妖怪賢者の1人である黒牙は、博麗神社の屋根で日向ぼっこをしているが、眠そうである。
(眠いのじゃ…こんな日は…昼寝に限る…)
すると、遊びに来ていたルーミアが屋根に上がってきたて、眠そうにしている黒牙を見つけた。
「黒牙!久し振りなのだー」
「ルーミアかの…眠いのじゃ…寝かせてくれ…」
黒牙の頭を撫でるルーミアに気にしてないのか、おとなしく撫でられている。
「サラサラなのだー」
「毎日……手入れしてるからの………」
欠伸をしながら頭をルーミアに擦り付けている。気に入っている証だ。
「黒牙、猫なのだー!」
「当たり前じゃ……我輩は猫神じゃ!」
「ルーミアと黒牙うるさいわよ!静かに掃除させなさい!」
境内を掃除していた霊夢が、怒りながら霊力を纏い目の前に現れた。黒牙とルーミアは目を見開いた。
「霊夢!?掃除の邪魔をしたのは悪かった。怒りを沈めてくれぬか!」
「霊夢…ごめんなさい。」
「………全く。また、邪魔をしたら…夢想封印だからね……」
霊夢は境内の掃除に戻ると、黒牙は眠気がなくなったようで、屋根から降りて姿を消した。
「暇になったのだー」
「ルーミア、どうしたの?」
エルが屋根にルーミアを見つけて、ジャンプで上がり、屋根に着地した。
「暇なのだー」
「お昼寝でもする?今日は気持ち良さそうだよ。」
「嫌なのだー。エルと遊びたいのだー!遊ぼう…」
ルーミアがエルの腕を掴み離さない。
「わかった。その代わり、ルーミアも掃除を手伝ってね?お願いだよ。」
「…………わかったのかー」
「その間は何かな?」
エルの言葉に、ルーミアが涙目になり、今でも泣きそうである。少し、悪いと思ったのか、謝罪する。
「ルーミア…ごめんね。」
「意地悪なのだー」
「泣かないでね。ルーミア。」
エルがルーミアの頭を撫でると、ルーミアがエルの手を口に入れた。その行動に目を見開いた。
「る、ルーミア!?何してんの!?」
「ひかえひなのだー」
ルーミアがエルの手を甘噛みしている。
「ルーミア……離して!」
「嫌なのだー。許さないのかー!悪いと思ったなら、私と遊んで……」
「う……ごめん、もうしないから……離して……」
「…………仕方ないのかー」
手を出すと、エルは手を洗いに戻る。
「やり過ぎたのだー」
ルーミアは顔を赤くしながら呟くのだった。
台所で手を洗っているエルは、ルーミアの行動に少し、あたふたしている。
(ルーミアのバカ!僕の手を……甘噛み…なんで…)
エルも恥ずかしかったようだ。顔を水で洗い落ち着かせる。
「う…平常心…よし!戻ろう。」
境内に戻った。