イーリス聖王国の魔道士がオラリオに来るのは違っているだろうか?   作:カルビン8

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フィンの日記 ●月●日

フィン「シエン達がLv.2になってから数ヶ月でシエンはLv.3へと至ることが可能になった。早い、あまりにも早すぎる・・・これが成長促進スキルの力なのだろうか・・・」

トリックスター「これは他の神々には言えんな・・・勘のいいやつはなんとなく気付くやろなぁ、魂の強さを見れるあの色ボケとか」

リヴェリア・リヨス・アールヴ「このままいけば私達と同じLv.6までいけるのだろうな。」

ワシ「ガッハッハ!ワシらも負けてはおらんのう!」


試し斬りの付き添い

ロキファミリア シエンの部屋

 

「ふあぁ、よく寝たなぁ。やっぱ、睡眠を取るって大事だよなぁ〜」

 

大会が終わってから約半年経った。あれからシエンはリヴェリアに言った通り【対異常】を取得する為に色々するようになった。朝、目を覚まして、まずやる事といえば。

部屋の隅に置いてある袋を手に取り袋の口を開いて顔を突っ込む事だ。

 

「さてと、やるか。スー、ハー、スー、ハー・・・うう、ぎぼぢわるい・・・」

 

その袋の中にはパープルモスのドロップアイテム、毒鱗粉が入っていて呼吸する事で身体にその鱗粉を入れていき、毒状態になる事である。

 

「だ、だるい・・・はやく毒消し毒消し・・・」

 

しばらく毒状態を続けて自分で決めた時間が来たら解毒薬を飲んで治す。

 

「・・・ふう。少しずつ慣れてきたかな。これで【対異常】を取れるといいんだけどな・・・」

 

毎日やりたいところではあるが中毒になるかも分からないので数日に一度やるくらいに抑えている。

【対異常】を手に入れたとしてもアビリティを強化する為には続けて今よりも強力な毒物を摂取する必要があるかもしれない。

今後のことを考えるとシエンは思わず溜息を吐いた。

 

「これからも続けていかないといけない、か。継続は力なりだな、さあ今日も頑張るかな。」

 

体の調子を崩しながらもシエンの1日は始まるのだった。

 

「おはよーっす・・・」

 

シエンは食堂に行き食事を取ろうとするとラウルに会った。

 

「シエンさん、おはようっす。また具合が悪そうっすね・・・」

 

「まあな、やらなかったら手に入れられないかもしれないからな・・・」

 

「オレもやっておいた方がいいっすかね?」

 

「・・・そこは自分でよく考えて実行したほうがいいぞ。下手したら死ぬから・・・」

 

「死!?本当っすか!?」

 

身体に毒を入れる量を間違えたり、解毒薬を飲む前に倒れてしまったりしたらそのままあの世行きである。

 

「やるとしたら誰かに手伝ってもらってやるこった。」

 

「き、気をつけるっす・・・そういえば今日、椿さんの所に行くんすよね?」

 

「ん?あー、そうだった・・・ちょっとド忘れしてたわ。」

 

大会に出て反省する点は防具を全然身につけていないことだった。対人戦で本を持っている手を切り落とそうとしてくる相手も出てくるだろうからまず必要に感じたのは籠手だった。

そして次は頭を守るための兜、心臓や肺を守るための胸当て、風魔法で逃げるという手もあるが足を守るためのブーツに膝当、臑当などなどが必要となり買いそろえる必要があった。

お金はあったので椿に相談するとどうやら椿が作ってくれるという事となった。

専属契約となっているので格安で作ってもらえることになったが持っていたお金は底を尽きて、それどころか借金をする羽目になった。(470万ヴァリスほど)

若干背が伸びるのを諦めてはいるが、もしかしたら伸びるかもしれないのでサイズが合わなくなったら格安でメンテナンスすることを約束させた。

 

「オラリオトップクラスの上級鍛治師と専属契約かぁ、羨ましいっす・・・」

 

「確かにすごい鍛治師かも知れないけど鍛治以外の事は基本大雑把だしからかってくるわで大変なんだぞ。」

 

椿は背の低いシエンをマスコット扱いしようとしたり人肌の温もりが恋しいから抱きしめさせてくれだの、いきなり暑いと言って服を脱ぎ出したので目を逸らすとすけべ小僧めといってからかってくるのだ。

そんな椿にタメ口で話をするようになった。

ちなみに椿はシエンのことをシエ吉と呼んでいる。

 

「ま、まあ仲がいい事は大事っすから。それくらいは我慢したらどうすっか?」

 

「他人事だと思って・・・はぁ、慣れるしかねぇか。行ってくる。」

 

「夜遅くなったらだめっすよ〜」

 

 

椿の工房

 

シエンは北東メインストリートから第二区画の中心にある平屋造りの建物、椿の工房へたどり着いた。

 

一応ノックはしたが毎度毎度返事はないのでドアを開け入る。

工房の中ではカン、カンと金属を叩く音が鳴り響き、その音源の元へ行くと椿が居た。声をかけようとしたがシエンが入ってきたのにも気付かないほどの集中して鉄を打っているため終わるまで瞑想でもして待つことにした。ざっと二時間ほど。

 

「よし、これはなかなかの出来だな。ん?なんだシエ吉ではないか。相変わらず間の悪いやつよの。」

 

「・・・・・」

 

椿は武器を作り上げようやくシエンに気が付いた。椿はシエンに話しかけたが返事は返ってこず目を閉じてじっとして瞑想の修行を行っているようだった。

 

「手前も集中すれば周りが見えなくなるがお主も大概だな。」

 

椿はシエンの修行が終わるまでに煤で汚れた身体をお湯で洗い流し、食事を取った。その辺りでシエンは目を開けた。

 

「・・・ん?あれ、終わったのか」

 

「うむ、しばらく前にな。今度は手前がシエ吉を待っていたわけだ。」

 

「それは悪かったな。それで出来上がった防具は?」

 

「それはちゃんと出来ておるぞ。これだ。」

 

椿は出来上がった防具をシエンに渡した。基本はミスリルのインゴットで作ったのか白色で出来ていた。

シエンは防具を早速身に付けて体のサイズに合っているかを確認した。

 

「うん、問題ないな。軽くて丈夫そうだ。」

 

「でもお主は珍しいな。魔導士なのに防具を身に付けるとは。手前の知る魔導士は皆、布の装備なのだが。」

 

「そんなこと知ったことじゃない。オレが必要だと感じたから頼んだんだ。」

 

ミスリルヘルムを装備して相手から顔が見えづらくなったシエンが椿に言った。

 

「黒の服に白の防具に赤いマント、派手になったな。」

 

シエンは黒のマントを身につけていたが今は赤いマントを身につけていた。

この赤いマントは精霊達がサラマンダーウールで作った物で炎耐性が強くオマケに防寒機能もある。(1着約10万ヴァリス以上)

そこにシエンはマントの内側に真ん中と両端にポケットを作ってもらうように頼み、魔道書が3冊入れることができるようになった。

これにより戦闘中に使える魔法の数が更に増えることになる。

 

更にシエンは白銀の鱗をマントの内側に縫いつけて【神秘】を使った。魔法を無効化することが出来て精神力を流すと魔道書が反応して魔法を発動出来るという意味不明のマントの作成に成功した。

 

「うーむ、いつ見ても良い鱗だ。なあシエ吉よ、その鱗を手前に譲ってくれ!いい装備が作れそうな気がするのだ!」

 

「考えておくよ。さて、装備は貰ったし帰るとするk」

 

シエンはやることを終えたので帰ろうとすると

 

「まあまてシエ吉よ。まだ時間もあることだし手前に付き合え。」

 

「なにするつもりなんだ?」

 

椿は先ほど作った武器を片手に持ち言った。

 

「ダンジョンに試し斬りに行こうと思う。シエ吉、付いて来い。」

 

バベルの塔の前

 

「さて、ここから地下に行ってダンジョンで試し斬り。武者震いがするなシエ吉!」

 

「しねーよ・・・」

 

シエンは若干テンションが低めに返事をした。

シエンは椿の試し斬りにはあまり興味が無かったが借金があるので椿の倒したモンスターの魔石やドロップアイテムを入手してそれ売って金にするつもりだった。

金を持っていないとシエンの魔道具作りはストップしてしまうからだ。

椿に聞いたところ、そういうことをやっても構わないと言われたので付き添いとして付いてきた。

 

「では、出陣だ!!」

 

戦闘衣を着ている椿の後に大きなバックパックを背負ったシエンが続いた。

シエン達がバベルの塔に入った後に二人組の冒険者がバベルの塔を見ていた。

 

「おい、見たか?」

 

「ああ、見たぜ。顔は見えなかったがあの派手な赤のマントにくっついていた白銀の鱗、間違いねぇ【ファヴニール】だ。」

 

「【単眼の巨師(キュクロプス)】が一緒にいるが他に護衛はいない。こんなにいいチャンスはやってこない。やるぞ!」

 

「ああ、あの移動ルートを利用し奴らより先回りをして、子竜の捕縛作戦を開始する。」

 

オラリオに蔓延る悪がまた暴れ出そうとしていた。




椿の言動、服装を確認するためにダンまち外伝4巻を見直したんですがベート達ってフィン達が合流するまで58階層で8時間戦い続けたんですよね。(ガレスがメインで暴れていた。)汚れた精霊との戦闘がなかったとしてもレベルアップしただろうな・・・
それでもなぜガレスがレベルアップ出来ないのか・・・オッタル、アンタいったいなにやったんだよ・・・

スパロボ楽しー!
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