東方妖怪堂     作:ノック

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紫は藍からの報告を聞くと、書類を取り出して何やら書き込む。

 

「この書類を閻魔様に届けてきなさい。」

 

「この書類は?」

 

「エルに関する報告書よ。今のエルには、10歳までの記憶しかない。このままでは、エルの人格が崩壊するわ。」

 

紫の発言に、藍の体が震え出す。

 

「防ぐ方法ならあるわ。エルの肉体年齢を私の能力で変更するわ。それで乗り切るしかないわ。」

 

「エルの仕事は!?」

 

「エルの分身に頼むしかないわ。それで様子を見て考えましょう。藍は紅魔館に行って分身に頼んで。霊夢にエルの役割がバレたら終わりだわ。」

 

「畏まりました。」

 

藍は紫のスキマを使って、紅魔館に向かった。 

 

「私はエルに会いに行きましょう。」

 

紫はエルのいる隠れ家に向かうと、エルが武器の作成をしていた。

 

「エル!?何やってるの!?」

 

「修業しなきゃ…‥」

 

紫はエルの顔を触れると、熱かった。風邪を引いているようだ。

 

「凄い熱よ。休みなさい。」

 

「でも…‥」

 

「休まないと、良くならないわよ。」

 

「わかりました…‥」

 

エルは布団には入り眠った。

 

「さて、やりますか。」

 

エルの身長を紫の能力で、境界を操る。エルの体が幼児化した。

 

「記憶も一部消しときましょう。」

 

エルの頭を撫でながら、一部の記憶を消す。すると、エルの熱が引いていく。

 

「熱が下がったわね。知恵熱かしら?明日また来てみようかしら。」

 

スキマで姿を消した。

 

 

 

 

 

 

 

紫がエルの様子を見に行く頃。藍は紅魔館に到着していた。

 

「さて、待たせてもらうか。門番が寝てどうするんだ。」

 

「あら。久し振りね。今日はどうしたのかしら?」

 

「エルに関する用事だ。大事な話がある。レミリアと話がしたい。」

 

「御嬢様とね。わかったわ。案内するわ。」

 

藍は咲夜の案内で、紅魔館に入る。藍は咲夜と一緒に廊下を歩いているとフランと分身を目撃する。

 

「咲夜。あの彼はまさか。」

 

「エルの分身よ。エルの代わりに妹様の執事をしているわ。」

 

「レインはいないのか?」

 

「レインなら御嬢様の相手をしてるわ。それで、彼も関係ある?」

 

「関係がある。彼に話しておくか。」

 

藍は分身に近づいて声をかける。

 

「八雲藍。俺に何か?」

 

「報告することがある。エル関係でだ。」

 

「本体に何かあったんだろ?教えてくれ。」

 

藍は分身に説明する。

 

「幼児退行による記憶喪失。八雲紫は本体を救うために、本体を幼児化させたのか。他に方法は?」

 

「それしか方法無かった。」

 

「そうか。本体は誰が引き取るんだ?能力はどうなっている。」

 

「今のエルは、能力すら満足に使えない。出来るとしたら…‥魔力、霊力、妖力での身体強化だけよ。引き取り先は、萃香に頼むつもりよ。」

 

「俺は賛成だ。期間はどのくらいだ?」

 

「未定だ。貴方にはエルの代わりに仕事を頼みたいの。」

 

「わかった。引き受けよう。決まったら教えてくれ。」

 

「わかった。決まり次第知らせる。」

 

藍は紅魔館を後にした

 

 

 

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