呑みにするか否か。
どちらにしても天の御遣いだろうがそうでなかろうがこれほどの武を持った者を手放すことは出来ないであろう。
しかし、もし本当にこの二人が天の御遣いならばその武とその血を呉に組入れれば…。
「冥琳、とりあえずこの二人は呉に力を貸してくれるって言ってるわけなんだし天の御遣いかどうかは置いて置いて仲間にするのは賛成でしょ?」
孫策の言葉に周瑜は苦笑しながら答える。
「そうね、幸村は真っ直ぐで曇りのない目をしている。こういった者は嘘や裏切りといったことはせぬだろう」
「じゃが、逆に佐助は何を考えておるのかはわからんの。上手く自分の本心を隠しておるように見えるの」
周瑜と黄蓋の評価を聞き幸村は強く頷き、佐助は肩を竦める。
「まあ、これから仲間として一緒にやっていくんだしまずはちゃんと自己紹介しないといけないわね」
「そうでごさるな、ならば某らから」
幸村がそう言い自己紹介を始める。
「某は真田幸村。敬愛する人物は親方様なり!!未熟者ではあるがよろしくお頼みもうす」
「俺様は猿飛佐助。まあ、主な仕事は敵地に侵入して情報収集とかだよ、あっ、できれば給料は奮発してくれると嬉しいね」
「幸村に佐助ね改めてよろしく、それじゃあ今度はこっちの紹介ね」
「わたしは孫策、性が孫、名が策、字は伯符、真名が雪蓮よ」
「?、孫策どの真名とは?」
幸村は聞き慣れない言葉に首を傾げる、それに孫策は。
「真名はね、自分が認めた者や信頼する者にしか教えない神聖な名前よ。二人は信頼できると思うから私の真名を教えるわ」
雪蓮の言葉に幸村は頷く。
「ならば次は儂かの?我が名は黄蓋、字は公覆。真名は祭じゃ」
「次は私だな。名は周瑜。字は公謹、真名は冥琳。幸村に佐助よ期待しているぞ。それから佐助給料を奮発してほしくば結果を残すのだな。」
「うは〜、いきなり厳しいお言葉だこと」
冥琳の言葉に肩を落とす佐助であった。
「最後はわたしですねぇ〜、性は陸、名は遜、字は伯言。真名は穏です。よろしくお願いしますね〜。」
全員の自己紹介が終わり少し会話があった後今日はこれにて解散になった、そして次の日村に数百の兵を置いて幸村たちは雪蓮たちの居城へと向かい村を後にした。
いまここに戦国の英雄甲斐の若虎真田幸村と猿飛佐助が新たな戦に身を投じて行くこととなる。
ところ変わり一つの村である出来事が起きていた。
「た、た、たすけ…ぎゃぁぁぁぁぁがぁ!!」
「く、来るな!!来るな化物!!うわぁぁぁぁがー!!」
この村に居座っていた黄巾党たちが何者かの襲撃を受けていた、ある者は首を跳ねられ。またある者は四肢の一部が切り飛ばされたりそこに転がる黄巾党の遺体は無残なものばかりであった。
そんな中一人生き残りの黄巾党がいた、彼は自分たちを殺した人物がうわごとの様にあることをずっと呟いていたそうだ。
その言葉とは「家康は…何処だ…」だったそうだ。
ようやく幸村と佐助と恋姫キャラとの絡みが書ける。
作者的には反董卓連合あたりで幸村と蜀のキャラとの絡みも書きたいなと考えております。