前回は、エルがフランの狂気を自分の体に取り込み助けましたね。さて、今回はどんな展開が待ち受けているのでしょうか…‥
それでは、本編どうぞ
紫の式…‥八雲藍は、スキマでエルの行動を見守っていた。
「紫様。エルが、フランドール・スカーレットの狂気を取り込んで、意識不明になりました。」
「何ですって!?急いで紅魔館に向かいエルの看病をしてきなさい。」
「わかりました。」
「それと、紅魔館の主に事情を説明して、暫くの間は紅魔館に居させてもらえるようにお願いしてきなさい。」
「わかりました。すぐに向かいます。」
藍を見送りすると、スキマを開いて博麗神社に向かった。
◇◇◇
「やっとついた。さて、紅魔館に入りたいが…‥」
紅魔館に到着するが、門番の美鈴は居眠りをしていて、困っている様子の藍。
「どうするか…‥」
「どうしましたか…‥貴女は、八雲の…‥」
咲夜が、出現した。右手にはナイフを握っている。
「八雲紫様の式の八雲藍だ。紫様の伝言を伝えに来た。主に会わせてもらえるか?」
「これは、御丁寧に。私は、レミリア・スカーレット様の専属メイドの十六夜咲夜です。わかりました。私に着いてきてください。」
「門番はどうするんだ?」
「また、寝てるわね。」
時を止めて、美鈴の周りに無数のナイフを仕掛ける。
「このくらいで、良いでしょう。」
時を戻すと、仕掛けられていたナイフが動き出して、美鈴に迫る。
「ギャァァァァ!」
「さあ。行きましょうか。」
「わかった。」
咲夜と藍は、美鈴を放置して紅魔館の中に入る。
「咲夜。どうしたの?お客さん?」
「妹様。御嬢様を見ませんでしたか?」
「御姉様ならエル兄様の看病で、部屋に居ると思うけど…‥」
フランは、咲夜の隣にいた藍を見て笑みを浮かべる。
「狐の御姉さん。エル兄様に会いに来たの?」
「そうだ。私は、八雲藍だ。よろしく。」
「紫姉ちゃんの…‥配下?」
「ちょっと、おしいな。私は、紫様の式だ。配下でも、間違いではないかな。」
「私は、フランドール・スカーレットよ。フランて呼んでね。藍姉様!」
フランは、藍と咲夜に微笑みを浮かべながら飛んでいった。
「貴女は、妹様を助けたエルをどう思いますか?」
「エルが決めたことなら何も言わない。」
「そう。此処が、エル様の部屋よ。」
部屋の中に入ると、ベッドに寝かされているエルが、パチュリーとレミリアに看病をされている所だった。
「貴女は?」
「八雲紫様の式…‥八雲藍だ。紫様から貴女に伝言を預かっている。」
封筒を、レミリアに手渡す。
「…‥…‥わかったわ。エルは暫くの間は、紅魔館が責任を持つわ。」
「それともう1つ。博麗の巫女にエルの存在を知らせないでほしい。」
「わかったわ。咲夜。外の方まで、お見送りして。」
「わかりました。御嬢様。」
藍は、紅魔館を後にした。
◇◇
その頃。紫は博麗神社で、霊夢と魔理沙の話を聞いていた。
「レミリアが起こした異変の事なんだけど…‥」
「異変なら無事に解決したんでしょう?何かあったのかしら?」
「紫…‥異変の時に、仮面の男が現れたんだ。何か知らないか?」
「仮面の男?知らないわね。」(エルの事ね…‥)
お茶を飲みながら、霊夢の質問に知らないと嘘をつく紫。
「異変解決後の宴会は、暫く待ってほしいと言われたし。」
「宴会は仕方ないとして。仮面の男の方は、私も調べておくわ。」
「ありがとう…‥紫。でも、あの仮面の男の声…‥何処かで聞いたことあるような気がするのよね。」
「私は、帰るわね。」
紫はスキマで消えた。