ガンダムビルドファイターズ Beginning Tale 作:セルフィア
拓哉と別れ駅を通り越した響はおもむろにスマホを取り出しメッセージを送るとちょうどスマホを見ていたのかすぐ返信が返ってきた。
[小川さんに頼みがあるんだけど...]
[急にどうしたんデデスか?]
急いで打ったのだろうか、後半変換ミスしていたが取り敢えず話を続けた。
[試験に出てくる数学と英語を教えて欲しいんだ!]
既読がついてから少し時間を置き続けて文章が打ち込まれる。
[私で良かったら、手伝わせて頂きます。今図書室にいるんですけど、何処か別の所でやりますか?]
[大丈夫!俺戻るから!]
[分かりました。お待ちしてます。]
来た道を戻りながら響はガッツポーズを取ったが、その様子を同じ高校の生徒に目撃され目を背け高校に走って図書室へ向かうと沙希と合流し席につきノートを広げ早速勉強を始めた。
「これはどうしたらいいの?」
「ここの式にはこの公式を当てはめるとやりやすいです...」
「なるほど...すっごい分かりやすい!」
沙希から教えもらった数式を当てはめノートに書かれた式を計算していき解答を埋めていく。
数分後、一通り終わったノートを閉じ響は息を落ち着ける。
「やっと終わったー!これで数学は何とかなりそうだよ。」
「それは良かったです、じゃぁ引き続き英語をしましょうか...」
数学類を片付け代わりに英語類を広げるが英語に関しては割と覚えていたので出て来やすい単語と文章の繋げ方を教えてもらうのみに収まった。
「小川さんありがとう!この礼は近いうちに必ず!」
「ふふ、待ってますね...」
そうして迎えた試験当日
1日目、2日目と何事もなく試験期間が過ぎ等々最終日となり、最終日の科目は響の苦手な数学・英語の2科目だった。
「よぉ響、苦手科目のオンパレードだがちゃんと教えてもらって来たか?」
「当たり前だろ。この日の為に小川さんに勉強を教えてもらったんだ、赤点なんてとってたまるかってんだ!」
「自信満々だな、小川さんに感謝しながら頑張ってくれ。健闘を祈るよ。」
そこでチャイムが鳴ったので、拓哉と響は席につき1限目の数学が始まった。
最初の内は自信に満ち溢れている顔をしていた響だったが、段々と顔が曇っていく。
(赤と青どちらかで求めろって問題、小川さんに教えてもらった数式で解けるはずなのに...)
頭を抱えている間も刻一刻と時が過ぎ、残り時間が少なくなり響はふと決断する。
(もう、連想でどちらにするか決めるか。数学と言えば小川さん、小川さんと言えばタイツ、タイツと言えば...赤だ!)
先日、ガンプラを作っていた際に見てしまった時の事を思い出してしまい後で沙希に謝ろうと心に決め赤にチェックを付けたところでチャイムがなった。
テストの回収が終わり休憩時間を迎えると拓哉の席へと向かう。
「俺、後で小川さんに謝ってくる...」
「何があった?まぁ、大方予想はつくが。」
そして、2限目の英語が始まりこっちの方は沙希の教えてくれた単語が殆ど出てきてたので特に難しいところは無かった。
テストが回収され先生が去ると代わりに拓哉が響の席にやってくる。
「お疲れさん、どうだった。」
「バッチリ!拓哉この後予定は?」
「悪い、茉莉乃と遊ぶ予定がある。そんな事よりこの前の小川さんとのデートは散々だって聞いたが?」
「う、その償いもできてなかった...俺も用事できたからまた今度。」
拓哉と別れ廊下へ出ると隣のクラスからも数名出てきておりその中に沙希もいたので声を掛ける。
「小川さーん!さっきはごめん!」
「あ、えっと...?大丈夫ですよ...?」
直後、スマホが鳴り画面を見るとガンプラバトル部のグループメッセージで翼からだった。
[君たちの機体のメンテナンスが終わったので取りに来て欲しい。]
「取り敢えずこの話の続きはまた後でするから行こう!」
「は、はい...」
先ほど連絡されていた通り、部室へ向かうと既に翼がソファに腰掛けておりその前のテーブルには響たちの愛機が置かれていた。
「お、来たね。拓哉くんは1番に取りに来てもう行ったけど2人の機体の調整も終わってるから持っていっていいよ。」
「「ありがとうございます!(...)」」
響たちはポーチに愛機をしまい部室を後にする。
「小川さんこの後時間ある?」
「大丈夫...です。」
「じゃぁ、デートに行こう!」
沙希の手を引きながら部室を後にすると駅近くのショッピングモールへ向かう。
「ここのクレープ美味しいんだって!小川さん何食べたい?」
「えっと...イチゴが食べたいです。」
「分かった!買ってくるから座ってて!」
クレープ屋へ駆け出した響はクレープを2つ持って帰ってきてその内1つを沙希に渡し自分のやつにかぶりつく。
「評判通り美味しいね!」
「美味しいです...でも急にどうしたんですか?」
「この前のデートは散々だったから、どうしても一緒に遊びたくてさ。」
「城戸さん、あの...!」
沙希が何かを言いかけた所で後方から声を掛けられる。
「あれ?もしかしていやもしかしなくても響くんと沙希ちゃんじゃん!」
「あ、ホントだ。久しぶり〜」
後ろを振り向くとそこに居たのは、新人戦で戦った洛陽高校の丸岡 彩と白鷺 花音だった。
(えっと...しまった。白鷺さんの方は分かるんだけど、もう片方は何とか彩だったよな...ええいままよ!)
「そうだね。久しぶり白鷺さん、
「お久しぶりです。丸岡さん、白鷺さん。」
直後、隣から殺気の様なものを感じ振り向くが沙希は笑顔だったので響は胸を撫で下ろした。(目は笑っていなかったが...)
「ここで会ったのも何かの縁だし、ガンプラバトルしていかない?」
「やろう、ガンプラバトル!小川さんも、ね?」
「分かりました、ですが城戸さんには後でお話があります...」
「はい...」
「決まりだね!じゃぁいこっか。」
4人は筐体を真ん中に挟むとGPベースをセットする。
《Beginning[Plavesky particle]dispersal.Fiard4,sity》
《Please set your GUNPLA》
音声に従ってガンプラを置く
《BATTLE START》
「城戸 響、ムラマサストライク。推して行くよ!」
「小川 沙希、G-アルケインフルブラスター。い、行きます!」
「丸岡 彩、フルアーマー零丸改。行くよ♪」
「白鷺 花音、ファントムオリジン。出る!」
レバーを動かしガンプラを発進させる。
不思議な巡り合わせをしたバトルの火蓋が切って落とされた。
祝!UA数5000!
こんなに読んでいただけて嬉しい限りです(笑
コラボとかやってみたいなと思う今日この頃^_^
時期的には試験が終わって夏休みに入るので、合宿編とか書いていこうかなと思ってます!
今回のガンプラ紹介!
ストライクガンダムバンダースナッチ(武蔵ストライカー)
武装:対艦刀、アーマーシュナイダー×2、マイダスメッサー、パンツァーアイゼン、ビームサーベル×2、サブアーム、ビームライフル
SP:SEEDⅱ(ツヴァイ)
今井 木乃香の使用するバンダースナッチのソードストライカー装備verで、元のソードストライクと違う点はバックパックから生えるサブアームシールド。武蔵ストライカーは恵美との戦闘で使用されたが、サブアームシールドは使われなかったという悲しい事件があった。
響のストライク同様にSEED systemを搭載しているが、プロトタイプなので効果が短く30秒ほどしかない。