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侵入者の女--ナミ--に気絶させられてから、数分経った後に意識を取り戻したカゲルは外の様子を伺うため、窓の方へと向かった。
窓から処刑場を除くと、立っているのはルフィとゾロ、後はコビーだけであった。背中合わせで立っているルフィとゾロの視線の先には、倒れ伏したモーガン大佐や他の海兵達と、何故かヘルメッポがおり、この支部に居るものの、ほとんどが倒されたのだと容易に理解した。
「ありゃま、ほとんど全員が倒されちゃったかぁ。さて、どうするか…」
同僚達が倒されてもなお、カゲルの態度は変わらなかった。
「窓を突き破っていけば、あいつらを捕まえることは可能だが…、モーガン大佐の手柄になりかねんからな…。よし、ゆっくり行って、モーガン大佐&ヘルメッポ以外を助けよう。」
そう言うや否や、カゲルは歩き出した。
--カゲルが意識を取り戻す数分前--
処刑場ではモーガン大佐とルフィが対峙していた。
「身分も称号も無ぇ奴が俺に指図するんじゃねぇ!俺は海軍大佐"斧手のモーガン"だ!」
「俺はルフィ、よろしくな」
突如として戦闘が始まった。
モーガン大佐はその右手に義手のように装着した斧を振り回し、ルフィに攻撃をする。このモーガン大佐、大佐と呼ばれるだけあって、斧を振り下ろせば地面に亀裂が入り、横に薙ぎ払えば、空気を切り裂く音が耳に届く。
しかし、そのどれもがルフィに当たることはなく空を切るだけであった。
一方のルフィは、モーガンの攻撃をかわしつつ、パンチを当てていった。
そして…、
「ぐぁっ!」
ルフィの放った蹴りはモーガンの顔を捉え、その巨体を地に倒した。
ルフィは倒れたモーガンの胸ぐらを掴み、その顔を殴った。
「何が海軍だ!コビーの夢をぶち壊しやがって!」
そう言うと、また、モーガンの顔を殴った。すると、そこに…
「待て、麦わら!これを見ろ!」
しかし、ルフィは見ない。
「待てつってんだろ!アホか!」
そこには、メガネをかけた少年--コビー--に銃を向けているヘルメッポがいた。
「コイツの命が惜しかったら動くんじゃね!ちょっとでも動いたら、コイツを撃つぞ!」
ヘルメッポはルフィを脅した。
しかし…
「ニヒヒッ」
ルフィは笑った。
何故なら…
「ルフィさん!僕、ルフィさんの邪魔をしたくありません!死んでも!」
「ああ、知ってるよ。諦めろバカ息子、コビーの覚悟は本物だぞ。」
コビーが覚悟を持ってここにいる事を知っていたからだ。
そして、ルフィは左手を右肩に置き、殴る構えをしつつヘルメッポの方へ近づいた。
「動くなー!動くなつったろ!う、撃つぞ!」
ルフィがパンチの射程内にヘルメッポを捉えたその時、
「う、後ろー!」
倒れていたモーガンが起き上がり、その左手を掲げていた。
「"ゴムゴムの〜"」
しかし、ルフィは後ろを見ずにヘルメッポを捉えていた。
「俺は海軍大佐"斧手のモーガン"だ!」
「お、親父!早くソイツを!」
モーガンの右手がルフィの頭上から振り下ろされた。
「"銃《ピストル》"!」
ルフィの放った拳は、見事、ヘルメッポの顔面を捉えた。
そして、モーガンの斧は、ルフィの頭上スレスレで止まっていた。
「ナ〜イス!」
「ぐっ、ぁあ…」
「ゾロ♪」
ルフィが拳を放つのと同時に、モーガン大佐をゾロが切っていたのだ。
「お安い御用だ、キャプテン」
そして、今度こそ、モーガン大佐は倒れた。
初めて戦闘シーンを描いてみました。
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