ガンダムビルドファイターズ Beginning Tale   作:セルフィア

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第6話〜初めての店舗大会・前編〜

「そう、店舗大会。今度の土曜日にこの前私たちが初めて会ったゲームセンターでやるんだけど人数が3人程足りないみたいでね〜」

「3人?先輩たちは出ないんですか?後、その情報は何処から...」

響の問いに対し他の2人とも同じ意見だったのだろう、首を頷かせていた

 

「私たちは見学ってところね!特に私は頻繁に出入りしてるからゲームセンターのスタッフとは顔なじみなのよ」

「なるほど、それでですか。まぁ、自分の腕を磨く良い機会だしな!拓哉と小川さんはどうする?」

「俺も腕を磨ける良い機会だし、異論はねぇよ」

「私も、せっかくなので...」

満場一致で参加が決まった瞬間だった

 

「決まりね!そっちには私の方から連絡しておくから今日は解散で、明日は部活休みだから土曜日にゲームセンターで会いましょう」

 

木乃香の話が終わると荷物をまとめた部員から次々と退出していきそこから時間は流れ土曜日を迎える

 

最初に着いたのは響で

「俺が一番乗りか、なんか緊張してきたな」

と緊張をほぐすために深呼吸をしていると

 

「ゲーセンの入り口で何やってんだよ...通報待ったなしじゃん」

拓哉がやってきた

その後も続々とメンバーが集まり最後に木乃香が到着した

「遅れてごめんなさい!妹を撒いてたら遅くなったわ」

 

それを聞いた1年生メンバーは頭の上に[?]が浮かんでいたが2年生メンバーは[あー]と納得した顔をしていた

そんな1年生メンバーの顔見てた奏は小声で

「木乃香ちゃんの妹さんね、お姉ちゃん大好きなの」

なるほどーと地味に納得してしまった

 

「確かにこんな美人が姉なら仕方ないよな」

思わず出た言葉に対し

「響...発言する場所は考えようぜ」

拓哉から冷静なツッコミがはいり、ふと横を見ると不機嫌そうな沙希がこちらを見ていた

 

「え、なんで?俺なんかしたっけ?」

拓哉はもちろんのこと翼までため息をつき

「そんなんだからビッキーなんだよ〜」

と、奏に言われついでにアダ名を付けられてしまった

 

「お話はここまでにして会場に行きましょうか、もう受付けは済ませてあるから問題ないけどお店の入り口だしね」

木乃香によって締められた会話だったが、大会が始まるまで沙希は響と目を合わせてくれなかった

会場に行くと参加者が集まっていて今まさに大会が始まろうとしていた

 

「今回はお集まりいただきありがとうございます!これより店舗大会を開催したいと思います!」

司会の店員さんの掛け声により会場はウォー!!と盛り上がっていた

「それでは第1試合!」

店員さんが対戦する選手の番号を呼びあげる

 

「お、いきなり俺か...」

「必ず勝てば言わないけど、ベストを尽くしてこいよ!」

拓哉に励まされた響は顔を上げ

「よし!行ってくる!」

筐体に向かって走って行くと対戦相手は既におりこちらを待っている状態だった

 

対戦相手に軽く会釈してGPベースとガンプラをセットする

「まずは一戦!目の前の敵からだ!」

 

「城戸 響、ストライクルージュ黄昏!出るよ!」

レバーを前に動かしガンプラを発進させる

 

今回のステージは、Gセルフが高トルクパックを装備して戦った森林で木々が生い茂っていた

周りに身を隠せそうなところが無かった為

「こうも木々が多いと姿が見づらいな、いっそのこと俺の周り斬り落とすか?」

どう動こうか悩んでいると

[CAUTION!!!]

木々の隙間を抜けスパローが迫ってきていた

「こんだけ赤ければ見つけやすいか!でもこれで見つける手間が省けた!」

 

突き出してきたシグルブレイドをトリアイナの腹の部分で受け止めスパローの腕を掴むと至近距離でバルカンを撃ち続け頭部を破壊する

「これで終わりだぁぁぁ!!!」

メインカメラを失ったスパローはさっきまでの勢いはなく落とすなら今だと確信して腰からサーベルを抜くと周りの木々ごとスパローを横薙にし、爆発とともに勝敗が決まる

スクリーンが解け拓哉たちが立っているところに行くと

「お疲れさん、幸先良いじゃねーか」

 

「ありがとう。おっと、もう次の試合のアナウンスか次の試合は拓哉だな頑張れよ!」

おう〜っと軽い返事をし筐体に向かっていく

 

「響に負けてられないしな、この試合勝たせてもらう!」

筐体にGPベースとガンプラをセットする

「安藤 拓哉、ガンダムエクシアディスターブ!目標を殲滅する!」

レバーを前に動かしてガンプラを発進させる

 

「サイド7か、見通しは良いが相手と少し距離があるな」

今回、センサーを強化するためにエクシアにはアストレアのセンサーマスクを装備してきていたので普段より索敵範囲が広くなっていた

「さて敵さんはっとこれは初代ガンダムか?このステージにはピッタリだけどまだ気がついてないな、早々に落とさせて貰うぜ!」

 

近接武器ばかりでは相手が射撃機だった場合辛くなってしまうので、その時に備えて練習中のGNスナイパーライフルを構えるとガンダムに向けて数発撃つと命中したのだろう爆発が起きた

「よし!ついでにちょっと試したい事があるからこいつも!トランザム!」

 

紅い残像と化したエクシアは急速にガンダムに迫るとGNスナイパーライフルを上に掲げビームによる大型ビームソードを作り出し

「ライザァァァァソォォド!」

ダブルオーライザーの様に振り下ろすとガンダムを一刀両断し地面にも大きくクレーターを作り

その直後スナイパーライフルの銃身がビーム量に耐えきれず暴発してしまった

 

「出来なくもなかったな、一回限りだけど」

スクリーンが解け先ほどまで自分がいたところに戻る

そこに響たちが待っていて

「無茶するな〜、GNソードIIIじゃないライザーソードなんてさ」

「同感だね、でも可能性が無いわけじゃなかった。今度スナイパーライフルでも暴発しない様に調整してみよう」

と、呆れる響に対し翼は乗り気だった

 

その後も第3試合、第4試合とバトルが進んでいきとうとう最後の試合になった

 

「やっと沙希ちゃんね!これに勝って3人揃って2回戦に進みましょう」

「小川さんなら大丈夫だって!」

木乃香と響に応援され沙希は少し照れながら頷いた

 

対戦相手と軽く挨拶した沙希は筐体を真ん中に挟みGPベースとガンプラをセットする

「小川 沙希、Gセルフサーガ。行きます!」

レバーを前に動かしてガンプラを発進させる

 

今回のステージは、ユニコーンでユニコーンとシャンブロが戦った市街地だった

 

沙希がガンプラを発進させた頃、外野は

 

「さっきちらっとだけ対戦相手の子が見えたけどボーイッシュな女の子だったな」

「相変わらず拓哉はよく見てんな〜まぁ今回は俺も見てたけどなんか雰囲気が今井先輩に似てたような...」

その発言と同時に木乃香たちの方を見ると

木乃香は[まさか...]と少し暗い顔をし

奏と翼は[おや?]みたいな顔をしていた

 

 

その頃

 

「シャンブロの残骸も良く出来てる...これなら盾にもなりそう」

シャンブロの残骸を後ろに索敵モニターを確認するとロックオンアラートが鳴り

[CAUTION!!!]

先程まで自分がいた所にSEED特有の赤と青のビームが放たれていて

「何処から⁉︎上?」

砲撃を避けながら上空を確認すると黒いガンプラが迫っていた

「黒い...フリーダム?」

このフリーダムとの出会いが響たちを巻き込んだ波乱の幕開けとなるのだった

 




今バンドリでパスパレのイベントのMVを見ようとポイントを稼いでいるセルフィアです(笑
今回は前編後編と分けるために少し短めになってます!

最後に登場した黒いフリーダムはこれから作ろうとしているガンプラの雛形になっているのでこれからの登場をお楽しみに!

ここで主人公、城戸 響の使用ガンプラの解説を

ストライクルージュ黄昏
武装:複合槍トリアイナ、ビームサーベル×6、イーゲルシュテルン、ビームライフル、ナックルガード
SP:SEED
ストライクルージュがベースで、近接特化型に仕上がっているがストライカーパック換装システムは残っているのでいずれ射撃仕様になる事があるかもしれない
普段の戦い方は槍で敵のビームを切り裂いたりいなしたりして突っ込む前衛の鏡だが、最近は拓哉や沙希に射撃のコツを教えてもらいながらライフルの扱い方も練習中な模様
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