イーリス聖王国の魔道士がオラリオに来るのは違っているだろうか?   作:カルビン8

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主人公が神様に振り回されっぱなし・・・どうすればいいんだ!!

今わかりました、彼は神の玩具だったんですね


戦いの後

目の前で倒れている少女に【リザイア】の効果で外傷を負わせずに勝利することができた。それ以外の魔法だったら死んでしまうかもしれなかったからな。

 

「悪いな、今回も俺の勝ちだ」

 

かなり大人げなかったかな?背中が冷えていくのを感じる、オレの体を覆っていた魔力は消え、オレは傷を治す為に回復薬を飲む。そして、戦いが終わったことを悟り少女のところにリヴェリアさんが近寄っていく。

 

「アイズ、しっかりしろ!この症状は精神疲弊(マインドダウン)か、アイズ、これを飲め、マジックポーションだ。」

 

「・・・・ん」

 

リヴェリアさんはマジックポーションを取り出し飲ませる。手馴れているな・・・神ロキが少女に近付いてくる。

 

「アイズたん、大丈夫か!?すまんなぁ、もっと早くに止めるべきやった・・・」

 

そうだ、謝らないと・・・

 

「あの、神ロキ・・・」

 

「な、なんや」

 

「さきほど、女神に対して失礼なことを言い申し訳ありませんでした」

 

そういってオレは頭を下げる。その態度に驚いたのか。

 

「お、おう。ウチが女神やってわかってくれたらええんや、それよりアイズたんになにしたんや」

 

「精神力と体力をいただきました。精神力は回復できても体力はすぐには回復しないでしょう」

 

「ヤバイ魔法やな、詠唱、魔法名も聞こえんかったし、どないなっとんねん・・・」

 

オレも心からそう思う。オレは【魔法】を持っている人達の敵みたいなもんだな。

 

「にしても自分なにもんや?アイズたんに勝てるやつなんてそうはおらんで?」

 

「何者と言われても」

 

「ヘルメスは自分がなんたらの悪魔いうとったで」

 

「おい、ヘルメス・・・何勝手に人の事情喋ってんだ?」

 

「ごめんよ親友、脅されてたから言わざるを得なかったんだ」

 

「ハァ、でも自分より強いファミリアに脅されてたらしょうがないか」

 

「自分、ヘルメスんとこの子なんか?」

 

「シエンでいいですよ、ヘルメスの眷属ではないです。ヘルメスに主神のことを話さない方がいいと言われてるので言えないです、すみません」

 

でも、喋ったらどうなるんだろう?オラリオから追い出されるとか?

 

「そか、それなら聞かないでおくわ、それと、もうちょい楽に話そうや息苦しいで、ウチのことはロキでええでシエン君」

 

「じゃあオレはロキさんと呼びますね」

 

なかなかフレンドリーな神様だ、それに家族思いなようだな。

 

「・・・う」

 

「アイズたん!?気が付いたんか!」

 

「うん」

 

もう気が付いたのか!?あの回復薬かなり優れものなのか?調べてみたいな。なんだ?こっちをみているな。

 

「シエン」

 

「な、なんだい?」

 

こ、このパターンは!?まさか、まだやるつもりか!?

 

「どうしたらそんなに強くなれるの?」

 

「え、強く?」

 

少女はコクリと頷いた。よかった・・・また戦うのかと思ったぞ。

 

「どうしたらと言われても、生きるために、守るために鍛えたらいつのまにかに強くなったとしか言えないな」

 

「それにその幼さでこれだけ強かったら凄い方だろ、それでも強くなりたいのかい?」

 

「うん」

 

即答する少女、こっちでの強くなる方法は知ったがまだ実感はしてない。あっちのやり方だと人や化け物を殺せば強くなれるよ、なんて言えないしなぁ。

 

「うーん、参考になりそうにないなごめんな」

 

「そう・・・」

 

「でも、あんまり無理しない方がいいぞ、無理するとロクなことがないからな」

 

うんうん、と頷くロキさんとリヴェリアさん。かなり言われてきたんだろうな・・・日が暮れてきたな、帰ろうか。

 

「さて、お邪魔したし帰りましょ(ギュルルル)・・・・」

 

盛大に腹が鳴った、恥ずかしさで顔が真っ赤になっているだろう。ロキさんはニヤニヤしながら言ってきた。

 

「なんや、悪魔とか言われとるみたいやけど腹がなるっちゅうことはちゃんと人間やないか」

 

「悪魔?ロキ、それは一体何のことだ?」

 

「食事の時にでも教えるでリヴェリア、せっかくやシエン君、ウチで食べていかへん?」

 

「しかし、これ以上お邪魔するわけには」

 

「そういうなシエン、遠慮しすぎはかえって失礼だぞ、ウチで食べていくといい」

 

リヴェリア様が仰られたので跪き言う。

 

「ハッ!ご好意感謝いたします!・・・あ」

 

「シエン・・・硬くならなくていいと言ったはずだぞ」

 

「す、すみません、つい、癖で」

 

そう言って立ち上がる。

 

エルフ以外の人達は驚き、エルフ達は王族に敬意を表するシエンに対して感心した。

 

「なんでや!?なんで神であるウチに跪かんでリヴェリアに跪くんや!?」

 

「ロキさんに足りないものそれは!情熱、思想、理念、優雅さ、勤勉さ、そして何よりもォォォオオッ!!気品が足りない!!」

 

「「「確かに」」」

 

「うわーん!みんな嫌いやー!!」

 

そう言ってホームに走り去っていくロキさん、ちょっと言い過ぎたかな。

 

「シエン、その癖をなんとか直してくれ、このままではオラリオを歩くことが出来なくなる」

 

「な、なんとかします」

 

「オレとアスフィもお邪魔していいかい?」

 

「ええ、構いませんよ」

 

二人も一緒に食べていく事になった。助かった、1人でよく知らない人達に囲まれて食事なんて勘弁だ!

 

 




ゼウスの眷属がオラリオに居たらホントどうなるんだろう。

イーリスの悪魔について

ペレジアに捕まった第一王女エメリナを助けに行くが助けられずエメリナは自害する。
それによりイーリス軍は撤退することになる。
その時シエンは暴走、追撃してきたペレジア兵の3分の1をほとんど殲滅する。残りはヨシヒロ(後のイーリス大将軍)とサツマハヤト達と協力してほとんど全滅させた。生き延びたわずかなペレジア兵が国に戻り恐ろしげに話したのがきっかけ。

ヨシヒロ

スキル

死地からの生還

死地から生きて戻るたび魔力、魔防、以外のステータス+1(永続)

死線

与えるダメージ+10
受けるダメージ+10

待ち伏せ+

相手から攻撃する時必ずこっちから先制攻撃する

太陽+

与えたダメージ分回復する。

カウンター

接近戦にてダメージを受けた時、受けたダメージ分相手に返す

剣の達人

剣を装備中与えるダメージ+5

ヨシヒロ バーサーカーまたは勇者

ヒサヒデと同じ所から来た転生者
前世では撤退戦において凄まじい戦果を挙げたという。
ペレジアからの撤退戦の時、単独で戦っていたシエンを援護すべく独断で殿を決行するがいつのまにか、かつての仲間たちが周囲にいた。

その時、捨てがまり戦法とシエンの転移魔法のレスキューを利用した【捨て拾いがまり】なる戦法を編み出す。
命を捨て敵に襲いかかり仕留め、殺されそうになるとシエンの多重レスキューで命を拾うという仲間は死なず、敵は死ぬ戦法。
これを行うには、死を恐れない狂気と高ステータスと転移魔法と強い信頼がないと出来ない、最強のヒットアンドアウェイを完成させた。しかもスキルとの相性も抜群にいい。

これにはルフレもドン引きでクロムからは二度とやるなと注意される。
しかし、この程度でやめてはサツマハヤトの名折れ。2年後に再び実行する機会があり、バジーリオが死ぬ未来を変えるきっかけにもなった。
その暴れぶりに覇王ヴァルハルトはこう言い残した。

「聖王クロムに過ぎたるものは二つあり、一つは悪魔のシエン、そしてもう一つは真の勇者ヨシヒロ」

そして覇王ヴァルハルトはヨシヒロに討ち取られた。
ヨシヒロはギムレー討伐には参加せず、イーリス聖王国に迫り来るペレジア兵を撃退する役目を引き受けた。

そして仲間は誰一人死なず撃退するという奇跡を起こす。(ギムレーが滅ぶ事によってペレジア兵が正気を取り戻し、撤退した。)

その後イーリスの大将軍になるが戦友のシエンが出て行ったことを知ると、大将軍をやめ、前世の時に居たような暖かな土地を目指し仲間と共に旅立った。
その後、妻との間に3人の男の子が生まれた。
ヨシヒロとその三兄弟は親子ではなく、まるで本当の四兄弟のようだったという。
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