ガンダムビルドファイターズ Beginning Tale   作:セルフィア

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Another story3〜盾のストライクの成り上がり〜

それはある日の夏休みの事、響と紫織はショッピングモールを訪れていた。

 

「紫織ねぇ、あとどれくらい回るの?」

「何言ってるの!まだ10箇所しか巡ってないでしょ、今日は水泳部もないし暇してたんだから付き合ってよ。」

「俺は暇じゃなかったんだけど、まぁたまにはいいか。」

 

「あ!あのお店行きたい!」

「かしこまりましたよ...」

そこから5箇所回った辺りである程度満足したのか近くのカフェに腰掛け、響はココアを詩織はコーラを飲んでいた。

 

「いやー、楽しかった!ここまで付き合わせてなんだけど、響くんは何をしようとしてたの?」

「ホントはガンプラバトルしに行こうと思ってたけど、詩織ねぇが楽しんでるなら良いんだ。」

「ならタッグマッチに付き合うよ?それとも響くんは私とペア組むの嫌なの?」

 

(幼馴染で姉のようなもんだからそう言う感じじゃないけどその上目遣いでそのセリフは反則でしょ...身長差があるのもあるけどこれが小川さんだったらもう告って振られるまで見えるな。ってもう振られる前提になってるの悲しすぎるな、おい!)

「嫌じゃないよ、むしろ光栄なぐらいだ。」

「あ、でも私ガンプラ家に忘れてきちゃった。」

「じゃぁ、俺のストライク貸すよ。ちょうど新装備の試運転をしようと思ってた所だから。」

 

今まで付けていたムラマサストライカーを取り外し代わりに前から翼に頼んでいたストライカーを新しく取り付け紫織に手渡し同じ施設のガンプラショップへ足を運ぶ。

「それじゃ行こうか、フリーバトルスペース空いてるみたいだし。」

行った先でちょうどバトル待ちの人に声を掛け、筐体を真ん中に挟みGPベースをセットする。

 

《Beginning[Plavesky particle]dispersal.Fiard4,forest》

 

《Please set your GUNPLA》

音声に従ってガンプラを置く

 

《BATTLE START》

「城戸 響、ビルドプロミネンスガンダム。行くよ!」

「黒羽 紫織、アイギスストライク出ます!」

 

今回のステージは、所々に遺跡が点々としている山脈だった。

 

「使い心地はどう?」

「普段からストライク使ってるだけあって、そこまで変わらない感じかな。」

詩織がストライクの試し挙動をしていたその数秒後、突如としてレーダーに反応が映りアラームが鳴り響く。

 

「こんなに早く⁉︎この様子だとバーニアを使わないで跳躍しながら移動してたのかな。」

「確かにその辺が強いね。ならこんな近いのもうなづけるか。場所は分かったからこのまま行くって高熱源⁉︎回避は間に合わないか。紫織ねぇ、1番目のスロットを!」

「了解!ファストシールド!」

 

ストライクの両翼からファンネルが2基射出され前面にビームシールドを貼る。

「後、2枚ぐらいいけるよね⁉︎」

「やってみる!セカンドシールド!サードシールド!」

残っていたストライクのファンネルを全基射出し先ほど展開したビームシールドの前面に貼りストライク自身も右腕のアブソーバシールドを開き衝撃に備えた。

 

直後、的確に響たちのいる所に恐らく最大出力であろう一撃が放たれ1枚目のビームバリアを貫通し2枚目に差し掛かる。

2枚目を貫通し3枚目に至る頃にはだいぶ威力も弱まり最終的にはアブソーバに吸収される形で収まった。

「このビームの色はUCの機体か。紫織ねぇ、大丈夫だった?」

「大丈夫!危なかったけど。」

 

それは良かった、そう返した響がビームの放たれた方向を見ると何とか見えるぐらいの距離で一機は円盤状、もう一機も独特の形をした機体が姿をあらわす。

「あれはアプサラスとバイアラン?」

「いかにも俺たち悪役ですって感じだな、紫織ねぇは後方支援お願いできる?俺のソードライフル託すから。」

「良いよ、任せといて!」

 

自身のソードライフル二丁をストライクに預け分割式実体剣[アメノミハシラ]を両手で持つと剣をブースターにしながら突進、アプサラスの下にいたバイアランがビームを撃ち込んでくるがアメノミハシラで切り裂きながら進みバイアランを踏みつけ跳躍する。

「飛距離が足りないか!けど、原作になぞった粒子ジャンプを見せてやる!」

 

はるか上空に佇んでいたアプサラスに届かせるまでビルドプロミネンスが一旦山脈のてっぺんに着地しまた飛ぼうとするところで自身の足場に粒子による土台を作りそこを踏みながら跳躍を繰り返す。

「これを足場に!シールドラグーン!」

「ありがとう!」

 

粒子を足場にしながら飛んでいたビルドプロミネンスの目の前にシールドドラグーンが現れそれを土台にする事でまた加速、アプサラスと同じくらい上空に上がると分割式実体剣「アメノミハシラ」を大剣モードに変更しながらアプサラスの正面を陣取る。

 

「エールストライカー付いてりゃこんなに苦労しなかったんだがな...」

ふと下を向くとビルドプロミネンスに踏みつけられると思っていなかったのか、かなり遅れてバイアランがビームを撃ち込んで来るが足場にしていたシールドラグーンに阻まれ届かずその後ろにいたストライクが気を引いてくれていた。

「よく見ればアプサラスに付いてるのザクスナイパーじゃんか!でぇりゃぁぁぁ!!!」

 

アメノミハシラを振るいザクスナイパーの頭部を斬り捨てると続けて胴体を斬り飛ばし、そこに飛び乗る。

飛び乗った先でアプサラスがビームを放つが上にいるビルドプロミネンスに当たるわけもなくアプサラスの胸部、コックピットの位置にアメノミハシラを突き立てたまま飛び降りると爆発が起こる。

「まずは1機!思ってたよりも深く突き刺さったせいで、アメノミハシラ抜けなかった...」

「響くん!」

 

アプサラスを沈め浮かれていた響に突如通信が入りその方向を向くと、バイアランのビームサーベルの一撃でストライクの右腕が斬り飛ばされていた。

「狙いが俺のままだったら良かったのに!」

スロットからSPを選択して聞き慣れた電子音が流れる。

 

[Burning prominence system standby]

地面に着地と同時にビルドプロミネンスの一部装甲が外れ中から元のトライバーニングと同じ炎のような粒子を煌めかせその熱気でストライクを襲っていたバイアランを吹き飛ばす。

「今だ、詩織ねぇ!最初のアブソーバで粒子量は充分のはず!」

「任せて!殺戮する光子盾(レディエーションデュータ)!」

ストライクのシールドラグーンがバイアランの右肩に突き刺さり地面に縫い付けると、翼のファンネルが全基射出され周囲を取り囲みながら徐々に小さくなっていく。

 

ファンネルで形成されたビームバリアによってギチギチと少しずつバイアランがすり潰されていく様子を見ていた響は背筋がゾクゾクするのを感じていた。

「あれは味方の時は頼もしいけど、敵に回すと恐ろしいやつだな...」

直後、バイアランが爆発を起こし胸部からコアファイターが射出され逃走を図ろうとしていたのを響は見逃さずビームダガーを投擲して推進部を破壊する。

 

「バイアランってコアファイターシステム無かったよな?けど、そう簡単に見逃すかっての!」

推進部が破壊され地面に墜落したコアファイターを掴み空に放ち落ちてくるのに合わせビームサーベルで一刀両断し切り捨て爆発を起こす。

[YOU WIN!!!]

 

スクリーンが溶け対戦してくれた人たちと挨拶を交わした響と詩織は自販機横のベンチに腰掛けていた。

「アイギスを使った感じはどうだった?」

「防御にパラメーターを振ってて攻撃手段が少ないのが、ちょっと何点かも。」

「そっか、今度翼先輩にその使用結果を伝えるとして今日はバトル付き合ってくれてありがとね!俺も楽しかったよ。」

 

「これからも暇な時はタッグマッチに誘ってくれても良いんだからね、それじゃ次のお店に行きましょうか!」

「えーまだ行くの、まぁでも今日はバトルに付き合ってくれたしとことんお供させて頂きますよ!」

先ほどの買い物の荷物を抱えた響が詩織の後ろについていき日が暮れて夜が遅くなるまで買い物が続いた。




最近、CSMディケイドライバーを本気で買おうか悩んでるセルフィアです。
劇中に出てきたアタックライドカードとかが実際に音声で聴けるって魅力的なので、先にCSMアタックライドカードだけ買っちゃいましたw

今回の話はタイトルの時点で分かった方もいらっしゃると思いますが、今絶賛テレビ放送中の「盾の勇者の成り上がり」からアイデアを借りてます。

今回のガンプラ紹介!
アイギスストライク
武装:ドラグーン×9、シールドドラグーン×2、ビームサーベル×2
SP:無し
普段響が使っているムラマサストライクから攻撃をほとんど捨て代わりに防御にパラメーターを振っており攻撃手段がビームサーベルかバルカンしかないが、ドラグーンによる遠隔攻撃で大抵の敵であれはサーベルを抜くまでもなく落とせる事が多い。
今回使ったのが詩織だった為、SEEDが使えなかったが元よりSEEDとの協調を目的として作られているのでSEED発動中であればビームサーベルを展開したドラグーンがトランザム並みの速さで迫ってくる。
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