ガンダムビルドファイターズ Beginning Tale   作:セルフィア

10 / 62
前回、俺と拓哉はガンプラバトルを終えお店を出ようとした

その時ある女性に声を掛けられる

声を掛けられた内容とは、一体なんだったのか

さて、どうなる第2章!


第2話〜新たな舞台、新たな出会い〜

「失礼ですけど、貴女は?」

唐突に掛けられた声に、警戒心丸出しで尋ねる

 

「昨日も会ってるんだけど、覚えてない?」

 

こんな答えが返って来た

しかし覚えてない?って言われた時には、新手のたかりかと思ったけど横の友人が呆れていたので違うようだ。

拓哉はこの人が誰か知っているみたいだが、俺はこんな美人と知り合いになった覚えがない。

不思議に思った俺は、

「昨日って事は、学校だよな?クラスメイトにこんな人いたっけ?」

 

そんな俺に対し拓哉はバカを見るような顔で

「おまえのその人の顔を見ない所直したほうがいいぞ、昨日ゲーセンで見ただろ」

 

そう言われ、頭の中で昨日の記憶を呼び起こしてみる

「ゲーセン...あ!あのストライクのファイター⁉︎」

「そ!あのストライクのファイターで、初めましてって言うのもおかしいけど天ヶ崎高校2年の今井 木乃香よ。宜しくね。」

 

丁寧に自己紹介までされてしまったからには、こちらも返さねば失礼だろう。

「初めまして、1年の城戸 響です。お、お願いします。」

「同じく1年の安藤 拓哉って言います、よろしくお願いします。」

と、軽く自己紹介を済ませ休憩スペースに移動し先ほどの内容について聞いてみた。

 

「すみません今井先輩、さっきのお話なんですけどあれってどう言う事ですか?」

「さっきの言葉通りよ、私たちと一緒にガンプラバトルの全国大会を目指して欲しいの」

 

ふむふむ、ガンプラバトルで全国ね。なるほど全国かー、って全国⁉︎

頭の中でパニックになり、1人であたふたしているとそれを見た拓哉が代わりに

 

「全国目指すって話は分かりました、気を悪くするようで申し訳ないんですけどなんで俺たちなんです?バトルの腕だって楽しめればいいやってぐらいしかないし、自分のガンプラだって持っていない俺たちに」と、

おぉ、俺が絶対に口に出せないような事をズバッと言ってのけた!我が友人ながら、恐ろしいぜ

 

すると木乃香は、気を悪くする訳でもなく

「実は前々から2人の事は知ってたの、それで楽しそうにバトルしてる所を何回か見ててこの2人なら私たちと一緒に全国目指してくれるって思ってね♪」

見られてたと知った時は、なんか恥ずかしいような嬉しいような気持ちに襲われたが

「でも、天ヶ崎高校にガンプラバトルする部活ってありましたっけ?ウチの高校は運動に力を入れているのだけは知ってるんですけど」

「確かに、運動部の話ならよく聞くけどそれらの話って聞かないな」

2人して同じような事を言いガンプラバトル出来る所かーと考えていると

 

「君たちもしかして部活動紹介の冊子見てないの?ガンプラバトル部もそこに乗ってたんだけど...」

確かに部活動紹介の冊子のような物は貰ったけど部活動への加入は任意だと聞いていたので、読む気がせずすぐにカバンにしまっていたのを思い出した。

横を見ると拓哉も同じような事をしていたらしく、こちらと目線が合い木乃香の方を向き2人して見てませんでしたと素直に謝罪した。

 

「見てもらえてなかったのは少し残念だったけどそんな事はどうでもいいの、それで話を戻すけどこれは強制ではないし君たちが良ければで良いんだけどガンプラバトル部に入って全国目指さない?」

 

その問いに対し

学校で部活動に入って内申点が貰える上にガンプラバトルが出来るなら、こちらとしては有難い限りだし何より困ってる人を見過ごす訳にいかないしこんな美人の誘いを断るのも悪いしな!そう思い

「分かりました!ガンプラバトル部に入部します。」

と、返すと隣の拓哉も同じ考えに至ったのだろう「よろしくお願いします」と返していた。

 

「2人ともありがとう!よろしくね!それで早速なんだけど、明日の放課後2人のガンプラを用意したいから管理棟1階の奥にある部室に来てもらえるかしら」

「管理棟の1階奥ですね?分かりました。」

「同じく分かりました。」

 

そんな会話をし店を出て、先輩と別れた。

 

帰路途中〜

 

響が

「まさかこんな事になるなんて誰が想像できただろうかいや出来ないだろう、少なくとも俺は出来ない!」

「お前が女性と会話慣れしてないのは、見てて分かったよ...悲しい奴め」

と、拓哉は憐れむような視線で見てきた。

「失礼な!俺だって女性と会話した事ぐらいあるわ!思い出すから後20分、いや30分待ってくれ」

「もういい!もう辞めてくれ、聞いてるだけで涙が出てきそうだ。」

思い出す為に、しゃがみこみ頭をフル回転させていると拓哉に中断させられてしまった。

 

「そ、それは置いといて、明日から学校でガンプラバトルが出来るぞ!でも、ホント夢見たいだよちょっとほっぺたつねってくれない?夢じゃないか確かめたいからさ」

「男のほっぺた触る趣味なんて無いが、俺も少し夢心地だからつねってやるよ。」

そして、拓哉にほっぺたを赤くなるまでつねられ夢じゃない事を確信していると

「しかし嘘みたいだよな、学校でガンプラバトルが出来る上にガンプラまで貰えるなんて」

 

「確かになっと、予定の時間もだいぶ過ぎちまったから今日はここで解散するか!」

「あいよ〜また明日な」

 

響、寝室にて

「俺もとうとうファイターの仲間入りかー!どんなガンプラが貰えんだろどちらにせよ気持ちを切り替えて今まで通り負けても良いやじゃなく真剣にガンプラバトルに取り組むぞー!けど楽しみ過ぎて眠れな、い...」

その発言が終わるか終わらないかぐらいのタイミングで、急に眠気が襲ってきて眠ってしまった。

 

次の日〜

 

「管理棟なんて授業以外で来たことなんてあんまりないから分からなかったんだな」

「部活ある人とかしか来ないだろうしな、おここが部室か?」

中を少しのぞいて見るとお店にあるのよりかは小型だが、ガンプラバトルが出来る筐体がありバトルの真っ最中だった。

 

戦っているのは自分たちより年上だろう女性と大人しそうな外見をした男性がバトルしていてちょうど女性の操るGセルフ(宇宙用パック)が男性の操っているフラッグにサーベルを突き刺そうとしている所で

「はい、今日はそこまでにしておきましょうか!それでいつまでそこで見ているの?君たちは」

 

気づかれてたのか、大人しく中に入り先ほどバトルしていた2人の他にもう1人小柄な女性を見て軽く会釈して挨拶をする。

「初めまして!今日からお世話になる城戸 響です。よ、よろしくお願いします。」

「同じくお世話になります。安藤 拓哉と言います。よろしくお願いします。」

どうもこういう自己紹介って慣れないんだよな、地味に緊張しちゃうし普通に出来てる拓哉が羨ましいよ。

 

「私は昨日も挨拶したけど、今井 木乃香よ!ここの部長をしてるの。それでこの人がウチの副部長で」

「2年の十六夜 翼だよ。ここではファイター兼整備全般をしている。部員のガンプラは大体僕が直したり新しい装備の製作もしてるから今回2人のガンプラ製作も僕がやらせてもらう事になってるからよろしく」

次に小柄な女性が

「そして、翼さんのグットパートナーと言っても過言ではない頼れる相方で同じく2年、滝沢 奏って言います!よろしくです!」

僕に固定の相方なんて居たっけ?と頭を傾げる翼に対し奏は私が決めました!と自信満々に答えるのを見て木乃香は、またかと言わんばかりに頭を抱えていた。

 

「っと、話を戻すわね、それでこの子が君たちの他の新入部員よ。彼女は部活動紹介の冊子を見て来たそうよ。」

冊子見なかったのを根に持ってるんだろうか...

拓哉と顔を合わせ申し訳ないと木乃香の方を向き頭を下げておいた

「1年の小川 沙希です。よろしく...」

随分と大人しい子だな、同じ学年って事は何処かで会ってるか

 

そんな事を考えているなと拓哉は思っていたのだろう小声で「ちなみに隣のクラスで体育の時に会ってるからな?

そして、球技の時は存在感が消える事からインビシブルエアって異名がある」

「その異名ってイジメられてない?大丈夫?しかし隣のクラスか全然知らなかった」

そんな失礼な事を喋っていると、木乃香は話を遮るように

 

「さて!自己紹介が済んだところで、君たちのガンプラを選びたいんだけど何か希望ある?」

「ストライクでお願いします!」

「エクシアでお願いします。」

 

「ストライクとエクシアね、分かったわ。翼くん用意できる?」

「問題ない、試験型という名目で3mm穴を増やし色々と付けられるようにしよう。色は君たちの好みの色を知らないからサフだけ吹いておくよ。」

 

1時間経過〜

 

「取り敢えずここに、大剣・刀・槍・棍棒・ナイフ・ナックルガード・ヒートロッド・ランス・双剣・ライフル・サーベル・ファンネルなど基本的な物を用意したから1人ずつ順番に試して言ってくれ

それから適応力が高い武装をガンプラに装備していこうと思う。」

それを聞いた2人はミッションモードの殲滅戦を選択し、片っ端から装備。

「最初は俺が行く!

響!ストライクガンダム!出るよ!」

 

発進と同時に遠くの山からモックの集団がこちらに向かって来る。

 

よし、まずはグランドスラム(大剣)を持ちその威力存分に振るわせてもらう!

響は、スラスターを吹かすと大地を踏みしめモックに大剣を振りかざす

「チェストぉぉぉぉぉ!」

狙い違わずモックは、一刀両断されて落ちていった。

使い勝手は良いな、一撃一撃にスキが生じるのは欠点だけど...

「次は刀でも使ってみるかな、大剣と同じ感じで振らないように気を付けないと」

そうして、武器を一つ一つ試していき全部の武器を斬ったり刺したり薙ぎ払ったり飛ばしたり投げたりして色々と試してみたのだが近接武器は軒並み高い水準で使えたがライフルはやはり途中で投げてしまってファンネルに撃たせてしまい自分でライフルの爆発に巻き込まれるなど散々な結果になってしまった。

 

「よし、次は俺だな。拓哉!ガンダムエクシア、目標を駆逐する!」

ゲートから出て大地に降り立ったエクシアは、後方に近接武器を地面に置き最初は中国伝承に出てくる干将・莫耶を模した双剣とファンネルを装備した。機動力が高い機体なのに武器で重量オーバーなんて笑えないからな。

「行けよ!ファンネル!」

掛け声と共に背中のHi-νガンダムのフィンファンネルをGN粒子でも動かせるように調整したファンネルを飛ばしモックの集団に向かわせエクシア自身も敵軍に向かって行き、一体一体斬り伏せる。

 

右足を左腕をバックパックを首を切り続け何体か切ったあたりから切れ味が悪くなっていき次のモックが振り下ろしてきたアックスに合わせて双剣をクロスさせてガードの構えを取った瞬間、双剣はぶつかった所からひび割れ刃の部分は完全に折れてしまった。

「双剣の細い刀身で真正面からぶつかり続けたら剣が保たないけど、やり方次第で合いそうな気がするな」

そう判断し根元だけ残った双剣を投げ捨て、次はナックルガードを選択しさながらボクサーのように次々とモックを殴る、殴る、殴る

連続で殴り続けるとミシミシと音がして腕の関節部に亀裂が入る

「殴る系の武装使うとしたら関節部強化しないとダメだけど、エクシアで殴るかって言われるとちょっと...」

ホント設定がB(パーツが外れるだけ)にしてて良かった。

双剣、ファンネル、ナックルガードなど様々な武器を響と同じく試していきミッションモードを終えた。

 

ひと休憩した後

 

「ねぇ、ガンプラと装備が決まった事だし折角だから私とバトルしない?ハンデとして2対1で良いわよ。」

 

まさか憧れに近かったストライクとこんな所でバトル出来るなんて夢にも思わなかったけど、2対1とは随分と自信があるんだな

「是非お願いします!拓哉!やろうぜ!」

「相手のあのストライクだからってテンション高すぎだろ、でもバトル出来る良い機会だからな!やってやろうじゃねーか」

 

「やる気になってくれて嬉しいわ、でもその自信はいつまで保つかしらね」

3人は、筐体を真ん中に挟み立ちGPベースをセットする

《Beginning[Plavesky particle]dispersal.Field4,space》

 

 

《Please set your GUNPLA》

音声に従ってガンプラを置く

 

《BATTLE START》

「城戸 響!ストライクガンダム!出るよ!」

「安藤 拓哉!ガンダムエクシア!目標を駆逐する!」

「今井 木乃香!ストライクガンダムバンダースナッチ!殲滅を始めましょうか!」

 

掛け声と共に、各々レバーを前に動かしガンプラを発進させる。




セルフィアです!
無事に部活動が始められ憧れの先輩とバトルまで行けました^_^

先輩のガンプラは、イメージだけ出来てて実際には作れてないので近々作っていきたいと思います!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。