ガンダムビルドファイターズ Beginning Tale   作:セルフィア

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第44話〜時に理性は常識を超える〜

「そうそう!君可愛いね、これから俺たちと遊ばない?」

「---⁉︎」

突然かけられた声にビックリして思わず買った水を落としそうになったがすんでのところで掴みなんとか返答しようと口を開く。

 

「えっと...その...」

「きっと楽しめると思うからさ、行こうか?」

手を引かれ連れていかれる、その手前もう片方の手を違う人に引かれる。

 

「いやぁ、彼女は俺の連れなんでね?ごめんなさいね。」

「え?城戸さんどうして...」

「権八郎さんに負けた後言われて来て正解だったよ。沙希が1人でふらふらしてる時はなんか問題に巻き込まれるって。」

(ちなみに武装をフルで戦った権八郎さんには勝てなかったよ...)

 

「って言う事なんで帰っても良いですかね?ほら、既にそちらは彼女さんいるじゃないですか。」

「それとこれは話が別だな。さながらのヒーロー気取りか?笑わせるなよ。」

「ヒーローを気取ったつもりはないがそんなに怒らないでくださいよ。俺は小川さんを連れて帰りたいだけなんですけど?」

 

「横からきて勝手な事いうなって、その腰に付けてるのガンプラだろ?ならガンプラバトルで勝負しようぜ?」

「そっちからはっきりと提案してくれるなら願ったりだけど、ただどうせそっちは彼女たちを倒してからとか言うんでしょう。」

「分かってんじゃん、さぁどうする?」

 

「ここまで堂々と言われるとむしろ清々しいな...面倒だし3対1で挑んでませてもらいます。」

「大した自信だなぁ!負かして吠え面かかせてやるよ!」

筐体を真ん中に挟んで3人はGPベースをセットする。

≪Battle Damage level set to B≫

 

《Beginning[Plavesky particle]dispersal.Fiard3,Forest》

 

《Please set your GUNPLA》

音声に従ってガンプラを置く

 

《BATTLE START》

「城戸 響、アイギスストライクリペアⅡ。推して参る!」

 

レバーを動かし機体を発進させる。

 

今回のステージはGレコでモンテーロが初登場した森林だった。

 

近くの岩場に降り立った響が改めてリペアしてる部分を確認しようとしたところでアラームが鳴り響く。

「ジムスナイパー、ジムライトアーマー、ペイルライダーの構成か...」

「逃げずに待ってるとは潔いじゃん。ね?ハニー達?」

「「そうね〜」」

 

「無性に腹が立ってきた...このハーレムに小川さんを渡すわけにはいかない...イケメン死すべし...しかもペイルライダー、ね...」

相手方のペイルライダーを見た瞬間、響の脳裏にある人物が浮かんだがすぐに首を振り搔き消しブーストを噴かし3機に斬り込んでいく。

 

「なんだよ!こいつに何処か見覚えでもあるのか?」

「見覚え無くはないがアンタには関係ない事だ。」

「クールぶるなよ、ヒーロー!」

ペイルライダーにトリアイナを振り下ろす前に横からジムライトアーマーがビームサーベルを振りかざして割り込んでくるが足を引っ掛け転ばせると一度距離を取った所を3機がビームライフルで周辺の木々を倒しながら撃ち込んできておりソウルプリディジョンシールドを前面に掲げアブソーバを展開しビームを吸収していく。

 

「俺にビームとか、良いねぇもっと撃てよ!」

言ってることは悪役っぽいが多分こちらの方が正しい方だろうと思い全て吸収し終えるまで待つ気でいたのだがよくよく目を凝らすとペイルライダーのバックパックにエネルギタンクが見えそこからのケーブルに2機のジムのビームライフルが繋がれており

 

「通りで終わらない訳だ。もう待てる、か!」

ビームライフルによる射撃戦が終わらないと判断した響はソウルプリディジョンシールドを掲げブーストを噴かし無理やり突撃し、突然の事に対応が遅れたペイルライダーが弾き飛ばされそこにトリアイナをつきたてようとしたがまたしてもジムライトアーマーに阻まれてしまった。

 

「あそっか!リペアしたからビームサーベルないのか...」

振り下ろされたビームサーベルを左側のソウルプリディジョンシールドで防ぎ、本来ビームサーベルがあったであろうアイコンを見るが使用不可になっておりそう言えば外していたことを思い出し遠い目をしながらため息を吐きつつイーゲルシュテルンを乱射しジムライトアーマーを怯ませ逆に押し倒して頭部に別のビームサーベルを抜いて斬りはらう。

 

「続けてそこの岩場に隠れてるジムスナイパーの人!危ないぞ?」

「え?わぁ⁉︎」

頭部を斬り飛ばしたジムライトアーマーを庇うようにペイルライダーが威力の問題かビームライフルを180mmキャノンへ持ち替え撃ち込んでくるが距離が空いていたため当たらないと思いいつのまにか姿を消していたジムスナイパーは完全に姿を隠しきれておらず右斜めの岩場で反応があった熱源の方へソウルプリディジョンシールドを向けおもむろに引き金を引き、次の瞬間逃げ遅れたジムスナイパーのスナイパーライフルと右腕が蒸発していた。

 

「中々やるじゃんか。」

「そういうアンタこそ遠くから撃ってるだけじゃないんだな。」

パシュュュ...と音を立てクールタイムに入ったのを横目にブーストを噴かしながら突撃してきたペイルライダーをビームサーベルを抜き応戦、足蹴りを仕掛けようとしたアイギスストライクリペアⅡが逆に頭部を殴られる。

 

「今のは効いたな...部分SEED!」

[PARTSEED system standby。Remaining until the time limit of 180 seconds。]

体制のよろけを周りの木々を掴み無理やり立て直すと木を蹴って飛び腕部と両翼のみSEEDを展開させ勢いよく振るい粒子ビットを放出しペイルライダーの足止めに向かわせつつその時間を使って片腕のジムスナイパーと頭部の無いジムライトアーマーへと向かい。

 

「遅い!殺戮する光子盾(レディエーションデュータ)!」

向かってきたこちらを迎え撃つために残っていたビームサーベルとビームライフルを構えて同じく向かってきた2機のジムによる攻撃を最小限の動きで躱しながらビームライフル・ビームサーベル・頭部・手首を的確にシールドドラグーンで撃ち抜き無力化させると粒子ビットを交えたビームシールドを展開し上空から地面に急降下、立ち尽くす事しか出来なかった2機のジムは徐々にすり潰されていきしまいには爆発を起こす。

 

「な⁉︎2人同時に⁉︎」

「さぁ、懺悔の準備は出来ているか...」

粒子ビットによって所々焼け焦げていたペイルライダーへと少量の蒼い残像を残しながら接近し、トリアイナを振り下ろしビームサーベルを持っていた左腕を斬り飛ばすがここで先ほどの無茶が祟ったのかトリアイナを持っていた方の腕の根元が緩くなっていたのに気付かずスポンと抜けてしまう。

 

「そりゃそうだよな⁉︎ちなみにだけど、なんで声を掛けた?」

「は?そりゃ可愛いから...」

「そうだよ可愛いいんだよ!けどな、俺がずっと可愛いって言えなかったのにぽっと出のお前が気軽に可愛いって言うんじゃねぇ!」

抜け落ちた右腕を拾いペイルライダーへトリアイナごとぶん投げ避けた所へソウルプリディジョンシールドのビームキャノンを放ち体制を崩させる。

 

「小川さんはぁぁぁ!可愛いんだよぉぉぉ!」

「ちょ...」

代わりに抜いたビームサーベルの切っ先がペイルライダーの右肩に斬り込むその直前、名前を聞くの忘れていたため彼氏(仮名)はこう言ったという

これが若さかと...

 

[YOU WIN!!!]

 

スクリーンが溶け相手の方を向くと彼氏(仮名)の方は青ざめた顔をしており響が口を開こうとしたその時

「「3人がかりで負けてんじゃねーか!」」

「ちょ、ちょっと待ってくれよ...あぁぁぁ!」

「おーい、って行っちゃったよ...」

 

取り敢えず挨拶だけでもしようと彼氏(仮名)に声をかける直前で彼女2人が彼氏(仮名)の首根っこを掴んで引きずっていった。

「城戸さん...あの...」

「小川さんもしかしてバトル中の会話聞いてたり、する?」

 

横からかけてきた沙希の表情から聞かれてた事は分かっていたのだがどうしても聞かなければならない気がしてあえて聞いたところ俯きながらだがうなづいており動揺が隠せずアクションが大きくなりながらも

「ほ、ほら!もう終わったからさ、帰ろう?」

「そ、そうですね...」

そう言った2人は小川家に帰るまでお互いに目を合わせる事が出来なかったそう。




最近職場でマスク着用が義務付けられてウイルス対策が万全のセルフィアです。
全国大会に向け各員のガンプラをリアルで作ろうとしているのですが、奏のダハックだけまだ素体すら買えてないんですよね...(再販の予定ありましたっけ?)
今回のガンプラ紹介!
アイギスストライクリペアⅡ
武装:トリアイナ、ソウルプリディジョンシールド、ビームサーベル×3、シールドドラグーン×6、イーゲルシュテルン
SP:SEED
響がムラマサフルアイギスストライクを独自にリペアした機体で、翼の手を借りていないためバランスは悪く試行錯誤した結果ムラマサ要素が全て無くなってしまいアイギスが残るのみとなってしまった。
最大の特徴としてムラマサの時は腕に付けていたシールドだったがリペアⅡの際は左肩にアームで付いているため腕につけていた時より取り扱いはしやすくなっている。
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