ガンダムビルドファイターズ Beginning Tale   作:セルフィア

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第25話〜ロックオン・ストラトス〜

ステージ中央まで移動した響のストライクと沙希のアルケインの目の前に同じく移動していた彩の零丸改と花音のファントムが姿を現わすと最初に彩が口を開く。

「この前の借りを返しに来たよ!」

「いや、今回も俺たちが勝たせてもらう。行こう小川さん!」

「分かりました...」

「挨拶はここまでって事ね。」

 

エンプレスブレードを抜いたストライクがファントムに振りおろすがファントムは可変形態をとって躱す。

躱された所をアルケインが撃ち抜こうとするが今度は零丸改のシールドで防がれる。

「可変形態も再現してるのかよ!」

「ふふ!オリジナルのギミックもあるの!」

 

今度はファントムが人型に戻り機首になっていたピーコックローターを構え連射モードで撃ち込みながら迫ってくるがストライクはブァリアントブレードも抜き天羽々斬に戻しビームを斬り裂いていく。

「前よりも手強くなったね!」

「お褒めに預かり光栄!」

 

斬り裂きながら進もうとするがファントムがその勢いを止めることはなくなおも進んでくるので、響は斬り裂きながらの前進を諦め代わりにビームダガーを投擲する。

「その戦い方エクシアみたいだね〜。」

「そりゃそこからアイデアを貰ったからね!あくまで牽制だけど。」

 

ビームダガーをファントムが払いのけるが払いのけ前を向くがストライクは居なかった。

「え、ストライクは何処に⁉︎」

「もらった!」

ファントムの背後を取ったストライクがもう1本のビームサーベルを振りかざすがファントムに触れた瞬間歪んでしまう。

 

「背後のIフィールドも健在か!」

「ふっふっふ〜舐めてもらっちゃ困るよ。」

ビームサーベルのビームを歪ませたファントムのピーコックローターの銃口が光り始める。

 

「その背中のドラグーンは使わないの?」

「今はまだ使いません...!」

零丸改のビーム手裏剣をステップを踏みながら躱してビームガンで応戦するが装甲が強化されているのか大したダメージにはなっていなかった。

 

「来ないならこっちからいくよ、ファンネル!」

ビームガトリングシールド3基が零丸改の周囲を漂い一斉にガトリングで掃射しながら迫ってくる。

「ファンネルの対処法なら!」

 

ガトリングの弾丸をシールドユニットで防ぎつつスナイパーライフルをその隙間から覗かせ引き金を引くとガトリングシールドの弾倉を的確に撃ち抜き爆発させ同じように他の2基も撃ち抜いた。

「こうもあっさり...」

「私だってやる時はやるんです...!」

 

スナイパーライフルをラックに戻し今度は脚部ラックからビームガンを抜きサーベルモードで零丸改に斬りかかる。

「彩さんに聞きたい事があるんですけど、どうやったらさっきみたいに下の名前で呼んでもらえますか...」

「あーそれね、自分から下の名前で呼んでって迫れば響くんなら呼んでくれると思うけどさっきのは多分私の名字を忘れてたからだと思うよ!」

「私も下の名前で呼びたいです、さっきのはそうだったんですね...」

 

零丸改がアルケインのビームガンを蹴り上げブーストを噴かして、ファントムの方へ向かうとアルケインも同じくブーストを噴かして追いかける。

向かった先では、ファントムのピーコックローターによる連射を天羽々斬を地面に突き刺し何とか耐えているストライクが視界に映った。

「城戸さん!さっきはすみませんでした...」

「誤解が解けたなら良かった?」

 

ファントムに合流した零丸改とストライクに合流したアルケインが再び向かい合う。

「誤解が解けたなら速攻でカタをつける!SEED!」

[SEED system standby。Remaining until the time limit of 120 seconds。]

機体に蒼い粒子を纏ったストライクが放出している粒子を天羽々斬に収束し超大型ビームブレードを作り出す。

 

「これで終わりだ!行く手をはばむは勇敢なる皇后(ブレイヴエンプレス)!」

ストライクの背丈をも優に超えるビームブレードが零丸改とファントムに迫る。

「前ならやられてたかもだけど。」

「今の私達なら防げるよ!」

「「サイコlフィールド!!」」

 

零丸改がリアルモードに変形し緑色のサイコフィールドを展開しファントムもピーコックローターを投げ捨てIフィールドを前面に展開しそれを重ね合わせ2機を包み込む。

「だぁぁらっしゃぁぁ!!!」

 

先ほどまで2機がいた位置の周囲のビルが根元から吹き飛んでいったので、ビルが動くぐらいの質量でぶつかったのだから無事ではないだろうと振り下ろしを中断した瞬間驚くべきものを目の当たりにする。

「嘘、だろ...?」

 

驚愕した響の目の前に現れたのは五体満足とはいかないが、未だに人型の姿を保っている零丸改とファントムがただずんでいた。

「今のは危なかったね...」

「もう機体がボロボロだけど、もうストライクはそんなに動けなそうだよ!」

 

花音の発言が終わると同時にストライクのSEEDが終了してしまう。

[SEED終了、粒子低下を防ぐためビームの使用を制限します。]

「でもそれは2人も一緒でしょ?だから俺はこのまま攻めさせてもらう!」

天羽々斬をラックに戻し腰からアーマーシュナイダーを抜くとブースターを噴かし再び零丸改に突撃する。

 

「ここは逃げるが勝ちってね!」

自身に背を向けた零丸改からバズーカやミサイルが迫ってくる。

「小川さん!」

「任せてください...!」

 

突撃を諦めたストライクが後方へ下がると代わりにアルケインが前に出てスナイパーライフルで迫ってくる砲弾やミサイルを1つ1つ的確に撃ち抜いていき第一陣の弾が爆発を起こし続く第二陣の弾が誘爆していった。

「嘘⁉︎なんて命中率なの⁉︎」

 

もう一撃とスナイパーライフルでビームを撃ち込むが横からファントムが飛び出してきてIフィールドで防がれる。

「こんな時の為に普通のバズーカを背負ってきてて良かった。」

飛び出してきたファントムの更に横からストライクがバックパックから伸ばしたアームバズーカを構えてファントムの下に回り込み撃ち込んで爆発を起こす。

 

「タダではやられないよ!」

先ほどの爆発で右足を吹き飛ばされたファントムがその足を掴んでバズーカに叩きつけ砲身を歪ませる。

「小川さん、後は頼んだ!」

「分かりました...!」

 

バズーカを切り離し腰から抜いたビームサーベル(ビームダガーぐらいの長さのビーム)をファントムの右肩へ突きつけ同じように腰裏から抜いたアーマーシュナイダーを零丸改に投擲し逃走を防ぐとそこで粒子が尽きたのだろう、ストライクのカメラアイから光が消えその動きを止めそれを見届けたアルケインが上空に上がる。

 

「あ、やば⁉︎」

「逃げられない⁉︎」

「今回は乱れ撃たせてもらいます!」

上空に上がったアルケインがファンネル・ビームガン・バズーカ・バルカン・ミサイルといった全身の銃火器を地上にいる零丸改とファントムに向け一斉射すると逃げる術もなく爆散していった。

 

[YOU WIN!!!]

スクリーンが溶け近くの自販機に移動した響たちが側にあった椅子に腰を落ち着ける。

 

「いやー何か誤解も解けたし丸岡さんも白鷺さんもありがと!」

「その節はご迷惑をお掛けしました...」

「やっと私の名字を思い出したみたいね〜」

「そう言えばもう夏休みじゃない。という事は2人ともガンプラ合宿には参加するの?」

花音の発言に2人は顔を見合わせこう言った。

「「ガンプラ合宿?」」




第25話書かせてもらいましたセルフィアです!
新人戦以来の丸岡には新武装を白鷺には新機体で登場しました。

終わりの方でちらっと出てきたガンプラ合宿とは!

さて今回のガンプラ紹介!
フルアーマー零丸改
装備:ビームガトリングシールド×3、ビーム手裏剣×2、バズーカ×2、3連ミサイル×2
SP:リアルモード、サイコフィールド
以前新人戦で響たちが戦った零丸改をフルアーマー仕様に改修した機体。元の零丸同様リアルモードを残しておりビームガトリングはファンネルとして使用可能となっている。
相方のファントムオリジンとの合体技としてサイコIフィールドを貼る事ができ、響の勇敢なる皇后を防ぐ程の強度がある。
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