影になりたい海兵(笑)   作:夕千康成

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プロローグは短めです


プロローグ

プロローグ

 

ークワーッ…クワーッ…

(鳥が鳴いてる…。これは、カモメか?)

重い瞼を開けると、最初に飛び込んで来たのは眩しい程の太陽光だ。

(うっ…眩しい)

あまりの眩しさにボクは手で顔を覆った。すると、眩しさは抑えられ青空と数羽のカモメが飛んでるのが見えた。

「ここ…は、どこだ?」

身体を起こしてみると、目の前にはどこまでも広がる海、そして、ボクのまわりには、木材が散乱していた。

「えーと…ボクは何をしてたっけ…?」

ナニかを思い出そうと頭に手をあてたとき…ズキッ

「…!痛っ!」

慌てて、手を見ると薄っすらと血が付いていた。どうやらボクは怪我をしていたらしい。

「…ってー、なんで怪我をしてるんだ?そもそも、ここは何処だ?」

もう一度、辺りを見渡してみた。

目の前には海、周りには散乱した木材と砂浜、そして、後ろには森があった。

「え…?島?なんで?」

ますます、混乱した。

何故、ボクはここに居るのか。

そして、ボクは何者なのか。

………グゥ〜…

「お腹…空いたな…」

頭を落ち着かせようとしていると、腹の虫が鳴いた。

「何か食べるもの…」

辺りを見回すと木材に紛れて木箱があった。

「食べ物…入っていると良いな…」

そう言ってボクは木箱に向かって歩いた。多少フラつきながらも木箱にたどり着いた。

木箱の蓋は簡単に空いた。

「…?なんだこれ?…写真?」

中には、写真が一枚入っていた。

その写真には、綺麗な女の人と…

「男の子だ…、あれ?でもこの男の子って…」

…ズキッ

また痛みが走った。しかし、傷が痛いんじゃない。

「…グッ!ッア!…ハァ…ハァ…な、なんだ…頭がッ……もう少しで、なにか…なに…カ…ガ……」ドサッ…

そこでボクの意識は途絶えた…

 

 

 

 

 

 

 

 

………アレ?…

 

「…ハッ!?」

どれくらい経ったのだろうか、僕は目を覚ました。

「僕は……、そうだ遭難したんだ。嵐に遭って…それから…ッ!」

その時、僕は全てを思い出した。

「アァ…アァ…、そうだ、僕たちは海賊に襲われて、けど嵐でみんな海に投げ出されて…」

心にぽっかりと穴が空いた気がした。

「生きなきゃ…みんなの分まで生きなきゃ」

その時、僕は決心した

「そうだ、海軍に入ろう。強くなれば、もう誰も失わずに済むはずだ」

……グゥ〜…

空腹だったのを忘れた。

「まずは、食べ物探さないと…」

そう呟くと僕は、森の方へと歩みを進めた

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで十数年後…

「カゲル少尉!おはようございます!」

ビシッとした敬礼をウッカリー三等兵がしてくれた

「あぁ、おはようウッカリー君」

今、俺は海軍少尉になってます。




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