今回は、博麗神社から逃げ出します。
本編どうぞ
エルのとある夢
子供の頃。エルは、とある森に迷ってしまった。
「此処は、何処?」
途方にくれていたエルは、赤の猫又を発見した。
「赤色の猫?見たことない!」
「…‥…‥…‥」
猫又は、エルを見つめるとそのまま逃げていった。
その場面で意識が消えた時…‥
「起きて…‥」
誰かに呼ばれる声が聞こえて…‥エルは、目を覚ました。
「ちょっと、大丈夫?」
エルの目の前には、霊夢が顔を覗き込むように見ていた。
「博麗か。おはよう」
「アンタね。何で、屋根の上に寝てるのよ?」
「別に…‥」
「今日は、紫が来るから。」
霊夢は、屋根から降りて朝食の準備を始める。
「あの夢…‥何で…‥今になって」
エルは、屋根から降りて井戸に向かうと、仮面を外して顔を洗う。
「今日は、紫さんが来るんだったな。」
仮面をつけて、部屋に戻ると、朝食の準備がされている。
今日の朝食は、焼き魚と味噌汁にご飯が並べられていて、既に魔理沙は食べる最中だ。
「おはよう!私の隣に来ても良いぜ!」
「わかった。」
魔理沙の隣に座る。
「いただきます。」
「好き嫌い無いわよね。」
「大丈夫です。」
朝食を食べていると、萃香が酒樽を持ってきた。
「魔理沙!御酒飲もうよ!」
「萃香!朝から酒はやめなさい!」
「良いじゃん!君も酒飲もうよ!」
萃香は、エルに酒を渡す。
「…‥…‥…‥」
「萃香!やめなさい!飲むんなら食後にして。」
「わかったよ。」
「御馳走様でした。」
食べ終わると、食器を流台に置き洗い始める。
(どうしよう…‥まだ、俺の正体は知られてないが、このままじゃあ…‥時間の問題だ。仕方ない…‥)
食器を洗い終わると、素早く屋根に移動して札を飛ばした。
「逃げるか…‥」
「逃がさないわよ!」
エルの目の前に、霊夢と魔理沙の二人がいた。
「やっぱり、逃げる魂胆だったんだな!」
「元々俺は、お前らとは敵同士だ。」
「何者なの?何を企んでるのかしら?」
「言っただろ?異変を起こす者だと…‥去らばだ。」
エルの体から霧が発生して札を構える。
「逃がすか!」
魔理沙はマスタースパークを放って、エルに命中するが、札に変わった。
「札?」
「くそ!逃げられたぜ!霊夢?その札はなんだ?」
「【身代わり札】だわ。」
「逃げられたみたいね…‥」
何もない所からスキマが開いて、紫が姿を見せる。
「紫。あの仮面の男の事で、何か知ってることあるでしょ?」
「どうかしらね?」
「異変を起こす者だと…‥名乗ってた。この幻想郷で、何かを仕出かす前に阻止しなきゃ。」
「霊夢。あの人物の能力はわかったわ。【術札を作成する】程度の能力よ。」
「術札…‥まさか…‥」
「私はこれで、失礼するわ。」
◇
博麗神社を後にしたエルは、迷いの竹林にある隠れ家の小屋に来ていた。
「危なかった…‥もう人里に行くのは危険かな。霊夢と魔理沙に見つかると、面倒だ。」
「そうよね。」
エルの背後から、紫が姿を現すと、驚いた拍子に倒れた。
「紫さん!驚かさないでくださいよ!」
仮面を取り紫を見る。
「ごめんなさいね。報告があるわ。博麗の巫女に貴方の能力がバレたわ。」
「流石にバレましたか。」
血を取り出すと、札に【炎】の文字を書くと赤の札が完成した。
「貴方の能力は、便利ね。」
「能力発動のコストが少し高いですけどね。」
「貴方に詳しい指令内容を言うわね。昨日の説明した通り、異変の主犯か博麗の巫女のどちらかを選んで協力して欲しいのよ。」
「異変の協力は、問題無さそうですが、博麗の巫女には協力しないと行けませんか?」
「博麗の巫女での協力は、表向きよ。貴方に頼みたいのは、博麗の巫女の監視を頼みたいのよ。最近は、修行を全然しないから困ってるのよ。」
「博麗の巫女を監視して、様子を見ろって事ですか?」
「どうかしら?」
「わかりました。異変の協力をします。」
「言い忘れてたけど、今回の異変は、妖怪にも被害…‥「やっぱり、博麗の巫女に協力します。」そう頼んだわ。」
紫は、姿を消した。
「指令だから仕方ないけど、俺に…‥何をさせたいんだ?まさかな…‥」
エルは小屋の中に入って眠った。
次回は、新たなオリキャラが登場するので、エルは出ません。
感想、評価お願いします。