イーリス聖王国の魔道士がオラリオに来るのは違っているだろうか?   作:カルビン8

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更新遅くなってすみません!スマホをタッチすることに疲れたので遅くなりました。

戦闘終了

「ティオナさん!大丈夫ですか!?」

「うん!平気平気!」

「けど酷い火傷よ、さっさとリヴェリアに治療してもらいなさい」

「うん、ティオネ。行ってくる!」

そう言ってリヴェリアのもとに行く途中にティオナは先ほどの戦いを思い出す。

「(最初で最後の一撃をシエンのお腹にかましたけどなーんか変な物に当たったような・・・?頑丈な鎧でもつけてたのかな?)」

手加減をしていたとはいえ傷をあまり負っていなかったシエンに首を傾げるティオナだった


リヴィラへ!

ティオナとの模擬戦が終わりそれぞれティオナはリヴェリアさんにオレはリリに治療してもらった。18階層の中央の大樹よりも西に湖が広がっていてそこにポツンと浮いている島にあるというリヴィラに向かう事になった。

行くメンバーはオレ達のパーティーにタケミカヅチファミリアの3人、アイズ、レフィーヤ、ティオネ、ティオナにヘスティア、ヘルメス、アスフィだ。

 

孤島に入るためには湖に浮いている丸太の上を歩いて辿り着き、そこから頂上にあるというリヴィラに向けて歩いて登っていく。

 

「ぜェ、ぜェ・・・まだ着かないのかい?」

 

「おお、良い眺めだ」

 

「ほ、本当だね」

 

余裕のあるヘルメスとバテているヘスティアは高いところから18階層の全体を見回して感想を言う。

南には17階層へ繋がる洞窟、東には森が、北には木が疎らに立つ湿地帯。遮るものがないので徘徊しているモンスターなどが目に入る。

本当にいい景色だな。なんでダンジョンにこんな光景が広がっているのやら・・・

 

無事頂上に辿り着きそこには【ようこそリヴィラへ!】と書かれたアーチ門があった。

 

「歓迎されてるなんて思っちゃダメよ。ぼったくり店ばかりなんだから」

 

「完全に足元見てるよねー」

 

「シエン、この街を経営するのは、他ならない冒険者達です。細かいルールなどはなくそれぞれが好き勝手に商売を営んでいます」

 

アスフィに教えてもらったようにあちこちにならず物の格好をした店があり、置いてある物の値段は地上で買える物の数倍、いや数十倍はあった。換金所もあるようだが地上の半額以下で取引もされているようだった。そこの換金所を開いているのはレベル3のボールスという男で実質このリヴィラで最も強いらしく彼が仕切っているようだ。

 

「さて、この人数で移動するのは周りに迷惑だしここからは自由行動にしないか?もちろん単独行動は危険だからせめて2人組み以上になるようにしてね」

 

ヘルメスの言う事に全員が賛成してグループを作り散らばっていく。

オレはベル、ヘスティア、アスフィ、ヘルメス、アイズ、レフィーヤの組みになった。ヘスティアはなぜヴァレン某が付いてくるんだとちょっと怒り気味になっていてレフィーヤはアイズが気になっているベルを睨めつけていた。

なんだろうか、大好きな姉を知らない男にとられたとかそんなところだろう。

 

「ハハハ、賑やかでいいじゃないか!」

 

「そうだな、ベル達といると本当に退屈しないな」

 

ヘスティア達がギャーギャー騒いでいるのを止めずに歩きながら店を眺め見て話をする。

 

「嫌いじゃないだろう?こういうのは」

 

「まあな、こっちに来た時は誰にも知られず細々と生きていくつもりだったのにこうなっちまったよ」

 

「ハハハッ、それは無理ってものさ。オラリオは世界で1番熱い都市ッ!絶対ボロが出て注目を浴びるに決まっている。ま、親友であるオレがいる限り細々となんて生かしてはおかなかっただろうよ。それに・・・」

 

おちゃらけた感じで話していたヘルメスが少し真面目な顔をして次のように言った。

 

「シエン、君には『三大冒険者依頼』にも挑戦してもらいたかったしね」

 

「ッ!?」

 

「アイズさん?どうかしたんですか?」

 

ヘルメスの言った三大冒険者依頼という言葉が聞こえたのかアイズの顔付きが穏やかなものから無表情に戻りシエンとヘルメスの話に耳を傾けた。

 

「その三大冒険者依頼ってのはなんなんだ?」

 

「子供達が【古代】と呼んでいる時代、ダンジョンから地上に進出した強力な三体のモンスターの討伐の事さ。そのうちの二体は討伐されたんだけど残る一体がとんでもなく強かったみたいでね、それがまだ生きているんだよ。その残る一体の名は黒竜と呼ばれている」

 

「黒竜討伐・・・それをオレに手伝えと?」

 

「実は君をオラリオに誘ったのは巨大なドラゴンを倒した経験を持つからでもあってこの依頼に協力して欲しかったんだけど・・・」

 

どうやらヘルメスにも事情があってオレをオラリオに誘ったようだった。だが・・・

 

「あの様じゃあ、無理だろうな。今のオレでは」

 

ヘルメスの期待に添えないようだがティオナに簡単に敗北するようではその黒竜とかいうモンスターには歯が立たないだろう。

 

「だから今よりも早くあの頃のシエンを越えるほどに強くなってくれ。五感はすでに前よりも鋭くなっているから後はひたすらに強くなっていくだけだ。もちろん、君が強くなれるようにオレも協力するよ」

 

「ちなみに黒竜に挑んだ時の最高レベルは?」

 

「レベル9だ」

 

黒竜討伐、やるとは言っていないがどうやらとてつもなく遠い道だった。レベル9で無理ならばオレはレベル10、もしくはそれ以上を目指す必要がある。

今のオラリオで最高レベルは7のようだしいったいどうしたらそこまで行くことができるのやら・・・

 

 

「全く、ただのバックパックがあんなに高いとは、有り得ません!」

 

「砥石も見てきたがあんなすぐ使ったら壊れそうな物が売られているなんてな・・・」

 

それぞれ欲しい物を見つけようと別れていたがあまり良い物がなくて何も買わずに全員が集合することになった。そろそろ野営地に戻ろうかと思った時、ふと目についた店があって1人でその店に向かった。

 

「あら、いらっしゃい」

 

「何やっているんですかアンナさん・・・」

 

そこで商売をしているのはアンナさんだった。しかしアンナさんはオレを見て怪訝な顔をした後に察したのか表情を笑みに戻して言った。

 

「なるほどね、私は貴方とは初対面だけど、どうやら私の姉妹とは知り合いのようね」

 

「そう言うって事はまた別のアンナさんって事か・・・。本当に見分けがつきませんよ」

 

「ウフフ、ちゃんとよく見れば分かるわよ。さて、アンナの秘密のお店にようこそ!珍し物、いっぱいあるわよ?」

 

そう言ってアンナさんは店の商品を見せてくれた。さて、いったいなにが売られているのやら・・・

 

       FE世界での効果

【天使の衣】 HP+7

【力のしずく】力+2

【精霊の粉】 魔力+2

【はやての羽】速さ+2

【竜の盾】  守備+2

【魔よけ】  魔防+2

 

・・・・・ドーピングアイテムしか売ってねぇ!?ほ、欲しい!欲しすぎる!!

 

「アンナさん!これらはいったいいくらですか?」

 

「うーん、そうねぇ・・・ここでの価値を考えれば・・・1つ100億ヴァリスといったところかしら?」

 

「いや、そんな金持って来れないから!いやまあ納得はできますけどッ!!」

 

「シエン、1人でどこに行って・・・。あれ?アンナさん?」

 

法外な値を言われ少し騒いでいるとベル達がやって来た。前にあったアンナさんとは違うと教えると全く顔が同じでビックリしていた。わかる、すごく分かるぞ、ベル。

 

「へぇ、これは凄い物を売っているじゃないかアンナちゃん」

 

ヘルメスはどうやらこれらがどういうものか分かっているようだ。あっちで見たことがあるのかもしれない。ただ、このドーピングアイテムが神の恩恵を与えたものに対してどのように影響を及ぼすのかは不明だ。力のしずくを使って【力】が2しか上がらなかったらまるで意味が無い。レベルが高い人からすると価値があるかもしれないが。

 

「それで、どれを買うのかしら?」

 

「確かに欲しいが・・・これって証文で購入できるのかな?」

 

「証文ってなんだい?ヘルメス」

 

「ああ、ダンジョンの中で現金を持ってくる冒険者はいないだろう。けど物をここで買いたい者は冒険者の名前とファミリアの()()()()()を契約書に記入して渡して買うんだ。後に地上で証文を渡したファミリアから人が来てその人に現金を渡すシステムさ、あると便利だぜ?」

 

あるじゃないかクレカっぽいのが、これは後で()()()()()を作る必要があるな。生憎とオレに絵のセンスはない。

 

「申し訳ないけど現金限定ね。私またここに来れるかどうかわからないから」

 

このアンナさんも世界を飛び越えてやって来ているらしく現金のほうが都合が良いようだ。つまり、ここで購入は不可能ということだ。効果を知っているヘルメスは大変残念そうな顔をしていたがそんな顔をしてもまけて貰えなかった。

 

「うーん、ここでは売り上げが出ないわね。他の場所に行こうかしら?それじゃあ、またいつか会いましょう」

 

そう言ってアンナさんの店が煙幕に包まれた後にその場所には何も残っていなかった。相変わらずよく分からない移動方法だ。

 

「ねぇねぇ、さっき売ってたアイテムってなんだったの?とんでもない値段だったけど・・・」

 

「あれくらいの価値はある貴重なアイテムだったんだ」

 

「流石にあの値段は手を出せないな、知らなくても問題ないよどうせ買えないだろうし。さて、そろそろ野営地に戻ろうかティオナちゃん」

 

「えー!気になるなぁ」

 

ティオナがどういう物か聞いてきたがオレとヘルメスでなんとか誤魔化した。ティオナがあまりしつこく聞いてこなくて助かった・・・。あまりあのアイテムの事を知っている人が増えたら絶対にこっちにやってくるアンナさん達は追われる事になるだろう。まあ、かなり強いので返り討ちにしてしまうだろうが。

問題なのはこっちにやってこなくなることだ。貴重なアイテムを売り出すアンナさん達はなんとしてもこっちの世界にやってきて欲しい。

 

そろそろリヴィラから出ようと歩いていると前に見たことのある3人組に遭遇した。

 

「テ、テメェは!?」

 

「モルド、あいつらあの時の」

 

「もうここまで来たってのか!?」

 

オレとベルがここまでやって来たことにかなり驚いていて顔を怒らせていたがふと動きが止まりこっちを軽く睨んでオレ達を避けて通り過ぎた。

ちょっかいをかけようとしたが今こちらにはロキファミリアの冒険者がいるから接触を避けたって事だろうな。

 

「シエン、彼等と何かあったのかい?」

 

「店で少しな」

 

「・・・へぇ、彼等はシエン達を目の敵にしてるのか」

 

「おい、余計なことするなよヘルメス。今はただでさえ異常事態なのに面倒事はごめんだぞ」

 

「はは、分かってるって。()()()()()()()()()()()・・・」

 

ヘルメスは離れていく3人の冒険者を見ながら小さく呟いた




レフィーヤは登場する必要はあったのだろうか・・・

ファミリアクロニクス フレイヤ編を読みました。読んだ感じだと最恐のレベル9はまだ生きてるっぽいですね。オッタルが7年前に会っているのでもしかしたらまた登場するのかも?
他の作者様も強い強いって言っておられましたが本当に強いわこの猪・・・
あと戦闘続行条件は能力に比例の意味が分からなかった。
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