エルは何時ものように、店の品物を並べたり掃除しながら過ごしていると…‥
「エルいるかしら?」
「紫さん。どうしましたか?」
お茶と茶菓子を出す。
「今日は、貴方に依頼が入ったから来たのよ。」
「仕事ですか。」
エルの表情が変わった。
「実は、幻想入りしてきた者がいるんだけど…‥」
「紫さん。異変を起こすんですね。」
「そうよ。貴方には、その者が起こす異変の手伝いをしてほしいのよ。」
お茶を飲みながらエルに封筒を渡す。
「拝見しますね。え!?紫さん…‥冗談ですよね!?」
「本気よ…‥」
「はぁ。わかりました。報酬は、後払い。条件は…‥…‥お願いしますよ。」
「わかったわ。異変を起こすのは、1ヶ月後よ。エルには、今から依頼主の所に行ってちょうだい。」
「え…‥うわぁぁぁ!?」
紫はエルの足元にスキマを開けて落とした。
◇
紫にスキマで落とされたエルは、館の目の前に落ちた。
「痛い…‥この館かな…‥」
エルは立ち上がると、門の前まで近づく。
「門番は…‥寝てるな…‥」
門の目の前にいる門番の女性は気持ち良さそうに眠っていた。
「どうしようかな…‥」
すると、門番の頭にナイフが刺さりメイドが出現した。
「御待ちしておりました。エル様。私は、紅魔館の主…‥レミリア・スカーレット様の専属メイドの十六夜咲夜です。」
「改めて、はじめまして。【妖怪堂】店長のエルです。よろしくお願いします。」
「では、案内致します。」
咲夜は、門番にナイフを刺してエルを案内する。
門番の悲鳴が聞こえたが、聞かなかったフリをした。
「広すぎだろ!?」
「こちらです。」
咲夜に案内されて、扉の前に止まった。
「この部屋が御嬢様の御部屋でございます。失礼の無いように。」
咲夜は扉を、2回ノックすると…‥
「誰かしら…‥」
「咲夜です。エル様をお連れしました。」
「入りなさい。」
部屋の中には居ると、椅子に座っている少女がいた。
「咲夜は仕事に戻りなさい。」
咲夜が姿を消す。
「紅魔館にようこそ。私は、この館の主…‥レミリア・スカーレットよ。」
「俺は【妖怪堂】店長のエルです。よろしくお願いします。」
「貴方は珍しいわね。人間の敵…‥我々妖怪の依頼を受けてくれる人間は貴方くらいよ。」
レミリアは笑いながらエルを見つめる。
「よく言われます。人間なのに変な奴だと…‥」
紅茶を飲みながら…‥
「【妖怪堂】の説明をしてくれるかしら?」
「良いですよ。【妖怪堂】は、妖怪専門の何でも屋です。」
「妖怪専門?人間からの依頼はやらないの?」
「人間からの依頼もしますはが、妖怪からの紹介状が無い場合は受けません。」
「貴方は、人間は嫌いなの?」
レミリアの質問に、エルは笑いながら答える。
「人間が居なくなろうが、俺には関係無いので…‥八雲紫は、何か言ってませんでしたか?」
「聞いてるわ…‥貴方が人間でありながら…‥
妖怪側の人間だってことをね…‥」
レミリアが呟いたと同時に雷が鳴り始めた。
小説は難しい…‥
次回は依頼内容が公開される