ガンダムビルドファイターズ Beginning Tale   作:セルフィア

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第26話〜全てを持つ者は宇宙を舞う〜

響と沙希がバトルをした次の日の放課後

 

「言うの忘れてたんだけど10日後に他校と合同でガンプラバトル部合宿を行おうと思ってるんだけど、みんな予定あったりするかな?」

「俺はないです。」

「右に同じく。」

「私もないです...」

「どうせ行きたくないって言っても奏に連れ出されるだろうからね。」

「翼くんよく分かってる〜、木乃香ちゃんみんな大丈夫だってさ!」

 

部員全員からの返事を聞いた木乃香は満足そうな顔をして何処かへメッセージを送っていた。

「何処かのガンプラバトルが出来る旅館を貸してもらってやるみたいだから面白くなるわね!」

「「「旅館を借りる(んですか...)⁉︎)」」」

 

木乃香以外の部員が驚きの表情を浮かべていると続けて木乃香が口を開く。

「後で必要なものとかは連絡するから!あ、ガンプラは調整しておいてね。」

「ガンプラの調整なら僕がやろう、5日間あれば足りるはずだ。」

「「「お願いします!(...)」」」

その後、軽い夏休み前の部活の打ち合わせをしたのちその日の部活は終了した。

 

帰り道、拓哉たちと別れた響は1人ゲーセンへ足を運んでいた。

「軽く一戦して帰ろうかな...ん?あの機体は。」

響の視線の先には対戦中の筐体がありモニターを見ると見覚えのあるエクストリームガンダムとキュベレイの改造機が戦っていた。

 

そこから終わるまで見ていたが最後はファンネル同士の撃ち合いになった所をエクストリームガンダムがビームサーベルでキュベレイを一刀両断してバトルが終了した。

スクリーンが溶けて相手方と挨拶し後ろを振り返った人と目が合った人に声を掛ける。

 

「部長お疲れ様でした、華麗な勝利でしたね!」

「見てたのね。こんなとこで会ったのも何かの縁だし軽く一戦していかない?もしくはセコンドとか。」

「部長を相手にするにはまだ機体の調整が不十分なんでやめときますよ。でもセコンドはやってみたいです!」

「バトル出来ないのは残念だけど、ちょうどあっちにセコンドありのバトルを所望してた人がいたから声掛けてくるわ。」

 

木乃香がその所望していた人たちに声を掛け二言三言会話を交わすと木乃香がこちらに帰ってきて筐体に向かい、2人ともセコンドありで4人は筐体を真ん中に挟むとGPベースをセットする。

《Beginning[Plavesky particle]dispersal.Fiard1,space》

 

《Please set your GUNPLA》

音声に従ってガンプラを置く

 

《BATTLE START》

「今井 木乃香、ストライクブランシェ。殲滅を始めましょうか!」

レバーを動かしてガンプラを発進させる。

 

今回のバトルフィールドは、ガンダムAGEに出てきた月面基地ルナベースだった。

 

「さてと、今日はよろしくね城戸くん!」

「セコンドは初めてなんで上手くできるか不安ですけどよろしくお願いします、って部長!なんですかこの装備は!」

「なんですかって、城戸くんのトリアイナ・安藤くんのGNソード・沙希ちゃんのヴェスパー・翼くんのメガキャノン・奏のプロトドラグーンを用いたパーフェクトパックよ?」

 

飛行途中にもかかわらずくるりと回転してお披露目してくれたが、その途中重量過多によりミシミシと関節が悲鳴を上げていたのを響は聞かなかった事にした。

「あ、部長前方から敵影ありです。」

「こちらでも確認したよ!先制する行ってプロトドラグーン!」

 

ストライクブランシェの左マントからプロトドラグーンが4基射出され前方の敵影に向かっていき、ドラグーンが何かを撃ち抜いたのか小規模な爆発が起こる。

「やった!ようやく目視出来るレベルまで来たけど、これはブルーディスティニーの赤い重武装型で良いのかな?」

 

機体分析をしている間に赤いブルーディスティニーもといレッドディスティニーが爆発の煙を掻き分けるようバックパックの高出力ブースターを噴かしてこちらに突っ込みながらその両手で携えていたアックスを振り降ろしてきたのに合わせストライクブランシェもGNソードを展開し斬り合わせる。

 

「重武装型だけあって上から来られると重い!城戸くん今使える武装は⁉︎」

「えっと、今使えるのが射角的にイーゲルシュテルンか脚部ヴェスパーのみです!」

「仕方ない!脚部ヴェスパーを連射モードで展開距離を取る!」

ヴェスパーを展開したストライクブランシェが連射モードで連射するとレッドディスティニーは左腕のシールドで防ぎながらアックスを振り上げるとストライクブランシェの右足ヴェスパーが斬り落とされてしまう。

だがストライクブランシェがヴェスパーを失っても距離を取った瞬間、レッドディスティニーがバックパックのメガビームランチャーが起動しておりビームが6連ミサイルと共に放たれる。

 

「やば⁉︎回避は間に合わないか、使いたくなかったけどドラグーン!」

予め展開していたプロトドラグーンがプラフスキーパワーゲートを形成、メガキャノンが弓形態を取るとそこにトリアイナをビームランスモードで弓にかける。

「え、部長まさか...」

「そのまさかよ!射撃強化!貫きなさい!」

スロットから[射撃強化]を選択しビームランス(オーバーブースト状態)のトリアイナを弓矢に見立て引き金を引き射出。

 

「俺のトリアイナー!」

響の悲鳴と共に放たれたトリアイナはゴォォと音を立てメガビームランチャーのビームを引き裂きながら進みその衝撃でミサイルが誘爆しレッドディスティニーの右肩を抉ってステージ外へコースアウトしていった。

「このまま畳み掛ける、ドラグーン!」

 

右肩が抉られた事により右腕自体がアックスごと宇宙に漂うがレッドディスティニーはシールドからビームサーベルをパージして宙に漂わせ掴みシールドを捨てるとUCでクシャトリアのファンネルを躱しながら近づいてきたスタークジェガンのようにドラグーンを躱しつつブーストを噴かしてこちらに突撃、対するストライクブランシェもスペースデブリを盾にしながら接近するとレッドディスティニーの下を取る。

 

「これで終わり!」

木乃香の気合の乗った声と共に展開したGNソードの刀身がレッドディスティニーの腹部を捉えそのまま横一閃に斬り裂き、ポーズを取った瞬間レッドディスティニーが爆発四散する。

「部長それエクバのエクシアですよ...」

 

[YOU WIN!!!]

 

スクリーンが溶け対戦してくれた人に挨拶して木乃香たちは近くの休憩スペースに移動していた。

「城戸くん今日はセコンドをやってみてどうだった?」

木乃香に尋ねられた響は考える様子を見せた後口を開く。

「射撃武装の管理とか普段やった事なかったので凄い新鮮でしたし、良い経験になりました!」

「それは良かった、今度のガンプラ合宿楽しみましょうね!」

「はい!」

 

木乃香と別れ自宅へ帰った響は寝巻きに着替え布団に潜る。

「ガンプラ合宿にはどんな機体が出てくるのかな...」

自身が思いつく限りの機体を数えている内に眠気がやってきて深い眠りに落ちていった。




職場の社内異動があり通勤時間が20分から1時間半にだいぶ伸びたセルフィアです。
早朝の満員電車の座れなかった時の絶望感が半端なかった...

辛気臭い話はさておきようやくガンプラ合宿の前の話までこれました。次の話からガンプラ合宿メインストーリーにいきたいと思います!

今回のガンプラ紹介!
ストライクブランシェ
武装:実体剣付きビームライフル(牙狼)、プロトドラグーン×4、メガキャノン、脚部ヴェスパー×2、トリアイナ、GNソード
SP:射撃強化
天ヶ崎高校ガンプラバトル部の部員全員の装備を組み込んだ純白のパーフェクトパック。
ホントは沙希の武装は一応積んではいるけど普段使わないヴェスパーではなく対艦ビームライフルを積みたかったようだがビームライフルが被るため仕方なくヴェスパーにした模様。
ノーネームライフルの独自の発想で弓形態を組み込んでおりエクストリームガンダムの射撃強化を使いトリアイナを弓矢にして放たれる一撃は命中していれば響のムラマサストライクの<勇敢なる皇后>とほぼ同等の威力を持つ。
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