最凶最悪の天災ファンタジスタ   作:憂鬱なサラリーマン

23 / 23
お久しぶりでございます。
大変遅くなり申し訳ございませんでした。

私事ながら最近忙しくこれどころではありませんでしたが、そろそろ書こうとアカンと思い投稿しました。

ちょっと久しぶりなので読みづらいかもしれませんが何卒よろしくお願いします。


おかえり、MY HERO

なんだ。

なんなんだ。

 

俺は今まで遊んでいたか?こいつらより努力を怠ったか?自分の実力に満足したか?

否、そんなことはない

 

自信はあれど、満足などしたことがない

 

俺が絶対なんだ。

俺が最凶なんだ。

俺が絶対なんだ。

 

俺以外の人間に俺が危ぶまれるなんて言うのはあっては成らないのだ

 

 

 

 

 

羅刹と黒鉄の試合が始まって20分。

スコアは7-0。

黒鉄リード

 

グラウンドでは、肩で息をする羅刹とボールをリフティングして余裕な態度の黒鉄。

かつては最凶コンビだった二人。

何故こんなにも差が出てしまったのか。

 

黒鉄のゴールで二人の死合を見ていた大多数の人間から大きくコールされている。

「くーろがね!」「くーろがね!」「くーろがね!」

何度も続くコールと、ゆらゆらと揺れる自分のゴールネットが火に油を注がれている。

 

「なにが最凶だよ。なにが天災だよ。滑稽だな」

「有頂天になって、満足して、頂点から見下ろして、」

「どう?今まで見下してた相手にやられる気分は?」

「どう?出し抜かれたっていう気分は?」

 

いたにたと笑うそいつが憎い、腹立たしいと黒い感情が湧き始める

 

俺が勝てないのか?

№1であるこの俺が.....

 

「いらん」

 

そこにいるはずのない人間が見える

 

「総...帥?」

「勝てないストライカーなんていらん」

 

憧れの人に捨てられる

尊敬してる人に

かっこいいあの人に

総帥に捨てられる

 

 

あああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

 

 

今の俺はいらないんだ

雑魚なんだ

 

じゃあ、もう難しいことを考えるのはやめよう

ただ壊そう

目の前のものを全部

 

 

 

 

 

 

 

「京さん。後1点で終わりだよ。この1点で君が要らない証明が出来る」

「...」

「いくよ」

 

ホイッスルが鳴り、自身のエリア内で黒鉄がボールを踏む

 

「最強の必殺技で終わらせてあげる」

 

口に指をくわえ甲高く笛を鳴らすと、彼の周りから5匹のペンギンが顔を出す。

両手を空に振り上げると、呼応するようにペンギンたちが空を舞う

 

「皇帝ペンギン...」

 

自分もジャンプし、オーバーヘッドの態勢になると振り下げた右足にペンギンがかみつき集合する

 

「3号ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ」

 

打ち出されたボールは細長く変形し、土煙を上げグングンと伸び一直線かつ狂気的に羅刹の元へと向かう

それは距離のあるシュートだが、センターサークルを超えた辺りから球威が上がる

 

「くぅっ、、これはもうあなたにも止められない。これはそんな代物ではないよ」

 

さようなら、憧れの人

 

激しい音が鳴る

爆裂音いや破裂音に近い音がけたたましく響く

 

土煙で黒鉄は確認できてないが、今のあの人に止められるはずがない。

止められないに決まっている

 

だが、おかしい

周りの黒鉄コールがやみ、ひそひそという声が聞こえ始めたからだ

 

「はぁ、はぁ、なんだ?」

 

土煙が開け、相手ゴールが見え、そこには信じられない光景が広がっていた

対面に立つ羅刹の足下にボールが収まっているのだ

 

「は?止めたの?おい、審判不正じゃないの?」

 

絶句している審判に話しかけ、事の詳細を聞く

 

「いや、違う。あいつは止めた。一歩も動くことなく足の裏を突き出す形で簡単に止めた」

「え?」

 

視線を戻すと羅刹は一歩も動いていない。

だが、足下のボールだけ消えていた

 

「あれ?ど...」

 

腹に鈍い衝撃が駆け抜ける

今まで受けたことのないまるでボウリングの球でボディブローを食らったような重い衝撃が

足が浮き、体ごとゴールに突き刺される

 

9-1

 

()()()()()()()()。俺にいや、総帥様に逆らうなんて相変わらず面白いなお前は。もう一度恐怖と痛みを体に刻み込んでやるよ」

 

そこには鬼と呼ばれた全盛期、かつての羅刹の姿があった

 

「羅刹さん...」

 

腹を押さえながら立ち上がる

止まない激痛に骨が折れた感が残っている

 

こんな状況だが、絶望などない

むしろ高揚感すら感じている

 

「やっと、本物のあなたと戦えるんだね」

「知らねぇよ。ひざまつかしてやるよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこからは一方的だった

羅刹が蹴ったボールを黒鉄は一切止められないのだ

普通のシュートなのに必殺技を使っても、何をしても真っ直ぐ飛んでくるこのボールが止められない

 

「すごい!すごいすごい!これでこそ羅刹さんだ!!」

「待たせて悪かったな。そろそろ本気でやってくていいぞ?俺もここまでのお前を評して必殺技を使ってやる」

「絶対負けませんからね!羅刹さん!」

「あぁ、見せてみろ。雑兵」

 

黒鉄がボールを蹴り上げ、かかと落とし

いろいろな思いがあるが、殺意と敬意を込めてレーザーを放つ

スピード、威力共にこの人生最高の幾千にものレーザービームが羅刹に降り注がれる

 

「俺の猿まねをしているようじゃ、勝てないって教えたの忘れたのか?」

 

いくつかのボールを躱し、空中にジャンプする

 

「これか」

 

たった幾千の内の1つの正解を当てボールを足下にぴったりと抑える

 

 

 

「ついでだからこの技のこつを教えてやるよ」

 

自身のペナルティエリアに戻った黒鉄に感情のない笑顔で話しかける

 

「この技は純粋じゃなきゃいけない。余計な感情を一切込めてはいけない」

 

ヒールリフトで空中に蹴り上げたボールを空中でトラップし、最小の動きでボールをかかと落としする

 

「ペイン・レイン」

 

真っ黒も真っ黒、どす黒いおびただしいレーザーが雨となり降り注ぐ

それは雨と言うよりも夜空のように曇り無き黒が広がり、黒鉄に襲いかかる

 

「純粋な殺意。これを一滴漏らさず注ぎ込め」

 

千を超えるレーザーは黒鉄の体を貫き、黒鉄の体は糸が切られたマリオネットのように地に落ちた

 

「そして、死にさらせ」

 

右手を掲げ黒鉄を応援した奴らに絶望を伝える

俺の勝ちだと

 

 

 

 

羅刹完成まであと3人。




ここまで目を通してくださりありがとうございます。
どうでしたか?急ぎ足でしたが、決着させました。
続きもできるだけ速く投稿したいですが、お気楽に待っていただけると幸いです。
よろしくお願いします。
また、感想やご意見を頂けると作者のやる気パラメーターがグングン上がるので、ドシドシお待ちしております。

では、また

羅刹復活の巻はじまりはじまり
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。