東方妖怪堂     作:ノック

15 / 93
東方妖怪堂第14話

前回は、エルがフランの狂気を自分の体に取り込み助けましたね。さて、今回はどんな展開が待ち受けているのでしょうか…‥

それでは、本編どうぞ


14

紫の式…‥八雲藍は、スキマでエルの行動を見守っていた。

 

「紫様。エルが、フランドール・スカーレットの狂気を取り込んで、意識不明になりました。」

 

「何ですって!?急いで紅魔館に向かいエルの看病をしてきなさい。」

 

「わかりました。」

 

「それと、紅魔館の主に事情を説明して、暫くの間は紅魔館に居させてもらえるようにお願いしてきなさい。」

 

「わかりました。すぐに向かいます。」

 

藍を見送りすると、スキマを開いて博麗神社に向かった。

 

 

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

「やっとついた。さて、紅魔館に入りたいが…‥」

 

紅魔館に到着するが、門番の美鈴は居眠りをしていて、困っている様子の藍。

 

「どうするか…‥」

 

「どうしましたか…‥貴女は、八雲の…‥」

 

咲夜が、出現した。右手にはナイフを握っている。

 

「八雲紫様の式の八雲藍だ。紫様の伝言を伝えに来た。主に会わせてもらえるか?」

 

「これは、御丁寧に。私は、レミリア・スカーレット様の専属メイドの十六夜咲夜です。わかりました。私に着いてきてください。」

 

「門番はどうするんだ?」

 

「また、寝てるわね。」

 

時を止めて、美鈴の周りに無数のナイフを仕掛ける。

 

「このくらいで、良いでしょう。」

 

時を戻すと、仕掛けられていたナイフが動き出して、美鈴に迫る。

 

「ギャァァァァ!」

 

「さあ。行きましょうか。」

 

「わかった。」

 

咲夜と藍は、美鈴を放置して紅魔館の中に入る。

 

「咲夜。どうしたの?お客さん?」

 

「妹様。御嬢様を見ませんでしたか?」

 

「御姉様ならエル兄様の看病で、部屋に居ると思うけど…‥」

 

フランは、咲夜の隣にいた藍を見て笑みを浮かべる。

 

「狐の御姉さん。エル兄様に会いに来たの?」

 

「そうだ。私は、八雲藍だ。よろしく。」

 

「紫姉ちゃんの…‥配下?」

 

「ちょっと、おしいな。私は、紫様の式だ。配下でも、間違いではないかな。」

 

「私は、フランドール・スカーレットよ。フランて呼んでね。藍姉様!」

 

フランは、藍と咲夜に微笑みを浮かべながら飛んでいった。

 

「貴女は、妹様を助けたエルをどう思いますか?」

 

「エルが決めたことなら何も言わない。」

 

「そう。此処が、エル様の部屋よ。」

 

部屋の中に入ると、ベッドに寝かされているエルが、パチュリーとレミリアに看病をされている所だった。

 

「貴女は?」

 

「八雲紫様の式…‥八雲藍だ。紫様から貴女に伝言を預かっている。」

 

封筒を、レミリアに手渡す。

 

「…‥…‥わかったわ。エルは暫くの間は、紅魔館が責任を持つわ。」

 

「それともう1つ。博麗の巫女にエルの存在を知らせないでほしい。」

 

「わかったわ。咲夜。外の方まで、お見送りして。」

 

「わかりました。御嬢様。」

 

藍は、紅魔館を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◇

 

その頃。紫は博麗神社で、霊夢と魔理沙の話を聞いていた。

 

「レミリアが起こした異変の事なんだけど…‥」

 

「異変なら無事に解決したんでしょう?何かあったのかしら?」

 

「紫…‥異変の時に、仮面の男が現れたんだ。何か知らないか?」

 

「仮面の男?知らないわね。」(エルの事ね…‥)

 

お茶を飲みながら、霊夢の質問に知らないと嘘をつく紫。

 

「異変解決後の宴会は、暫く待ってほしいと言われたし。」

 

「宴会は仕方ないとして。仮面の男の方は、私も調べておくわ。」

 

「ありがとう…‥紫。でも、あの仮面の男の声…‥何処かで聞いたことあるような気がするのよね。」

 

「私は、帰るわね。」

 

紫はスキマで消えた。

 

 









  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。