ガンダムビルドファイターズ Beginning Tale   作:セルフィア

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第27話〜ガンプラ合宿!その1〜

ガンプラ合宿当日、響たち天ヶ崎高校ガンプラバトル部は泊まる事になる旅館へ向かうバスに乗っており他の高校の人たちも乗っていたが響は疑問に思っていた事を木乃香に投げかける。

 

「それにしてもよく旅館に泊まる部費と行くためのバスの部費が降りましたね。」

「いやーもう大変で、生徒会にガンプラバトルの話題性をやめてくれって言われるまで語ってようやく降ろさせたのよ!」

「ホントに大変でしたね...」

 

部費を降ろすため生徒会に直談判しに行った話を聞き今頃生徒会の会計は頭を悩ませてるんだろうなと思い響は密かに手を合わせておいた。

「生徒会の話は置いといて、着く前に改めて着いてからの流れをおさらいしましょうか。今回のガンプラ合宿は2泊3日で初日は旅館に着いたらカギを受け取って部屋に荷物を置く、入浴、高校毎で集まっての夕ご飯、レクリエーションでガンプラバトル、就寝って流れだから間違えないように!」

「「「了解(です...)!!」」」

 

木乃香から話を聞いているうちに旅館に着いたのだろう、バスが止まりドアが開きバスに乗っていた人たちと共に地上に降り立つ。

「おー!ここが俺たちの泊まる旅館[ニュー大川]か!ガンプラバトル対応旅館ってありがたい...」

「珍しくテンション高いじゃないか響、まぁテンション上がる気持ちも分からなくはないが取り敢えず荷物置きに行こうぜ。」

「そうだな、して翼先輩は何処へ?」

 

さっきまで一緒にいたはずなのにと周辺を見渡しているとフロント辺りからカギを握りしめた翼がこちらに向かって来ていた。

「響くんがテンション上がっている内にカギは貰ってきた。部屋番号は105号室で部長たちは上の階だから気をつけるんだよ。」

ちなみに響と拓哉が話している間に部長たちは行ったそうだ。

エレベーターで移動しようとその手前まで歩き出した所で見知った顔を複数発見する。

 

「こっちに来るのは男しかいないが、俺らが新人戦で戦った人たちは軒並み来てるようだな。ほら、あそこにいるの響が執拗に絡まれてる不良連中じゃないか?」

「うげ、まさか来てるとは思わなかった...って目が合ってしまった!バトルは避けられない!」

海山高校の松本 大輝とその舎弟数名がこちらを見つけて歩いて来るのと同時に拓哉が響の発言にいやポケモンかよと突っ込んでいた。

 

「おい、城戸 響!」

「いまバトルは...!」

出来ないと言葉を続けようとした所で、目の前の松本が突然頭を下げてきたので響は呆気に取られてしまう。

「は、はい?なんで頭を下げ...」

「こんななりでもなガンプラバトルは正々堂々やるべきだと思っているからこそ、この前俺の連れが迷惑をかけちまった事に謝罪をせずにはいられないんだ本当にすまなかった!」

 

「あー、その事なら気にしてないから頭を上げてくれ。俺も小川さんも良い経験になったしさ、それにアンタの事誤解してたよ。今度ガンプラバトルをする時はお互いなんのしがらみもなくバトルをしよう!」

「おう!楽しみにしとくぜ、じゃあな!」

松本と和解しその時ちょうどエレベーターが降りてきたので、乗り込み部屋に入り荷物を置き部屋着に着替えると早速風呂に行く事にした。

 

「やっぱり旅館の風呂は気持ちいいな!」

「ホントになー、もうここに住みたい程だ。」

「分かる。所で話は変わるけど君たちの新武装が出来たから後で渡すよ。」

「「おー!ありがとうございます!」」

 

その後、翼がのぼせてしまったので響と拓哉は背負って部屋まで帰り冷ますと新武装を受け取って響と拓哉がそれぞれの機体へ組み込む。

夕食を食べたのち宴会会場へ行くと見慣れた筐体が複数配備されていた。

「地面から生やす式なんだな...」

「その方が使わない時は格納できるからスペースを確保出来るみたいよ、それに今回のレクリエーションは一工夫されているみたいだし。」

「「「一工夫?」」」

 

部長を除く他のメンバーが疑問に思い木乃香に問いかけようとした所で、司会者によるアナウンスが流れる。

[各ガンプラバトル部の皆様、長らくお待たせしました!これよりシャッフルバトルを開催したいと思います!]

司会者によるアナウンスが流れた瞬間、至る所からシャッフル?という声が聞こえ響たちもなんだろうと口にした所で司会者から続けて説明がされる。

 

[シャッフルバトルとは、最初入ってきたときに受け付けで番号を渡されたと思います。それを私が番号で伝えますので呼ばれた方々でバトルを行ってもらうというルールになっているので、早速参りましょう!]

「普段知らない人とペアを組んでみて、その場での連携力を鍛えるってわけか。」

 

響たちが呼ばれる順番を待っていると4番目に拓哉の番号が告げられ、拓哉を含めた抽選で選ばれた4人が筐体を真ん中に挟んでGPベースをセットしガンプラを読み取り機に置きスキャンを開始したタイミングで拓哉は相方になる人に通信を入れた。

「あー相方さん、俺の声聞こえてる?」

「聞こえてますよって拓哉さんですか?」

「おぉ、マリか。頑張ろうな!」

「はい!頑張りましょう!」

 

《Beginning[Plavesky particle]dispersal.Fiard2,sity》

 

《Please set your GUNPLA》

音声に従ってガンプラを置く

 

《BATTLE START》

「安藤 拓哉、ガンダムエクシアディスターブ!派手にぶちかませ!」

「安藤 茉莉乃、ダブルオーガンダムエンドレスフィーリア!行きます!」

レバーを動かしガンプラを発進させる。

 

今回のステージは08小隊でグスカスタムと戦った市街地。

 

ステージ中央まで移動した拓哉と茉莉乃が目の当たりにしたのは赤と金で塗装されたスクランブルガンダムと所々に金の装飾が施されたキュベレイだった。

「よく見りゃスクランブルの羽ファンネルじゃないか...」

「ファンネル持ちは面倒ですね、近接戦に持ち込めば迂闊に撃てないはずなので突貫します!」

 

茉莉乃の言葉が終わると同時にダブルオーガンダムが背後バーニアを噴かしながらキュベレイに突撃しGNソードスピアを振りかざす。

「おい!ってそういや茉莉乃も射撃戦苦手だったな。滝沢先輩や響といいどうして俺の相方になる人は射撃戦が出来ないんだか...」

 

懸架ラックからGNスナイパーライフルを手に持ち替え精密射撃用のバイザーを下ろし呼吸を落ち着かせ今も可変形態のスクランブルに向け何発か撃ち込むがそのビームを可変形態ながら器用に躱すとこちらに急速接近し人型に戻りビームサーベルを振り下ろすがエクシアはGNスナイパーライフルの下部からビームサーベルを発振しなんとか防ぐ。

「久し振りの対戦かと思いきやリア充になっているだと⁉︎」

「この声どこかで、あ!アンタ鳴瀬さんの相方の一色さんだな!」

 

ビームサーベルのぶつかり合いで接触回線で聴こえてきた声は白桜高校の一色 ほかりだった。

「リア充なんてものがいるからぁ!!!」

ほかりの叫びと共にサーベルの出力を上げたスクランブルがエクシアを押し倒し近くのビルにめり込ませる。

 

「この人こんな強かったか⁉︎このままめり込み続けるのはマズイ!」

スクランブルの逆手に持ち替えたビームサーベルをエクシアの頭部に突き立てる瞬間、横に頭をずらしてなんとか躱すがアンテナの片方が溶けてしまう。

「アンテナ片方ならくれてやる!さて反撃と行こうか!」

 

躱されると思っていなかったのか、体制の崩れたスクランブルを起き上がる反動で蹴り飛ばすとホルダーからGNビームピストルを取り出し連射してビームサーベルを弾き飛ばす。

「サーベルが⁉︎けど、ファンネル!」

スクランブルの羽を形成していた6基のファンネルがエクシアに向けて射出されたと同時にエクシアも側に落ちていたGNスナイパーライフルを回収し向かっていく。

 

「これだからファンネル持ちは!」

一方の茉莉乃というと、キュベレイのファンネルをGNソードスピアで貫いたりGNフィールドを展開してのタックルで粉砕しながらなんとか凌いでいた。

「このままじゃラチがあかない...何か手は。」

 

武装スロットを漁りながら挽回のチャンスを探しているとふと最近一気見したビルドファイターズのワンシーンを思い出す。

「これだ!」

GNフィールドを解除してキュベレイに背を向けたダブルオーがバーニアを噴かし全力で距離を取り始めそれを好機と捉えたのかキュベレイが追加でファンネルを射出し追ってくるファンネルの数が20を超えた辺りで数えるのをやめた茉莉乃に迫ってきていた。

 

「今何個ファンネルあるんでしょうか...でも後もう少し狭まった道に入れれば!」

ファンネルによる砲撃を躱しつつ市街地のビル群に入りファンネルがそのビル群に入るため一直線に並び始めた瞬間。

「このぐらいなら私でも出来ます!バスターライフル最大出力!」

 

一直線上に並んだファンネルに向けGNバスターライフルを銃口を合わせおもむろに引き金を引いた。

すると自動操縦だったのか避ける様子を見せずダブルオーを追いかけていたファンネルが全滅する。

「これで良しと、ひとまず拓哉さんと合流しないと。」

最大出力で放ったため銃口のひしゃげてしまったGNバスターライフルを破棄し背部バーニアを噴かしながらその場を後にした。

 

「エクバでも思ったけど、νガンのファンネルってずるいよな...」

一度距離を取ったは良いが、いざビームを撃ち込んだ所νガンダムのようなファンネルバリアを張られ攻めかねていた。

どうするかと考えていると後方から茉莉乃のダブルオーガンダムがこちらに向かってきていた。

 

「拓哉さん、すみませんキュベレイは落とせませんでした...」

「いや、俺もスクランブル落とせなかったからおあいこだ。」

相手側もキュベレイとスクランブルが合流し一度戻されたファンネルが、再び射出されこちらに向かってくる。

「ファンネルだけで俺らを落とせるわけないだろ、「トランザム!」」

 

紅い残像と化した2機のガンダムは、スクランブルとキュベレイの残ったファンネルを1基ずつ撃ち抜いたり突き伏せていき数分と掛からず戦場に静寂が訪れる。

「さぁ、トドメと行こうか!マリやれるな?」

「大丈夫ですよ!」

 

トランザム中のエクシアがGNスナイパーライフルからこちらも同じくトランザム中のダブルオーがGNソードスピアから自身の背丈を優に超えるビームサーベルを形成。

「「はぁぁ!ライザァァァソォォォド!」」

「こんな事って...」

 

最後の抵抗と言わんばかりにキュベレイがビームを撃ち込んでくるがエクシアの横降りのライザーソードに掻き消されそのままの勢いでキュベレイが爆散し可変形態を取り上空に躱したスクランブルをダブルオーが一刀両断し左右に分かれたスクランブルが爆発を起こした。

 

[YOU WIN!!!]

 

スクリーンが溶け対戦してくれた人たちな挨拶を交わすと続けて次の対戦する人たちの番号が発表されていた。




UA数6000を超えました!読んでいただいてる皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。
引き続きBeginning taleをよろしくお願いいたします!

そして、ようやくガンプラ合宿まで来ることができました。これからどんな物語を紡いで行くのかお楽しみに!

今回のガンプラ紹介!
ダブルオーガンダムエンドレスフィーリア
武装:GNソードスピア、GNバスターライフル、GNソード×2、GNビームサーベル×2
SP:トランザム
今回のガンプラ合宿の為に安藤 茉莉乃が新造した機体。普段、宇宙世紀の機体を使っているのに今回西暦の機体を選んだのは拓哉の影響を受けてとの事。
主武装が槍なのは以前の機体から変わらずだが、今までと違う所はビームライフルを持つようになった点と脚部にGNフィールドを張るための粒子タンクを装備するようになった点。
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