エルは博麗神社から離れると、紫を発見する。紫から契約の鍵を受け取る。
「エル。貴方に依頼が来たわ。依頼内容は、人里にある寺子屋の手伝いよ。」
「わかりました。」
「エル、紫。私達には内緒にしなくても良いじゃない。」
「そうだぜ。」
得るが振り替えると、霊夢と魔理沙がいた。エルは後退る。
「霊夢と魔理沙。盗み聞きは良くないわね。」
「霊夢姉と魔理姉…‥何で!?」
「エル。教えてもらうわよ。記憶喪失は嘘なんじゃないの?」
霊夢の発言に、エルは紫の背中に隠れる。紫はエルの頭を撫でながら、霊夢を睨む。
「…‥…‥」
霊夢と紫との間に、嫌な空気が流れる中。魔理沙が我慢できずに紫を見て喋り出す。
「紫。質問に答えてもらうぜ。エルは本当に記憶喪失なのか?」
「エルの記憶喪失は本当よ。それで?」
「エルは何処で発見されたんだ?何故。エルは紫と一緒にいるんだ?」
「…‥…‥霊夢と魔理沙。私は貴女達にならエルの心の支えになると思ったんだけども…‥期待外れね。エル。貴方のお兄さんよ呼びなさい。」
エルは紫の言われた通りにする。紫の横にエルの分身が出現した。
「紫。呼ばれてきたがどうしたんだ?」
霊夢と魔理沙は、エルの分身を見て紫に問い質す。だが、紫は話さずに分身に耳打ちする。
「お前達が、エルの友達か。兄のロードだ。よろしくな。」
「ロードさん。どうして…‥エルは?」
分身…‥ロードは、霊夢と魔理沙を見てエルの頭を撫でる。
「エルの友達が人間に殺された影響だな。記憶喪失もそれが原因なんだろう。今まで溜め込んできたのが爆発して、精神的に来たんだろうな。様子を見るしかない。」
「そうですか。」
「俺は紅魔館に向かう。霊夢達と一緒いるんだ。」
「わかったよ。兄さん。」
ロードはその場から姿を消した。
「霊夢と魔理沙。最後のチャンスよ。貴女達にエルを預けるわ。」
紫は姿を消した。エルは霊夢と魔理沙を見て少し怯えている様子だ。霊夢はエルに近づくとエルを抱き締めた。
「ごめんね。今日はエルの歓迎会をしましょう。魔理沙。宴会の準備をするから手伝って。」
「何をすれば良いんだ?」
「エルの歓迎会をするから妖怪や妖精を呼んできて。宴会に参加させるわ。」
「わかったぜ。出来るだけ呼んでくるぜ!」
魔理沙は飛んでいった。霊夢はエルの頭を撫でていると、猫又の少女が現れた。
「エル。久し振りだね。」
「久し振り!ニーナ。」
「エルの友達?」(あの妖怪の妖気…‥エルの言っていた…‥)
「はい。私の名前はニーナです。猫又の妖怪です。」
「私は博麗霊夢。博麗の巫女。貴女もエルの歓迎会をしない?今日の夜に宴会するのよ。」
「それは楽しみですね。喜んで参加します。」
「エルはニーナと一緒にいなさい。ニーナ。エルをお願いできる?」
「大丈夫ですよ。」
霊夢はニーナにエルを預けると、宴会準備で出掛けた。ニーナとエルは、神社に残り掃除などをして霊夢の帰りを待つ。
「エルは楽しい?あの人間と過ごせて。」
「楽しいよ。ニーナも一緒にいればわかるよ。」
「楽しみにしてるね。」
エルとニーナは仲良く会話をして霊夢が帰るのを待っている。