イーリス聖王国の魔道士がオラリオに来るのは違っているだろうか? 作:カルビン8
「フレイヤ様がお気に召されたあの男とアレンが接触しました」
「あら、それでどうなったの?」
「戦闘となりアレンの動きを封じて、その場を去ったようです」
「そう、オッタルとあの子が戦ったらいったいどちらが勝つのかしら?戦える機会があるといいわね」
「はい」
ロキさんから改宗するよう言われたのを断ってから数日後の午前中
「よし、今日の講義はここまでだ」
オレはリヴェリアさんのダンジョンについての講義を受けていた。
「私の講義にちゃんと付いて来られるのは珍しいぞ」
「確かに厳しいですけどわかりやすいですし、事前に予習すればちゃんと理解できますよ」
「その通りだな、ハア、ウチの団員たちもお前のように勉強してくれたら・・・」
そう言って溜息をつくリヴェリアさん(ママン)、この人も苦労してるなぁ。
「でも一度講義を受けているんでしょう?」
「ああ、でもちゃんと覚えているかどうか怪しい・・・ちょうどいい機会だ。この際全員講義を受けさせるか・・・」
この後この事聞いた団員達は絶望するだろうな、オレのせいで済まない・・・おや?向こうから4人組の女の子達がやってきた。
「あ、リヴェリアとシエンだー!ねぇねぇ、勉強終わったんならダンジョンに行こうよ!」
「ティオナか、もう少しでお昼になるからダンジョン探索は食事の後にしような」
今話しかけてきた子はアマゾネスのティオナ、元気いっぱいの子だ。見ているだけでこちらも元気になれる、そんな子だ。
「そうよ、ティオナ。団長にお昼ご飯を作ってあげないといけないんだから」
そう言ったのはティオナと双子の姉のティオネ、どうやら団長のフィンさんにゾッコンらしい、団長のフィンさんはなんと少年のような顔をして40代のおじさんらしい。
けどオレは幼い見た目で1000年以上生きたやつ知ってるからそんなに驚かなかった。
「こ、こんにちは」
アイズの後ろに隠れてビクビクしながら挨拶してきたのは、エルフのレフィーヤ。エルフにしては喜怒哀楽がわかりやすい珍しい子なんだとか。怯えているのはオレの戦い方を見て怖くなったんだそうだ、これが当たり前だよなぁ。
「シエン・・・お昼まで時間がある・・・戦お?」
そして戦いを仕掛けてくる、アイズ。
「魔法の修行したいからまたにしてくれ・・・」
冗談じゃない!あんな戦いばかりじゃ疲れるわ!!
「シエン、魔法の修行とは何だ?」
「オレの使っている魔法の調整と試したいことがあるんですよ」
【ミラーバリア】は形を変えることが出来る、どれくらいまで変えられるのか、それをするためにどれだけ精神力が必要になるのか、これは絶対確認しておきたい。
「・・・でも、透明で見えないよ・・・?」
「アイズ、魔法は目で見るんじゃない、感じるんだ。もともと、目に見えない精神力を使っているんだ、なんとなくはわかるはずだぞ」
「シエン、どんな事をするのか見ていいか?」
「いいですよ、それじゃこの4人にはオレの魔法の中で探索してもらおうか」
「「「「魔法の中を探索?」」」」
「出来るかどうかわからないけどやってみよう、下着が見えないような服装と敷物を用意しようか」
オレの考えている物が出来たらかなり面白ことになりそうだ。
準備を終わらせ、訓練場に来た。では早速、
「【ミラーバリア】!!」
そして、精神力を消費しさらに大きく、長くし複雑化する。そうしたら透明迷路の完成だ。
精神力の節約するために、バリアの厚みはそこそこにしてある。維持するのも大変だからな。
「何にもないよ?」
「何にも見えないわね」
「・・・なにかあるのはわかる」
「こんな事できるんですか・・・」
「凄まじいなこれは・・・」
バリアは具体的に言うと幅150センチ高さ200センチのトンネルだ。
だからバリアの上に乗ることが出来るが透明の為下から上を見ると下着が丸見えになってしまうから、着替えてもらったんだけど・・・着替えてない人もいる・・
「君たち冒険者は透明の不思議な迷路に出くわした。この迷路に挑戦しても良いし、しなくてもいい、さぁ、どうする?」
「挑戦する!!いっくぞ〜!!」
「ティオナさん!そこ入り口じゃないです!」
「へ?(ゴツン)いったーい!」
「なにやってんのよ・・・」
「・・・こっち」
そうして4人は透明迷路に入っていった。さて、オレは上から見下ろすとするか、
「【ミラーバリア】!!」
そう言って階段の形をしたバリアを作り、その先に平らなバリアを作る。
オレは透明な階段を登り、平らなバリアの上に敷物をひき、その上に座る。さて、誰が最初に出られるかな?
「とんでもないものを作るな、お前は」
「そう言って平然と登ってくるリヴェリアさんもとんでもないと思いますよ?」
リヴェリアさんもどうやらどこに足場があるのかわかるようだ。そして、敷物の上に座る。
「なかなか意地悪な迷路だな、しばらくは一本道、その先は四つの分かれ道で全員を分断、それぞれにゴールはなくすべて行き止まりとはな」
「行き止まりに着いてからが本番ですよ」
行き止まりの天井には人一人が通れる穴が空いているのだ。そこから出て歩いていくとゴールだ。風とか吹いてるとわかりやすいが、どうなるかな?
おや?ティオネの様子が?
「なんだこのクソ壁はァァァ!!」
おめでとう!ティオネはバーサーカーティオネに進化した!!
って呑気にしてる場合じゃない!ティオネはキレて近くにあったバリアを殴る、蹴る。しかしバリアは傷一つ付かない・・・
おいおい、血が出てんぞ・・・こりゃ不味いな。
「シエン!」
「分かってますよって、ティオネ!それ以上はダメだ!退場!!」
そう言って蹴っていたバリアを消滅させ、迷路から出るように言うが、ティオネは出て来ずにまた別のバリアに攻撃し始める。
マジかいな・・・しょうがないな、リブローの杖(遠距離回復魔法)を使うか・・・ほいっと、
ティオネの周りに聖なる光が現れ包み込み、傷を癒していく・・・
「なんだ?このクソ光は・・・」
聖なる光をクソ呼ばわりするティオネの姉御・・・マジパネェっす。
「リヴェリアとシエンか、どうして宙に浮いているんだい?」
「それはですね「団長〜!」え?」
フィンさんが現れると今まで暴れまわっていたのが嘘だったかのように大人しくなった。そして、バリアを正確に避けてフィンさんに近づいて来る。
は、速い!?バリアを感じているのか!?
そしてあっという間にフィンさんの隣に着いた・・・嘘だろ・・・
「ティオネ、アイズ達となにをやっていたんだい?」
「シエンの作った透明迷路を歩いていました!」
「そうか、透明の迷路なのにどうして僕の所に簡単にたどり着けたのかな?」
「団長の匂いを嗅ぎつけてきました!!」
「・・・そうか、それはすごいね・・・」
うん、オレもすごいと思う・・・でも怖いよ・・・
「そっか!!ティオネみたいに壁を攻撃して壊して脱出すれば良いんだ!!」
「・・・確かに」
「あ、アイズさんにティオナさん!?ちゃんと攻略しましょうよ!」
そう言って壁を攻撃し始める二人・・・レフィーヤはそんな二人を見てオロオロしている。
あーもう、めちゃくちゃだよ・・・リヴェリアさん頭抱えてるし・・・
「あ、フィンさん、そこ階段になってるんで気をつけてください」
「僕にはよく分からないけど階段があるんだね?」
そう言ってオレ達のところまでやって来て敷物の上に座る。
「透明迷路を作るか、それはすごいね、でもなんのために?」
「オレの魔法の訓練とアイズ達に魔法の感覚を掴んでもらおうとしているんですが」
「その結果がこれかい・・・」
「は、はい・・・で、でも始めたばっかりなんで!いきなりできたりなんてしないですよ!」
「そうかもしれないけど、壊して進もうとするなんて・・・」
「・・・・・」
あ、リヴェリアさんが立ち上がって階段を降り、迷路に入って行く・・・そしてアイズとティオナとレフィーヤを連れて出てきた。
オレには分かる・・・リヴェリアさんの魔力が揺らめいている、荒ぶっている!めちゃくちゃ怒ってる!!
「お前達4人は、後でこの迷路を攻略するための反省会をしてもらう」
「えー!メンドk」
「私も反省会に参加する、いいな?」
「「「「ハイ・・・」」」」
「フィンさん」
「なんだい?」
「面倒見のいいお母さんですね・・・」
「だよね」
オレはこの回で夜まで話を進めるはずだったのに迷路で遊んでいたら3000字いっていた・・・
レフィーヤ・ウィリディス
12歳 エルフL v.2
将来リヴェリアの後継者として期待されているエルフの女の子。シエンが来たことで学問をリヴェリアが担当し、実戦をシエンが担当してレフィーヤを鍛えることになった。それにより原作開始時より【魔力】が高くなっている。また、シエンの鍛錬のおかげで魔法に対する感覚が鋭くなっている。
アレンが現れた!!
【ミラーバリア】!シエンの周りにバリアが現れる
アレンの攻撃、ミス!シエンにダメージを与えられない!
【ミラーバリア】!アレンの周りにバリアが現れる、出られない!
シエンは逃げ出した!!
シエンを倒せたらたくさん経験値得られそうだな・・・
あれ?こいつ、は◯れメタルじゃね?