霊夢と魔理沙は、博麗神社に戻ると、エルに言われたのを思い出しながら悩んでいた。
「友達を博麗の巫女に殺され
た…‥か。」
「霊夢。あの男の言っていたことを信じるのか?私達を騙してるかもしれないんだぜ。」
「あの男は…‥嘘をついてない。あの男は…‥エルだわ。」
霊夢の発言に魔理沙は、涙を流しながら霊夢を掴む。
「そんなの…‥嘘だよな?」
「嘘だと…‥良いわね。」
霊夢と魔理沙の会話を隙間を使って聞いていた紫は、哀しげな表情を浮かべながら見ている。
「もう限界かしらね。霊夢と魔理沙があの子に気づいたとしても、あの子は心を開かない。」
「どうするのですか…‥紫様。」
「藍…‥橙の様子はどうだったの?」
「橙は…‥エルの看病をしています。」
「…‥説明しなさい。」
「実は、霊夢と魔理沙から立ち去った後のことです。」
藍は、語り始めた。
回想
エル、ルーミア、橙、フランの四人は、エルの隠れ家で、ご飯を食べていた。
「おいしいのかー」
「魚…‥おいしい。」
「エル兄様。どうしたの?元気ないよ。」
エルは、仮面を取ると涙を流していた。
「やっぱり…‥あの二人は…‥俺の…‥」
「泣かないでなのだー」
「ルーミア。ありがとう…‥」
ルーミアを抱き締めている。
「レイ…‥出てきて…‥」
「マスター。大丈夫…‥泣かないで…‥」
「ごめん…‥」
エルは、レイとルーミアを抱き締めながら涙を流している。
「エル!大丈夫か!?」
「藍さん…‥俺…‥」
「我慢するな…‥」
「ごめん…‥なさい…‥」
エルは、安心したのか眠ってしまった。
「藍しゃま…‥」
「橙…‥エルは、大丈夫だ。フラン、ルーミア。エルを頼むぞ。」
「わかったのかー」
「うん!」
◇
「エル…‥最近は妖怪のために働き過ぎたのかも知れないわ。妖怪の味方でも、人間の子供。よし。藍。エルの歓迎会を開くわよ。指示するから準備しなさい。」
「畏まりました。紫様!」
「そうと決まれば…‥エルの知り合いを全員集めて、計画しなくちゃね。」
「妖怪か妖精なら、エルも拒絶しないでしょう。」
「妖怪の森は、大丈夫かしら?」
「天魔殿に許可を貰えたら良いのですが…‥」
「無理だったら、マヨイガに招待するわ。」
「少なくとも、霊夢と魔理沙は呼ばない方が良いわね。エルに負担が…‥」
「それもそうですね。」
「紅魔館のメンバーと、仲良しの妖精、妖怪のメンバーと、地霊殿のメンバーは駄目でしょうか?」
「エルの為なら仕方無いわ。後で、私が招待状を渡してくるわね。」
「それでは、計画開始!」
藍と紫は、姿を消した。