イーリス聖王国の魔道士がオラリオに来るのは違っているだろうか? 作:カルビン8
外伝6巻読んでわかった事
ゼウス、神威を隠せることが判明、神である事を隠すことが出来る
・・・・やっちまったぁ
オラリオに到着してヘルメスファミリアにリリと一緒に行く事した。
「オラリオはやっぱり賑やかですね」
「そうだな、田舎は静かでいいけど娯楽は少ないし不便だからこっちの方がいいな(安全ではないが)」
そんな風に喋りながらヘルメスファミリアに向かって歩いていると周りの人達が
「おい、あの黒マントと小人族って確か」
「ああ、そうだ9ヶ月前くらいに話題になってた奴らだ。オラリオに来たのか、また騒がしくなるぞ」
「
いろんな人達が盛り上がっていた。思わずため息が・・・
「・・・なあ、リリ」
「・・・なんですか?」
「帰ろっか?」
「リリも帰りたいですがそうもいかないでしょう」
「そうだな、さっさと金を返してまた田舎で生活でもするか・・・」
「無理だと思いますけど・・・」
そんな話をしていたらヘルメスファミリアに着いた。アスフィのところへ行き泊まる許可をもらわないとな。
「よ、久しぶりアスフィ。」
「お久しぶりです。アスフィ様」
「お久しぶりです。2人とも元気そうでなによりです。」
「アスフィは・・・元気そうじゃ、なさそうだな・・・」
アスフィに挨拶しにいったら目の下に酷いクマがあるアスフィがいた。
「泊まりの件ですね。構いませんよ。好きにつかってください」
「それはありがたいけど。なあアスフィ、オレに出来る範囲でなら仕事手伝うけど何かないか?」
「リリも手伝います!」
タダで泊まるわけにはいかないし、今のアスフィは見てられないしね。せっかくの美人さんが台無しだ。
「二人共・・・有難うございます。では二人には都市外に荷物の配達、あとダンジョンでこのメモに書いてある素材を取って来てくれませんか?」
「了解、荷物の配達はオレに任せてくれ、速攻で終わらせる。リリはダンジョン上層で素材集めを頼むよ。精神枯渇になっても助けてくれる人はいない、気を抜くなよ。」
「はい!」
リリは前より強くなったので冒険者としてソロでダンジョン探索だ。今まで勝てなかったモンスターに勝てるようになって浮かれないように注意しておく。
モンスター「精神枯渇して倒れていたのでムシャムシャしてやった、後悔はしていない」
なんてことになったら大変だ。気をつけてくれよホント・・・
リリはダンジョンに行き、オレは配達する荷物を預かる。
「シエン、これらの荷物の配達をお願いします。かなり遠い所に届ける荷物もあるので無理しないでくださいね?」
「場所さえ分かれば問題ないって、旅感覚で行ってくるよ。それとアスフィは寝ろよ」
オレは地図を貰いオラリオから旅立つ。さてこの世界にはどんな国があるんだろうか、楽しみだ。
「なあ、アスフィ〜、シエンに配達を依頼してよかったのか?」
シエンが旅立った後に犬人のルルネ・ルーイがアスフィに話しかける
「彼なら配達の依頼を達成できるでしょう、何か問題でも?」
「いやさ、確か配達する場所に男性進入禁止のテルスキュラがなかったか?」
「・・・・・ありましたね」
アスフィは【万能者】らしくないミスをした。でも仕方のないことだ。疲労に睡眠不足、ミスをしてもおかしくはない。今頃シエンは大空を飛び回っているだろう。速攻で終わらせると言っていたからにはとんでもない速さで移動しているはずだ、追いつけるはずがない。
「(ごめんなさいシエン・・・戻ってきた時私に出来る範囲でお礼をしますから)」
アスフィはシエンの無事を祈ることしか出来なかった。
ダンジョン上層
リリルカ・アーデ
迫って来るモンスター達、以前のリリなら逃げの一択だったでしょうね。
けど今は違う!以前使っていたバッグパックより小さめの方に入っている【魔道書】に【精神力】を流して光らせて放つ!
「【エルサンダー】!」
「ギィギァァァ!!?」
群れをなしていたモンスターを一網打尽!スッキリ爽快ですね。シエン様の指導を受けたのです。こんなモンスターに戦闘でやられません。
上層で群れにあった時は【エルサンダー】ではなく【ウインド】で充分ですね。
それにしても魔法名を言ってしまう癖はなかなか抜けませんね。シエン様は
『魔道書の光る色でどの系統の【魔法】を使うかバレるが出来るだけ魔法名は言わないようにな。ま、オレも気合を入れて放つ時は思わず言ってしまう事もあるがな。』
と言われました。
もともと【魔法】は詠唱するもの。それがこんなに素早く使え、強力な【魔法】だなんて反則もいいところですね。まあ魔道書を持ってないと使えませんが。そこは注意しておかないと・・・
「あ、これは」
素材を発見です。でもこれらで一体何が出来るのでしょうか?アスフィ様の考えていることは分かりません。
またダンジョンの壁から新しいモンスターが現れ始めましたね。
余計な事は考えないで今は上層で素材集めて無事に帰らなくては。
「イィィヤァホォォォ!!」
配達を始め数日後、現在オレは【ギガウインド】を発動しながら世界中を飛び回っている。大声で叫んでいても誰も気付かないしたまにはこういうストレス解消も良いもんだ。
荷物もこれがラスト!えーと?テルスキュラだっけか?ずっと東南にある海と断崖絶壁に囲まれた陸の孤島らしい。
お?見えてきたな、そろそろ漆黒兜を被るか姿をバレたら面倒だ。にしてもあっついなぁ、日差しが出ている中、海の上を長いこと移動しているから日焼けしてしまったよ。
なんだ?闘技場があるな・・・誰が戦っているのかな。
オレは上空からみるとそこには大勢のアマゾネス達が戦いを見ていて興奮し雄叫びをあげていた
砂色の髪をしたアマゾネスが相手アマゾネスの急所に一撃を食らわせると相手は動かなくなり死んだ・・・
オイオイオイ、アマゾネス同士で殺し合いかよ・・・事情はわからないがやべえな。
俺らの国々の方がもっとやべえがな・・・ん?生き残った方のアマゾネスがこっちを見ているな?見えないはずなんだけどそれなりにやるのか、取り敢えず出直しだな、逃げよ。
オレは一時撤退することにした。
「・・・・・」
砂色の髪のセミロングのアマゾネス、バーチェ・カリフは先程何者かの視線を感じ空を見るが何もいなかった。しかし確かにいた・・・雄が。
神の恩恵により強化された嗅覚が確実にシエンの匂いを捉えていた。姿は見えなかったが確実にいた事はわかるし強者だとなんとなくカンでわかった。カンが違ったとしていても最近は種の繁栄の道具である雄のストックも減ってきているので捉える事は確実だ。
久しぶりに手応えのある相手と戦えるかもしれないと黒い紗幕で隠れた口元に笑みを浮かべた。
ひとまず主神であるカーリーと姉であるアルガナ・クリフに報告だ。
オレは孤島の端付近に降りた。なにやら寒気がするがひとまず依頼の確認だ。
『神カーリーに荷物を渡す』
・・・楽勝じゃねぇか!街の人にこの神のことを聞いて本人に渡す。
あれ?街ってあったっけ?・・・・・無かったわ(絶望)
しばらく悩んでいるとなにやら闘技場がある方向から砂煙が巻き上がっているのが見える。目を凝らして見るとアマゾネス達がこちらに向かって走ってくるではないか!?オレはすぐさま空に飛び上がる。
「ここら辺だ!雄の匂いがする!確実に捕らえろ!」
「了解!姿の見えない雄だなんていったいどんな奴だろう」
「捕らえろ!捕らえろ!捕らえろ!」
姿が見えないのに何故居場所がわかったんだ?
バレるとしたら探知能力に長けた奴がいるのかそれともティオネのように匂いを嗅ぎつけてきたか。アマゾネス達は共通語ではない言葉で喋っている。これでは会話が出来ない、街以前の問題だったわ。こりゃ直接神を訪ねるしかないな。世界中の人が共通語を使うもんだと思ってたけどここはそうではないようだ。考えが甘すぎたわ。
他に手段はないし、相手を傷付けずに堂々と行くか。
みんな、オレは熱中症にはかからねぇからよォ・・・だからみんなも熱中症になって倒れるんじゃねぇぞ・・・