悪魔の妹が登場します
本編どうぞ
エルは、紅魔館内を歩き回っていた。
「さて、フランの部屋は地下にあるみたいだが、道が複雑だな。まるで、迷路だ。」
複雑な迷路状態になっている廊下を進み続けると、微かに血の臭いが奥の部屋から漂ってきた。
「奥の部屋だな。」
部屋の扉の前に来ると、パチュリーから受け取った鍵を使い扉を開ける。
「さて、行こうか。」
部屋の中に入ると、床には壊れた人形が散乱していた。
「人形?」
「お兄さん。誰?」
部屋の奥から呼ばれたかと思うと、視線の先にベッドに座っている赤の帽子、宝石のような羽を持つ少女が、エルを見ている。
「俺はエル。君と遊ぶために来た。」
「私は、フランドール・スカーレット。フランと呼んでね。私と遊んでくれるの?」
「フランは地下室に閉じ籠っていても詰まらないだろ?俺と外に出ないか?」
「私の力は、生き物を壊しちゃう。だから、地下室から出られない。」
フランは、悲しい表情を見せながらエルに話した。
「俺は、フランの事…‥怖いと思ったこと無いよ。俺と友達になろう。」
「友達に…‥ふざけないで!私の事が怖くない?嘘をつくな!」
フランは怒りに任せて、エルの近くにあった椅子を破壊した。
「どう?これでも、私の事が怖くないと言えるの?」
「怖くないよ。嘘も言ってない。俺は、フランの友達になりたい。」
エルは、フランに笑みを浮かべながら少しずつ近付くが、フランの表情が怒りから悲しみの表情に変わる。
「来ないで!お願い!壊したくない!」
『ホントウハ、コワシタクテシカタナインダロ?アノオトコガトモダチニナリタイナンテ、シンヨウデキナイゾ』
「うるさい!私に話しかけるな!」
フランから黒いオーラが発生すると、瞳の色が黒色に変わる。
「瞳の色が…‥フランは、自分の力を恐れて…‥もう1つの人格が生まれた…‥フランの中にいる狂気なる人格…‥表に出てこいよ。」
フランからもう1人のから黒いフランが出て来てエルを睨み付ける。
『フフフオニイサンワタシトアソボ!』
黒フランは、スペルカードを取り出して、宣言する。
『禁忌・クランベリートラップ』
黒フランが、スペルカードを発動して弾幕を発生させる。
「そのスペルカード。弾幕との隙間がほとんどないぞ!どうやって避けるんだよ!?」
エルは、隙間を見つけては避けてを繰り返して反撃の手段を伺う。
『ヨケテバカリダトツマラナイ』
「無茶苦茶言うな!スペルカード発動!【剣符・剣反無双】さらに、スペルカード発動!【永続・繰り返される弾幕ごっこ】」
2枚連続発動させて1枚目のスペルカードの制限時間を伸ばした。
『ハハハソウコナクチャタノシクナイヨ』
「だけど、スペルカードを2枚連続はヤバイか…‥」
黒フランの1枚目の制限時間が終わり弾幕が消えた。
『アーアキエチャッタマダマダイクヨ』
黒フランの動きが早くなった瞬間。
「ぐはぁ…‥」
弾幕を避けて、エルに体当たりを食らわせると、壁に叩きつけられる。
「体当たりは…‥反則だろ…‥」
『サアオニイサンドウスル?』
「お前が、最初にやったんだ。後悔すんなよ!スペルカード発動!【契約符・弾幕結界】」
紫のスペルカードを発動させる。
『ナ!?ハンソク!』
黒フランが、弾幕に当たるが平気そうな表情をしている。
エルは最後の手段で、フランを抱き締めて叫ぶ。
「狂気の人格!俺を信じろ!フランを苦しみから解放してやれ!」
『オマエナンカシンヨウデキナイハナセ!』
「俺を信用できないなら…‥狂気…‥俺の中に入れ!それでも、信用できないなら、俺を殺せ!」
『ハハハ!オニイサンオモシロイヨ!』
フランから黒いオーラが消えて、エルの中に取り込まれる。
「ぐ…‥きつい…‥」
狂気を取り込んだと同時に苦しみ出した。
「お兄さん!しっかりして!」
「フラン…‥大丈夫か?俺は、少し…‥」
エルは、意識を失った。