あの異変解決から一ヶ月後。博麗神社では、宴会が開かれていた。紅魔館のメンバーや今回の異変を起こした主犯…‥西行寺幽々子と従者…‥魂魄妖夢の二人も宴会に来ていた。
「やっと来たぜ。今日は、異変解決を祝う宴会だから楽しもうぜ!」
魔理沙は、幽々子に酒を進める。
「美味しいわね。この御酒。」
「霊夢が持っていた酒だぜ。ちょっと借りてきたぜ。」
「勝手に借りたら霊夢が怒るわよ。」
「大丈夫だって。それより、あの仮面の奴は、来てないのか?」
「わからないわね~」
「そうか。紫に聞いてみないとな…‥」
魔理沙は、酒を飲み終えると、霊夢を探しに向かっている様子を上空で観察している者がいた。
「やっぱり宴会してるな。異変が解決したからか…‥」
エルは、見付からないように上空を移動しながら宴会を観察している。
「お久しぶりですね。」
「‥…‥射命丸文…‥」
エルに声をかけたのは、鳥天狗の新聞記者…‥射命丸文だ。
「まだ…‥恨んでいるんですか?博麗の巫女を…‥」
「だったらなんだ?関係無いことだろ。」
「異変解決の手伝いをしたそうですね。」
「八雲紫に依頼されたからな。」
エルは、その場を立ち去ろうとする。
「貴方は、宴会に参加しないんですか?霊夢さん達が貴方の歓迎会を計画されてました。」
「俺の歓迎会?悪いが参加しない。その変わり…‥」
札を取り出すと、一瞬に酒の入った樽に変化した。
「酒…‥ですか。」
「だが、人間が飲むと死ぬほど不味い酒だがな。」
「そういうことですか。わかりました。」
「俺は、帰らせてもらう。」
「わかりました。私は、貴方の味方ですよ。エル。」
「ありがとう…‥文…‥」
「見つけたぜ!宴会に参加しろ!」
魔理沙が、エルのところまで飛んでくると、エルの腕を捕まえる。
「宴会に参加してもらうぜ!」
「俺は参加しないぞ。面倒だ。」
「それなら無理矢理でも参加させるぜ。【恋符・マスタースパーク】」
魔理沙は、七色の閃光を放って、エルに命中するが無傷の状態でたっていた。
「無傷かよ!?」
「確かにお前のスペルカードの威力は凄いな。だが、俺には追い付けない。どんなに頑張ろうが、追い付くことはできない。」
「そんな…‥」
エルは魔理沙の顔を見ないで、立ち去りたい。だが、腕を捕まれているため、帰りたくても帰れない。
「帰らせろ。」
「絶対駄目だぜ!宴会に参加しろ!参加しないならその仮面を取るぜ!」
「卑怯だろ。わかった。参加すればいいんだろ。面倒だ。」
「仮面取ったら…‥「断る」そんな…‥」
魔理沙の説得により、エルは宴会に参加することに。エルを見た妖精や妖怪達は、歓迎してエルの周りに集まってきた。
集まってきた妖怪達に、テレパシーを送った。
『久し振りだな。俺の名前は、人間達には秘密にしてくれよ。わかったな。』
テレパシーを解除すると、霊夢と魔理沙がやって来た。
「やっと来たわね。何で宴会に来なかったのよ。」
「面倒だったからだ。その変わり酒を渡したはずだが。」
「確か…‥文が持ってきてたわね。」
魔理沙から酒を貰うと、飲みながら、周りを見渡す。
(賑やかだな。だから、宴会には参加したくなかったんだよ。)
すると、レミリアとフランが、料理を持ってやって来た。
「御兄様!久し振り!」
「久し振りだね。元気そうね。」
「レミリアとフラン。久し振りだ。余り宴会には行きたくなかったんだがな。騒がしいのは苦手だ。」
「だったら今度は、紅魔館に来なさい。招待するわ。」
「喜んでお受けするよ。」
「楽しみにしてるわ。」
レミリアとフランは、離れていったと、同時に妖精達はエルの周りに集まって来た。
「心配するな。楽しんでるよ。」
妖精達に笑みを浮かべる。
「またな。たまには、遊びに来いよ。」
エルは、姿を消した。