翌朝。エルが目を覚ました。
「此処は…‥客室…‥そうか。レインを連れてきて…‥」
「…‥エル…‥」
「レイン。心配かけて…‥ごめんな。」
「…‥大丈夫…‥許す…‥」
レインは、エルを抱き締めている。すると、室内にフランが入って来た。
「御兄様、レイン。おはよう!御兄様は、大丈夫だった?」
「エル…‥大丈夫…‥御姉ちゃん…‥」
「フラン。心配かけてごめん。」
「御兄様。許すよ。だからね。笑ってよ!」
「ありがとな…‥フラン。」
エルは、フランの頭を撫でて、笑みを浮かべる。
「元気になったようね。」
「レミリア。心配かけたな。」
「フランを泣かしたら殺すわよ…‥」
「望むところだ。フランを泣かしたら、この命…‥くれてやる。」
レミリアの殺気を受けながら、不敵な笑みを浮かべるエル。だが、そんな二人を見て、怒り出しそうな雰囲気を纏う。レインとフランは、エルとレミリアを睨む。
「御姉様…‥」
「エル…‥」
エルとレミリアは、冷や汗を流し。二人に土下座する。
「…‥…‥」
「…‥…‥」
レインとフランの機嫌が悪い。
「レイン…‥悪かった。」
「…‥…‥」
「レイン…‥」
「…‥消えない…‥?」
「え…‥?」
「エル…‥消えない…‥?」
「レインを残して、死なないよ。」
「ん…‥なら…‥許す…‥」
エルは、レインを抱き締めて、頭を撫でる。
「エル様、レイン様。おはようございます。」
「おはよう。咲夜。」
「咲夜…‥おは…‥」
「朝食の準備ができましたので。御案内します。」
エル、レインは、咲夜に食堂に案内される。
「エル、レイン。おはよう。よく眠れたかしら?」
「…‥パチュリー…‥おは…‥」
レインは、パチュリーの隣に座る。料理が運ばれてきて、少しずつ食べ始める。
「…‥…‥おいしい…‥」
「それは、よかったわ。」
「レイン。食べ終わったら、外に出よ!」
「…‥わかった…‥御姉ちゃん…‥エルも…‥」
「わたったよ。」
エルは、野菜サラダを食べ終えると、金の鍵が光を放った。
「ん?どうしたんだ。にとり?念話するなんてな。」
『エル!ちょっと、工房まで来てくれないかい。』
「理由は?今、紅魔館にいるんだよ。」
『アリスと協力してエル専用の武器を開発したんだ!来てくれないかい?』
「後で連絡する。」
念話を解除すると、フランとレインに伝える。
「悪い。用事ができた。今日の夕方までに帰るから。許してくれ。」
「…‥レイン…‥一緒…‥行く…‥」
「わかった。その代わり…‥1週間は私の執事になって!私からの依頼!」
「仕方ないな。1週間はフランの執事になりますか。依頼されたからな!」
「やった!」
フランは嬉しいのか。エルを抱き締めている。
「フラン。執事になる代わりだけど…‥」
「仮面は取らなくても大丈夫。」
「ありがとな…‥」
エルとレインは、妖怪の山に向かった。