影になりたい海兵(笑)   作:夕千康成

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更新が遅れたこと、本当に申し訳ありません。
内容も短いです。


第7話

ーー支部長室ーー

ガチャガチャ…ガチャッ…

「う〜ん、なんで開かないのよ…」

誰もいない筈の支部長室で、一人の女が金庫を開けようと弄っていた。

ガチャッ…ガチャ…

「う〜ん…、どうしよう」

「まさか、もう一人侵入者がいたとはね」

「!?」

慌てて女が振り返ると、扉にもたれかかるようにカゲルが立っていた。

「海兵⁉︎全員、外に出た筈じゃあ⁉︎」

女の疑問はもっともである。

事実、ほとんどの海兵が侵入したルフィ達の元に向かったのだから、本来ならば、カゲルも他の海兵と一緒にいない筈のだから。しかし、カゲルはそこに立っている。

「嫌な予感するから、気になって来てみれば…、ビンゴだったというわけか。」

もちろん、嘘である。あまりにも、他の海兵達の行動が迅速だったために、置いてけぼりを食らってしまったのだ。

「くっ…、なんて鋭い感なの…」

しかし、目の前の女は気付かずにいるので、カゲルも訂正する気は無いようだ。

「それで?お嬢さんは、何で支部長室にいるのかな?」

そう尋ねるや否や、カゲルは緩んだ表情を引き締めると、相手に向けて威圧を放ち始めた。

「…っ⁉︎」

その威圧をもろに受けた女は、腰が抜けたのか、その場に座り込んだ。

その様子を見て、カゲルも威圧するのをやめた。

「ふぅ…、慣れない事すると疲れるな。んじゃ、お嬢さん、捕縛するからちょいと大人しくしといてくれよ。」

カゲルは侵入者の女に近づいていった。

「それにしても、何で支部長室に…。ん?」

女を捕縛しようとしたカゲルは、金庫が空いていることに気づいた。

(まさか…)

金庫に近づいて、中を覗いてみた。

すると、中には紙が一枚丸められて入っており、それを開くと

『海図は頂いた --道化のバギー--』

「なっ!?いつの間に!」

金庫の中身はこの紙以外にはなかった。

落胆しつつ、女を捕縛しようとしていた事を思い出し、後ろを振り向くと…

「フンッ!」 ゴチンッ!

「…クッ…」

ドサッ…

棒状の武器を振り下ろされ、カゲルの頭にヒットし、そのまま意識を落とした。

そして、カゲルが気絶するのを確認した女はそそくさと退散した。

 

 

 

 

 

 

ーー数分後ーー

「………っう」

激しい頭痛に見舞われながらも、カゲルは目を覚ました。

「痛っ……、あのお嬢さん、逃げる為とはいえ、あの威力はないだろ…」

幸いなことに、出血はしてなかった。

「はぁ〜、外の方がどうなったか見てみるか」

よっこいしょと言い、腰を上げると支部長室から出て、廊下にある窓から外の様子を伺った。

 

 

 

 

 

 

 




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