東方妖怪堂     作:ノック

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東方12

 

エルは、美鈴を図書館のソファーに寝かせると、パチュリーが声をかけてきた。

 

「どうだった?私との仮契約の成果は?」

 

「まさか、パチュリーさんが俺と仮契約を望んでいるとは、思いませんでしたが…‥」

 

「エルとの仮契約は、私のメリットになるからしているだけ。ちゃんと、約束を守って。」

 

「大丈夫ですよ。パチュリーさんとの交わした仮契約の願いは叶えます。」

 

エルの首にかけてある金の十字架のペンダントを触れながら…‥

 

「パチュリーさん。レミリアさんの妹はどちらに?」

 

「妹様なら地下室よ。これを持っていきなさい。」

 

パチュリーから青い液体の入った小瓶を受けとる。

 

「妹様に使いなさい。魔法薬の効果は、精神を安定させることが出来るわ。」

 

「有り難く貰っておきます。」

 

エルは立ち上がると、美鈴が目を覚ました。

 

「エルさん。さっきは、ありがとうございます。助かりました。」

 

「気にするな。パチュリー。博麗の巫女はどうしてる?」

 

水晶玉に霊夢の姿が映し出された。

 

「今のところ、館内を迷ってるみたいね。」

 

紅魔館の館内は、パチュリーの魔法によって迷路のようになっていて、所々に罠が仕掛けられている。

 

「これ以上、博麗の巫女の行動を妨害はできないか。急いで、レミリアさんの妹を助けにいく。」

 

「人間の魔法使いの方は、私に任せてくれないかしら?」

 

「無理しない方が…‥」

 

パチュリーを心配しているエルを見て、笑みを浮かべる。

 

「大丈夫よ。貴方との仮契約で、体調の方は問題ないわ。まだまだ動けるわ。」 

 

パチュリーは、エルに金の鍵を投げ渡す。

 

「フランの居る部屋の鍵よ。この鍵を使えば、すぐに行けるわ。」

 

「それじゃあ、行ってくる。」

 

金の鍵を握り締めながら、部屋を出て行った。

 

エルの姿が見えなくなると、パチュリーの上の天井から魔法陣が展開された。

 

「さて、人間の魔法使いを歓迎しようかしら。」

 

「パチュリー様。御命令通りあの準備が、完了しました。いつでも、発動可能ですよ。」

 

「御苦労様。少しの間は、休んでなさい。」

 

「わかりました。パチュリー様。」

 

パチュリーは、こあに休むよう指示を出すと、自分の部屋に戻っていった。

 

「私は引き続き、博麗の巫女の監視をしようかしら。」

 

パチュリーは、ソファーに座り水晶玉を見て、霊夢の監視を続けた。

 

「パチュリー様。紅茶を御持ちしました。」

 

美鈴は、怪我が治ったのか紅茶を持ってきた。

 

「美鈴。もう大丈夫なの?」

 

「心配をかけてしまって、申し訳ありません。」

 

「そう。なら良いわ。美鈴もこっちに来て、一緒にお茶しましょ。」

 

「では、御言葉に甘えて。」

 

美鈴とパチュリーは、少しの間だけ楽しんだ。




東方妖怪堂第12話が終わりました。

ちょっと、ストーリ的におかしかったですかね?

次回は、いよいよ…‥

悪魔の妹が登場します。

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