プロローグっぽいもの
織斑家の朝は早い
現在姉が何故か居ない今、兄である自身が早く起きなければ……そんな思いで俺、
「一夏、起きろ。もう7時だ」
「んん……むにゃ…ん……………おはよ、千秋兄…」
「おはよう……」
モゾモゾと布団から出て、ベッドを降りる一夏
「お前今日は受験だろ。9時までだろ?準備は出来てるのか?」
「できてる……とりあえず水浴び──」
『!』
一夏がそこまで言いかけると部屋に小型の龍が水の入ったバケツを加えてやって来て、一夏の頭に掛ける
「つっめてぇ!?うわっ!服が、床がーッ!」
「あーあー床がビシャビシャだぁ、一夏、
「わーってるよ!!クローズドラゴン、おいバカやめろ!」
一夏がピョンピョン跳ねながらクローズドラゴンを押さえ付け、それ以上水をぶっかけるのを阻止した一夏は床を拭いている俺に一言「すまん」と言いトースターを2枚焼く
「床、拭き終わったぞ」
「悪ぃ千秋兄!」
慌ただしく朝食を取る一夏を他所に俺は静かに朝食を取る、ひとつ上の俺は一夏が受験する高校の生徒なので今日は休みなのだ
「
「パン飲み込んでから行けや」
「ゴクンッ、行ってきます!」
「おう、いってらー」
俺は牛乳を注ぎ、自室の戸を開ける
「さて、と……」
自室に入ると2つの机が置いてある
1つは滅多に使わない学習用の机、もう1つの机には数多くのボトルとバックルが置いてある
「コイツの解析をしないと先には進まない、か……」
我が家の両親は蒸発しており、その際に残されたのはこの家としばらくは生きていけるだけの財産と不明なボトルとバックル、そして俺は姉──
……とはいえ俺がしているのは篠ノ之束サンが解析したものを資料に纏めているだけだが
そしてその資料を参考に解析を続けていると一夏からスマホの無料通話アプリにメッセージが来た
[迷った]
……まあ複雑だもんな、ウチの構造
【今どこだ?】
[ワカンネェ]
【とりあえず近くの部屋に入れ、教員居たらその人に聞け】
[わかった]
【受験頑張れよ】
[おう]
そして暫くメッセージが来なかった……と、思ったらメッセージが来た
なになに……
[IS起動しちまった]
……はぁ?