ガンダムビルドファイターズ Beginning Tale   作:セルフィア

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第10話〜初めての交流試合・後編〜

今回のステージは、機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズで鉄華団がカルタ部隊と衝突した孤島だった。

 

「さて、今回の作戦はと言いたい所だけど君は好きに暴れるといい。援護は僕がするから。」

「さすが翼さん!私の性格読んでるね。」

この発言を聞いた翼は、それはいつも君が僕の作戦を最後まで聞いたためしがないからね...と思ったが気を取り直し索敵を開始する。

 

「あそこの岩場の陰に一機、もう一機は見当たらない。別の所に隠れて機会を待ってるのかな?」

「じゃぁ、岩場の方から行くね!援護よろしく!」

バーザムは水しぶきを上げながら、岩場に接近し

 

「まずは一機!切り刻めデュランダル!」

文字通りバックパックから自身の背丈と同じぐらいの大剣、デュランダルを抜刀すると岩場ごとその場を切り刻む。

だが、実際に切り刻んだのは相手のジェガンが装備していたであろうシールドだった。

 

「掛かったね!」

「その言葉そのまま返すよ!」

シールドに気を取られていると思い込み接近したジェガンだったが、奏は既にその存在に気づいていた。

 

「わざわざ出てきてくれたお礼に腕を一本もらってあげるよ!」

デュランダルをバックパックに一旦戻すと今度はリアアーマーからビーム太刀の柄を抜きそれをジェガンの右腕の付け根にねじ込みビーム太刀を起動し根元から斬り落とす。

 

「この人強引だよ⁉︎ここは一度離脱して明日香と合流しないと...」

「そんな事させると思うかい?」

バーザムを蹴飛ばし離脱する為に方向転換しようとしたジェガンだったが、気付いた時には頭部が地面に斬り落とされ

「死神を見たものはみんな死んでしまうんだ、君も落とさないと。」

方向転換した先には、全体が黒く所々に白の装飾が施されたトールギスが待ち構えていた。

 

「黒い、死神...」

「さぁこれで終わりにしようか...!」

トールギスがビームサイズ、イガリマを振り上げジェガンを真っ二つしようと振り下ろした瞬間

 

[CAUTION!!!]

 

後方からseed特有の赤と青のビームが放たれそれに気付いたトールギスは紙一重の所で躱す。

ビームが放たれた位置を見るとそこにはガイアガンダムの可変形態をとったアストレイが突撃の構えをとっていた。

 

「雫大丈夫⁉︎だから前と後ろから挟撃するのやめようって言ったんだよ。」

「ごめんごめん、次から気をつける。」

手負いのジェガンを庇ってビームウイングを展開するとトールギスに向け突進する。

 

「思い切りの良い突進力だ、その正々堂々さに免じて正面から受けてあげよう。」

イガリマのビーム出力を上げアストレイの突撃を真正面から受けきると後ろに投げ飛ばした。

 

「やってくれたね!これはもう倍返ししないとだよ!」

右腰からビームサーベルを抜いたアストレイは、トールギスに向けてそれを振り下ろし対するトールギスはイガリマで応戦する。

 

「いける!これなら勝てそうだよ。」

「勝てる、か...僕も甘く見られたものだね。」

翼はスロットを操作し[ハイパージャマー]を選択する。

バックパックから光学迷彩用のウイングが前面に展開されトールギスの姿は見えなくなった。

 

「トールギスは何処に⁉︎」

「僕はここだよ。」

トールギスはヒートロッドでアストレイのバックパックにあるウイングスラスターを絡めて破壊しながら答える。

 

「斬り合いしてる時の実力差はそんなに離れてなかったはずなのにどうして!」

「それは僕の本来の戦闘スタイルが射撃だからさ。慣れない事はするものじゃないね。」

「なら、もう一度斬り合いに持ち込ませてもらうよ!」

「話しておいてなんだけど、それはご遠慮願いたいかな。」

アストレイがビームサーベルを抜き振り回してくるのをトールギスは、イガリマでいなしながら右肩に装備しているドーバーガンで牽制しその距離を徐々に離していった。

 

アストレイがトールギスを連れ去った頃

 

「手負いを仕留めるのも気が引けちゃうけど、これもバトルだから仕方ないよね!」

バーザムはビーム太刀で残った左腕を斬り落とす。

両腕を失ったジェガンはどうする事も出来ずその場から逃げ出しアストレイの方へ向かう。

 

「この距離ならアストレイとジェガンを両方仕留められるかもしれないこの武装を試す機会だし、翼さんなら上手くタイミング合わせてくれるから撃つ前に通信入れれば良いか!」

奏はそう言うとバックパックのメインスラスター兼ビーム砲、ハイパーメガランチャー零式を起動しエネルギー充填を始める。

 

「翼さんあれいくよ!タイミング任せた。」

「了解した、任せてくれ。」

トールギスは距離を離すのをやめ、アストレイのビームサーベルを器用に避けながらジェガンが近づいて来るのを待った。

そして、ジェガンがアストレイに合流しトールギスを蹴って少し距離を開けようとした瞬間

 

「今だ。」

「りょーかい!ハイパーメガランチャー発射!」

最大出力で放たれたそれは所々飛び出ていた岩石を消しとばしながらアストレイとジェガンをまとめて呑み込む。

「「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!」」

 

[YOU WIN!!!]

 

コックピットに表示が出てその勝利を示す機会音が響き渡り十六夜・滝沢ペアの勝利が決定した。

両選手は握手を交わし続く3試合目が始まる。

 

「今井 木乃香、ストライクガンダムバンダースナッチ。殲滅を始めましょうか!」

「安藤 拓哉、ガンダムアヴァランチアスールエクシア。目標を打ち砕く!」

「三上 良太郎、ジムバットエンペラー。lady Go!」

「安藤 茉莉乃、陸戦型ガンダムクーフーリン。私に見合う勇士はいるかしら。」

 

レバーを動かしガンプラを発進させる。

 

今回のステージは、アレックスがシャトルで打ち上げられた北極基地だった。

 

「外の風景を見てるだけでも凍えそうだ、ってそんなことより先輩と合流しないと。」

スタートしたゲートが木乃香と離れていたので、合流する為に予め決めておいたポイントに行くとバンダースナッチがこちらに向けて手を振っていた。

 

「すみません、お待たせしました。」

「大丈夫だよ、私もさっき来た所だから。それで合流するまでに、あっちの氷壁影に一機と基地の地下施設入り口付近に一機見つけたんだけど安藤くんどっちに行く?2人で一機ずつ仕留めるでもいいけど。」

 

「あえて、バラバラで行かせてください。俺は基地の方に行きます。」

「じゃぁ私は氷壁影へ行くけど、すぐやられちゃダメだからね!」

了解です、そう言うとエクシアのダッシュユニットを展開しスキーの要領で斜面を高速で下っていった。

 

「どっちかは知らんが、早々に決めさせてもらう!」

両腕のGNソード(ライフルモード)で地下施設入り口に向けビームを乱射する。

すると、ビーム音に気付いたのかこちらと同じような青色をした陸ガンが紅いランス=ゲイボルグを構えたかと思うとビームが全て掻き消えた。

 

「甘いわ!そんなんじゃ落ちてあげないんだから!」

エクシアはGNソードをブレードモードにするとクーフーリンに斬りかかり対する陸ガンもゲイボルグを横向きで構えて応戦する。

「パワーはこっちの方が上だ!お前の力を見せてやろうぜエクシア!」

エクシアのカメラアイが光り振り下ろしているパワーを更に上げ陸ガンを地面に叩き伏せた。

 

「強引な戦い方ね!嫌いじゃないわ!」

叩き伏せられた陸ガンは、脚部ミサイルを放つとエクシアと距離をとる。

「流石に近距離でのミサイルは効くな、GNソードが1つ使い物にならなくなっちまった。」

左腕に装備していたシールド部分がひしゃげたGNソードを廃棄し、代わりにバックパックからGNショートブレイドを抜いた。

 

「これでも食らってもらおうか!」

エクシアはショートブレイドを陸ガンに投擲する。

「その台詞はそのままお返しします!」

陸ガンは投擲されたショートブレイドを交わすと通りすぎる前にその柄を握りエクシアに投げ返した。

 

「マジかよ⁉︎自分の武器を受ける事になるなんてな。」

返されたショートブレイドをエクシアはGNバルカンで撃ち落とし、反撃と言わんばかりにGNソードで斬りかかる。

「貴方の戦い方素晴らしいわ!どう?私の勇士にならない?」

「そんなfa○eに出てくるメ○ヴみたいな事言われても、残念ながらその誘いはノーセンキューだ。」

再び斬り合いに発展したエクシアと陸ガンはそのまま地下施設へとなだれ込んでいく。

 

「なんなのよ!あの仮面○イダーみたいな奴は!」

拓哉と茉莉乃が斬り合いに発展した頃木乃香は拓哉と別れた後、氷壁影に向かい先制攻撃の意味合いの射撃でビームライフルを放ったがコウモリをモチーフにした某仮面ラ○ダーカラーのジムにビームシールドで防がれてしまっていた。

 

「俺のジムバットエンペラーに死角はない!行くぞウェイクアップ!」

ジムの脚部装甲が羽のように開くと足元にビームによるコウモリの紋章が現れバンダースナッチに向けてキックを放つ。

「やられっぱなしでいられるかっての!これで消し飛びなさいアスタロト!」

逃げるのをやめバックパックからアームを伸ばしアスタロトを起動させると出力を抑えてジムのキックに迎え撃つように放った。

 

「その程度ならばこのまま押し切らせてもらおう!」

紋章がビームシールドになりその出力を上げアスタロトによる砲撃をキックで散らしながらなおもバンダースナッチに迫る。

「キックで割くなんてなんでもありね...ならこれはどう?」

砲撃を続けながらもビームブーメラン、マイダスメッサーを投擲する。

 

「なんとぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

キックで決める事に夢中になっていたジムは、マイダスメッサーに気付かず両脚を切断された。

「普通に死角あるじゃない、このままトドメといきましょうか!」

ロケットアンカーを射出しジムをこちらに引き寄せ対艦刀を抜刀すると袈裟斬りにした。

 

「貴女は忠実さよりもうちょっと周りに気を配った方が良いかもね。」

「忠告、感謝する...」

袈裟斬りにされたジムは爆発四散し、バンダースナッチはその場を後にする。

 

「クソ!ラチがあかねぇ。」

斬り合いはほとんど互角でこのままではラチがあかないと判断したエクシアは陸ガンに向けてビームダガーを投擲する。

 

「迎撃して下さいって言ってるようなものね!」

投擲されただダガーを突き落とそうとゲイボルグを構えた瞬間

「この瞬間を待っていたんだ!」

GNソード(ライフルモード)で、落とされる寸前のダガーを狙い撃ち爆発を起こし追加と言わんばかりに白煙弾を投擲し辺り一面煙に囲まれた。

 

「これが狙いだったの⁉︎」

「響の戦法がこんな所で役に立つとはな...」

弾幕を張ったエクシアはその場を離れ少し距離を取る。

 

「今こそ翼先輩に手伝ってもらったコイツを試す時だ!トランザムバースト!」

増設したダッシュユニットの各所に仕込んだビーム発生器からビームが展開されガンダムAGEFXのFXバーストのように全身にビームを纏い紅い残像と化したエクシアは未だ煙に包まれている陸ガンに突進する。

 

「この煙の中正確に狙われてるの⁉︎」

「センサー系統を強化してるんでな!」

今回もセンサー強化の為にアストレアのセンサーマスクを装備して来ていたので煙の中でも正確に陸ガンの位置を捉えることが出来、煙が晴れた頃には突進を正面から受け更に全身を切り刻まれ落ちる一歩手前の陸ガンと五体満足でトランザム継続中のエクシアが向かい合っていた。

 

「落とされる前に1つだけいいですか?」

どうぞと通信を入れる拓哉

「貴方のことが気に入りました、同じ安藤繋がりで連絡先交換して友達から始めませんか?」

「なんか気に入られる要素あったかな...まぁ連絡先交換とかは全然構わないよ。」

ほんじゃ改めてと、エクシアはGNソードを正面に構えるとOO2ndシーズンのラストのように突撃する。

 

「これで俺の勝ちだぁぁぁぁぁ!!!」

「死してなお一片の悔いなし!」

エクシアの切っ先は陸ガンの胴体を貫きカメラアイから光が失われ倒れるのを抱きかかえる形で受け止めた。

 

[YOU WIN!!!]

 

コックピットに表示がされその勝利を示す機械音が鳴り響き安藤・今井ペアの勝利が決定した。

そして拓哉と茉莉乃は、連絡先を交換しその様子を見ていた響と沙希以外は微笑ましく見守り沙希は羨ましそうに見ていて響は周りが微笑ましく見ていたのが理解出来ず首を傾げていたが...

 

その後も時間の許す限り2校は試合を続けとても有意義な時を過ごしたのであった。

 




FGOで5月の初めに☆5のアキレウスを引いて以来、福袋を除いて今に至るまで1人も出てこなかったセルフィアです!
ちなみに福袋はマーリンでした、宝具レベルが上がったのでまぁまぁ良かった結果でしたね...

今回は前回のお話に続く交流試合後編で、書いててちょっと文字数が2話とも多くなってしまったのでどうせなら前・中・後の三部構成にすれば良かったなと軽く後悔しております(笑

さて!今回のガンプラ紹介です。
ガンダムアヴァランチアスールエクシア
武装: GNソード×2、GNバルカン、GNビームサーベル×4、GNロングブライド×2、GNショートブレイド×2、白煙弾(状況による)、アヴァランチユニット
SP:トランザム/トランザムバースト
安藤 拓哉のディスターブに次ぐガンプラで、ファングをやめ全体的に武装を増やし左右均等になっているのは拓哉が右手左手両方使えるのでその腕を生かす為。
本来任務によって取り外しているアストレアのセンサーマスクは、トランザムバースト時に正確に敵を攻撃する為にセンサーの強化が必須であったため話し合いの結果固定装備になった。

そして、次回は10話まで書けた記念で人物紹介になるかもしれないです!
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