イーリス聖王国の魔道士がオラリオに来るのは違っているだろうか?   作:カルビン8

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あ、そうだ(唐突)シエン達がギムレーを討伐したターン数は1ターンでした。
早くしないと大陸壊れちゃーーう。



優男と苦労人

オレに恩恵を刻んでフリーズしているじいさんに話しかける。

 

「なあ、能力全部0になってるけど弱くなったって事か?」

 

「・・・・ハッ!!い、いや、そうではない、ステイタスはこれから刻んでいくもの、つまり素の能力+α(ステイタス)になるんじゃ、しかし素の能力も【封印】の影響で弱体化しているようだな、【封印】の影響でまだ出てないスキルがあるなんてどうなっとるんじゃ本当に・・・」

 

「オレも生きるために頑張ったからな」

 

「なんてやつじゃ、まあいい今日はもう遅いそろそろ寝た方がいい」

 

「おう、お休み」

 

「うむ、お休み(こりゃヘルメスと相談せねばな、田舎に置いておくには勿体なさすぎる、一度こっちに来てもらうか、シエンに会いたいかもしれないしな)」

 

「そうだ、シエンよ何か欲しいものはないか?」

 

「欲しい物?そうだなぁ、魔道書を書きたいからそれに必要な物が欲しいな。あと、水晶や魔法石、杖かな。」

 

「さらっと恐ろしい事を言うなお前は・・・」

 

「そうか?魔道書が無いとオレは戦えないから絶対必要なんだけど」

 

ルフレからもらった特製のトロンだけではあまりにも不安だ。せめて移動手段としてでも使うことのできる、風魔法(ウインド)の魔道書は作っておきたい。

 

「・・・どうやら、ワシの知っている魔導書(グリモア)とシエンの魔道書(まどうしょ)は全然違うみたいじゃの」

 

「そうみたいだな、それよりじいさん、買い物にでも行くのか?護衛しようか?」

 

オレはこの村の外のことは全然知らないが、じいさん一人だけで買い物に出かけるのは危険だからやめておいたほうがいいと思うけど。

 

「問題ない、知り合いに頼んで持ってきてもらうからな。楽しみに待っているといい。」

 

「そっか、じゃあ楽しみに待っておくよ。」

 

そうしてオレは自分の部屋に戻り眠りについた。

 

 

 

ヘルメス・ファミリア  ホーム  

アスフィ・アル・アンドロメダ

 

シエンが寝てから数日後

 

「おーい、アスフィー、なんか手紙が届いてるよ?」

 

「誰宛ですか?」

 

「えーと、ヘルメス様宛てみたい。」

 

「わかりました、私が持っていきます。」

 

やれやれ、また厄介ごとでしょうか?ヘルメス様に関わることは大体碌なことがありません。

とはいえ、ちゃんと報告しなくてはいけない、私はヘルメス様の部屋へ向かった。

 

「ヘルメス様、お手紙です」

 

「おお、ありがとうアスフィ、いったい何が書いてあるんだろう」

 

そうしてヘルメス様は読み始めた、すると顔の表情がよくなっていく。

どうやら悪いことではないようですね。読み終わって私に話しかけてきた。

 

「アスフィ!!旅に出るぞ!!」

 

「はぁ、またですか?数か月前にとんでもない目にあったのに」

 

「フフフ、聞いて驚くなよ?どうやら数か月前にあった彼がこちらの世界に来ているらしい。」

 

「!!」

 

「魔道書や変わったものを作るのに材料が足りないから持ってきてほしいと書いてあった。」

 

「まさか本当にこちらに来るなんて」

 

「そうだな、余計なことをせずに普通に誘って正解だったよ、オレは彼に会いに行きたいけどどうする?」

 

「行きます」

 

「即答だね」

 

そんなの行くに決まっているじゃないですか、私の考え付かなかった魔道具の数々、うまくいけば作っているところを見せてもらえるかもしれないですから。

 

「ふーん?そんなに彼のことが気になる?」

 

「私は彼とはヘルメス様が思っているような関係ではありません。」

 

「オレはシエンを魔道具作成者として気になるかって意味で言ったんだけど?」

 

「・・・・・」

 

「ま、まて、アスフィ!?無言で爆炸薬(バーストオイル)を出そうとするんじゃない!!」

 

変なことを言ってニヤニヤしている顔を粉砕してやろうかとすると、顔を青ざめて取り乱す主神・・・

 

「・・・はぁ、準備をして行きますよ、ヘルメス様」

 

「ソ、ソウダネ。ハヤクイコー」

 

 

 

地図にない田舎の村  シエン

 

「やあ!久しぶりだねシエン!」

 

「お久しぶりです、シエン」

 

楽しみに待ってろといわれてから十数日後

そこには、水色の髪に銀枠の眼鏡をかけた理知的な雰囲気の女性、アスフィと橙黄色の髪の胡散臭い男、ヘルメスが荷物を持ってやって来た。

ん?ヘルメスからもじいさんほどではないが変な感じ(神威)がするぞ?イーリスでは感じることはなかったのに。

 

「おい、じいさん、知り合いってこの二人のことだったのか?」

 

「そうじゃよ、ヘルメスは運び屋でもあるからな」

 

「こ、こんにちは」

 

道具の件での知り合いはどうやらこの二人のことだったようだ。

オイオイ、ベルよ、そんなに怯えんなよ、ますますウサギっぽいぞ。

 

「二人とも元気そうだな」

 

「当然じゃないか親友(マブダチ)よ!」

 

「私も会える日を楽しみにしていました。」

 

そういって笑みを浮かべる二人、美形っていいなぁ。

 

「この後どうするんだ?荷物持ってきてくれたけど」

 

「しばらくの間はこやつらはウチに泊まることになっておる。」

 

「そっか、ならオラリオってのがどんなところなのか教えてくれよ」

 

「いいぜ、代わりにウチのアスフィにシエンの作る魔道具を見せてやってはくれないか?」

 

「もちろんいいぞ、アスフィにも協力してもらったらもっと面白いものができるかもしれないから協力してくれないか?」

 

「もちろん協力しましょう。シエン、きっとできますよ私たちならば」

 

しばらくの間楽しいことになりそうだぜ・・・ゆるせベル、話はまた今度だ。

 

 

 

「ハ、ハハハ、ハハハハハハハ!!なんだこれは!!Lv.1なのに発展アビリティが発現していて!応用力の高い魔法!数多くのスキル!これで全力じゃないだって?なんなんだこれは!!ハハハハハ!」

 

「む、無茶苦茶ですね・・・シエン、これは大変なことになりますよ・・・」

 

二人が来たその夜、オレのステイタスを書いてある用紙を見て一人は大笑い、もう一人は呆れ、今後のオレが苦労するだろうと言ってきた。

 

「だから言ったじゃろう・・・ヘルメスよ、とんでもない奴を連れてきたな」

 

「ハハハ、オレの目に狂いはなかったってことさ!」

 

「これは逆に狂っているのでは?」

 

酷い言いようだ、まるでオレが狂ってるみたいじゃないか!

 

「そうじゃよ」

 

じいさん、心を読むな

 

「こんなんじゃからここに置いておくにはもったいなくての、おぬしらがオラリオに戻る時、一緒にこいつを連れてってはくれんかの?」

 

「オレは大賛成だぜ!!」

 

「ヘルメス様・・・シエン、あなたはどうなのですか?」

 

また話が勝手に進んでいくよ・・・ああ、アスフィ・・・お前だけだよ、オレの話を聞いてくれるのは

 

「オレもオラリオには行きたいと思っていた、付いて行っていいか?」

 

「「もちろん」」

 

「でも、畑仕事が忙しくなる時期はじいさんのところに戻るからな」

 

「やれやれ、そんなこと気にしなくても構わんのだがな」

 

「そういうわけにはいかない、さんざん世話になっておいて、はいさよならはないだろう。ステイタス更新する必要があるし」

 

「わかった、忙しくなってきたらヘルメス宛てに手紙を出そう、ヘルメスから手紙を貰ってくれ」

 

そんな感じでオレのオラリオ行く方法は決まった。そうして次の日から魔道具作りが始まった。

 

「よし、完成だ!!」

 

「うまくいったでしょうか?」

 

魔道具作りをしてしばらくたったある日、オレの目の前には出来上がった緑色の魔道書があり、アスフィが質問してきた。

 

「ちゃんと機能してるぞ。こいつは風魔法(ウインド)系統の魔道書で、これ一冊で【ウインド】、【エルウインド】、【ギガウインド】を放つことができる。」

 

「これ一冊で三つも魔法が・・・」

 

「ただし、普通の魔道書より少し多めの精神力を使う必要がある」

 

アスフィは戦々恐々としていた。分からなくもない、オレもまさか本当にできるとは思わなかったしな。

 

ゲームでは一人最大5つしかアイテムを持つことができなかった。そうなるとどうしても持っていける魔道書の数は限られてくる。回復薬を持てばさらに減る。

もっとたくさん魔法を使う方法を考えたところ、同じ属性の魔道書の内容をひとまとめにして、似ている部分、共通している部分を省略してみたのだ。

だから1.5倍ほど分厚いし、その分精神力の消費も多くなった。むしろ1.5倍の分厚さで済んだことに驚いた。もっとうまくやれば通常のより優れた魔道書を作ることができそうだ。

 

「私はあなたの魔法に関する才能が恐ろしいです。」

 

「オレ一人じゃ無理だったよ、アスフィが手伝ってくれたからできたんだ」

 

アスフィにも見てもらってアイディアをもらったり、【神秘】を使ってもらってできた魔道書だ。

 

「アスフィ」

 

「はい」

 

「ありがとな、おかげでとんでもないものができた。」

 

「いえ、こちらこそ近くで見せてもらって勉強になりました。」

 

「そうだな、お礼に一冊書いてやるよ、なんかリクエストない?」

 

「そうですね・・・では、水の魔道書とかできますか?」

 

「もちろんできるぞ、任せておいてくれ」

 

水か、イーリスでも最初に作ったオリジナルの魔道書は水魔法だったな。軍では水はとても大事だったからな。その次は岩魔法を作ったっけ。

 

こうして楽しい時間は過ぎていき、いよいよオラリオに行く日が来た。

 

「シエン、気を付けて行ってくるじゃぞ」

 

「いってらっしゃい!シエン!」

 

「行ってくるよ、二人とも元気で!」

 

 

 




やべーよ、ベル君めっちゃ空気じゃねえか・・・

今回は書いててとても楽しかったぞ、オリ設定書くのってなんか楽しい。

アスフィ・アル・アンドロメダ

19歳

みんな大好きリューさんの親友

ヘルメスの旅に付き合っていた時に突然現れた異界の門にヘルメスが突っ込んでいき、一緒にイーリスに来てしまった。
FE世界ではステイタスがうまく機能せず、転移先にいたペレジア兵に襲われそうになっていたところ、ペレジア兵絶対殺すマンと遭遇し助かった。
ヘルメス達が来たときはシエン達がギムレーと戦闘する数日前の時だった。
シエン達がギムレーを撃破するところを見たいとヘルメスが駄々をこね、飛翔靴で渋々見に行くことに。ギムレーの動きに当たっただけで即死というオワタ式を無事クリアし、ギムレーが滅びるところを見届けた。
しばらくシエンの屋敷に滞在しヘルメスと共に異界の門をくぐりオラリオに無事戻った。
ステイタスを更新したところ当然Lv.4にランクアップした。ヘルメスは大喜び、本人は「もう絶対イーリスに行かない、もうヤダ・・・」とのこと。

ヘルメス

シエンをオラリオに誘った元凶。
突然現れた異界の門に何のためらいもなく入る。ペレジア兵に襲われそうになり、神威を発動しようとするが発動せずかなり焦っていたところ、ペレジア兵絶対殺すマンに遭遇し助かった。
FE世界にいる人々がステイタス無しでも強いことに非常に驚き是非とも一人でもオラリオに連れて行けるように暗躍しようとするが、寒気を感じやめた。
そして、シエン達がギムレーを戦闘することを聞いて見に行き、ギムレーの滅びるところを見届け、シエンをオラリオに来るように勧誘する。
しばらくシエンの屋敷を拠点に覚醒の世界をドラゴンに跨り、探検する。
神竜族の王女[チキ]に会い、とあるものを預かる。お土産もたくさん買い(シエンの金で買った)アスフィと共に異界の門をくぐりオラリオに無事戻った。
 ちなみにヘルメスが暗躍していた場合、異界の門をくぐる前に抹殺されていた。さりげなく、自分自身が生き残る未来を勝ち取っていた。
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