東方妖怪堂     作:ノック

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エルの自殺未遂事件から3週間後、博麗神社に早苗が手土産を持って遊びに来たようだ。

 

「霊夢さん!野菜のお裾分けに来ました。」

 

「早苗じゃない。今からお茶出すわ。エル、お茶菓子出しといてね。」

 

「わかった。霊夢姉。早苗さんもこんにちわ。」

 

戸棚から羊羹を出して皿に乗せる。

 

「エル君もこんにちわ。この羊羹、人里の有名店のですよね!?」

 

「エル、最近は人里で何でも屋を始めたらしいわ。力の制御も兼ねてらしいけど…」

 

「力の制御?」

 

「エルは…霊力と魔力が使えるようになったから、その訓練よ。妖力も使えるらしいし。」

 

「妖力!?半妖ですか?」

 

エルが右手から妖力の玉を浮かべると、クルクルと回転させて操っている。

 

「最近かな?この力得たの…紫さんに見てもらってたし。」

 

「そうなんですね。」

 

羊羹を頬張っている早苗。エルは羊羹を半分に分けて、皿に乗せて分社に供える。

 

「エルは毎日、分社にお供え物をしてるわよ。」

 

「え…毎日…ですか…!?まさか…」

 

「どうしたのよ?早苗。」

 

「諏訪子様と神奈子様の調子がよくなったらしく…」

 

早苗の言葉に、霊夢はエルが原因であることに気づいたが、幻想郷に悪影響を及ぼすものではないため放置する。

 

「問題ないわね。信仰が増えてるのよね?人里からは?」

 

「大丈夫です。分社を置かせて貰えてるので…でも、エル君のが、影響あるみたいですね。どうしてでしょうか?」

 

「…なんでかしらね?」

 

分社に手を合わせているエルを見ながら。考えている。

 

「…………ふう。霊夢姉と早苗さん…どうしたの?」

 

「なんでもないわよ。エル。今日はどうするのよ?」

 

「ルーミアが来ると思うけど…」

 

「だったら、私は買い物に行ってくるから、留守番頼める?早苗もダメかしら?」

 

「わかりました。エル君と待たせてもらいますね。」

 

「お願いね。」

 

霊夢は買い物に出掛けた。エルは箒を持ってきて、境内の掃除する。早苗も手伝うために立ち上がる。

 

「掃除は僕がやるから…」

 

「それだと、私は暇になっちゃいますよ。一緒にやった方が早いですよ?」

 

「それじゃあ…お願いします。」

 

「畏まりました!」

 

エルと早苗は一緒に境内の掃除をしていると、ルーミアが遊びに来たようだ。

 

「エル……と、ピーマン巫女?」

 

「私は東風谷早苗です!なんですか?ピーマン巫女って…」

 

「ピーマンダメなのかー…だったら…緑巫女。」

 

「そのまんまじゃないですか!」

 

ルーミアのボケに、早苗が突っ込む形になってしまった。

 

「疲れました。」

 

「貧弱なのかー」

 

「誰のせいですか!全く。」

 

ルーミアは眠たくなったようで、エルに抱きついて眠った。

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