ガンダムビルドファイターズ Beginning Tale   作:セルフィア

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第45話〜交錯する蒼と青!そして紅に染まる〜

「石川先輩。俺にトランザムの使い方を教えて下さい。」

それは響が沙希を巡って彼氏(仮)とバトルを繰り広げていた頃、拓哉は単身木乃香のライバルであり友人の石川 恵美のいる城西高校を訪れていた。

 

「それはともかく、よくここまでたどりつけたね?」

「入り口からはマリに連れてきてもらいました。」

「連れてきました!」

拓哉が後ろの方に視線を向けその視線に合わせるように拓哉の彼女である安藤 茉莉乃がひょっこり出てきてドヤっていたが恵美はあえて触れず。

 

「それでなんで私のところにきたの?」

「今井先輩がトランザムの上手な扱い方を石川先輩から学んできなさいって。」

拓哉の発言に若干のため息をこぼしつつも正面の拓哉を見上げ。

 

「あの能天気(木乃香)...まぁ、せっかく来てくれたのだから私が知ってる限りの事は教えるけど私にできるのはそれまでだからその後は自力で探してね?」

「ありがとうございます。よろしくお願いします!」

 

筐体を真ん中に挟んだ2人はシステムの起動を確認するとGPベースをセットする。

≪Battle Damage level set to B≫

 

《Beginning[Plavesky particle]dispersal.Fiard1,space》

 

《Please set your GUNPLA》

音声に従ってガンプラを置く

 

《BATTLE START》

「安藤 拓哉、ダブルオーガンダムセグエンテ!飛び立つ!」

「石川 恵美、ガンダムハルート。目標に飛翔する!」

 

今回のステージは宇宙要塞ア・バオア・クーだった。

 

ステージ中央まで進み恵美の愛機であるアリオスガンダムの発展機である青いガンダムハルートと正面で向き合い恵美が口を開いた。

「さて、トランザムの前に安藤くんの実力を見てみようかな。掛かっておいでよ。」

「お願いします!GNメガランチャーフルバーストォ!」

 

ガンダムハルートが挑発するように手をクイっとしていたのを正面で見た拓哉のダブルオーガンダムセグエンテがGNメガランチャーを起動、フルバーストで放つと辺りが爆炎に包まれる。

「やったか⁉︎いや、今井先輩のライバルだこんな序盤でやられるわけ...⁉︎」

「無いよねぇ!大技を撃った後、無防備に止まっちゃダメだよ!」

 

爆炎をGNソードライフルで割きながら突き進み咄嗟に前に掲げたGNメガランチャーはまるでチーズを切るように止まる事なく斬り裂かれ頭部をGNソードライフルの柄で殴られた。

「いってぇ!この強引さ、今井先輩のライバルたる所以か...」

「別にそういう訳じゃないけど、木乃香と一緒にはしないで欲しいかな。」

 

持ち手だけになってしまったGNメガランチャーを投げ捨て代わりにGNバスターソードを振り抜き、そのままの勢いでガンダムハルートへ攻め込むがこれもGNソードライフルに防がれ逆に追加ブースターの付いた足で蹴られてしまう。

 

「響みたいな攻め方も駄目か...こうなると。」

「1つしかないよね?」

「「トランザム!」」

2機が紅い残像を残し高速で周辺のスペースデブリを粉砕しながら何度かその手に持った獲物をぶつけ合い一旦距離が開いたところでガンダムハルートがGNミサイルを放ち続けダブルオーガンダムセグエンテはGNバスターソードを戻してなんとかGNフィールドを展開し防ぐが衝撃でダブルオーガンダムセグエンテのトランザムが強制終了する。

 

「くぁ⁉︎普段今井先輩や響が爆風に斬り込んで行ってるけどまともな奴は敢えて距離取る方が多いよな...ってそんな事考えてる場合じゃねぇ!」

「へぇ、ワンセコンドトランザム?けどね、発動から終了まで8秒掛かってるのは遅すぎる!」

再び接近したガンダムハルートがGNソードライフルを突き立てるがダブルオーガンダムセグエンテがギリギリでワンセコンドトランザムを使い回避には成功、しかし感覚で使った為回り込みが上手くいかずガンダムハルートの周りを一周してしまい反対側のGNソードライフルで右腕が斬り飛んでいく。

 

「使うタイミングとしては悪くない。さ、気を取り直して頑張ろうか。」

「トランザムエクスプロージョン!」

両肩のGNドライヴから勢いよくGN粒子が噴き出し翼の形を形成、その翼をはためかせながらガンダムハルートに肉薄すると手に持ったGNビームソードで斬り込むがそれは即座に反応されGNソードライフルに弾かれる。

 

「狙いが甘かったか⁉︎」

「...こんな感じかな?」

恵美が何かを弄ったかと思うと追加ブースターのコーンスラスターからGN粒子が勢いよく噴き出しこちらは槍の形を形成していた。

 

「マジか...ならこれはどうだ!ランチャービット!」

「まぁそうなるよねぇ。それじゃ行ってきなシザービット。」

GNランチャービットを精密さには欠けるが手動で動かしつつ拓哉は改めて前方に目を向ける。

狙うとしたら[トランザムエクスプロージョン]を模したGN粒子を放出している追加ブースター。

 

「思ってたより硬い...」

「俺のランチャービットはタフさが売りなんでね!」

向かってきたGNシザービットには目もくれずガンダムハルートの追加ブースター目指し加速、途中GNシザービットがすれ違いざまに切り刻もうとその切っ先がGNランチャービットに食い込んだままなのに速度を落とさず一直線に右脚の追加ブースターに突き刺さり爆発を起こす。

 

「やっと一矢報いたぞ...!」

「ふぅん、中々やるね。」

追加ブースターごと右脚が吹き飛ぶが恵美は気にせずもう一基のGNランチャービットを蹴り飛ばしGNソードライフルで牽制しダブルオーガンダムセグエンテと距離を取り一息起きつつ。

 

「エクスプロージョンノヴァ!」

「名称未定!」

両肩のGNドライヴに展開していたGN粒子による翼が両手で構えたGNビームソードに収束、そのまま振り下ろすがガンダムハルートも残った追加ブースターのGN粒子のビームが伸び蹴り上げ激しい衝突が起き周辺のスペースデブリが吹き飛ぶ。

 

「ブースターだけ、だと?」

「とんだ隠し玉だね。私じゃなかったらやられてたかも。」

[エクスプロージョンノヴァ]が終了し、片方のGNドライヴから煙が出ており五体満足とはいかなかったが打ち負けなかった事だけは確かだった。

そんな中貯蔵粒子の確認を終え再び目線を向けるとそこにあったのは黒焦げの追加ブースターのみ。

 

「ハルートは何処行った⁉︎」

「大技撃った後とまるなってさっきも教えたでしょうが!」

「これから気を付けます...!」

直後アラートが鳴り響きアラートの方向へ目線を向けようとしたその時、右肩のラックに付けていたGNバスターソードが爆発を起こす。

 

「これは根本から叩き直す必要がありそうだね。結果は合格だよ!」

「だいぶズタボロですけどね...あれ?合否判定式だったっけ...」

反射的に抜いたダブルオーガンダムセグエンテのGNビームサーベルがその頭部を貫くよりも早くガンダムハルートのGNソードライフルがその胸部を貫いていた。

 

[YOU WIN!!!]

 

スクリーンが溶け地べたに座り込んだ拓哉を回り込んだ恵美が手を出して立ち上がらせ、バトルする前から疑問に思っていたことを口にした。

「そう言えばここに入る時に事務室で出入り許可証ってもらったの?」

「「はっ⁉︎貰ってない(ですね)...」」

 

「はぁ...今日は事務室で出入り許可証発行して貰って帰ろうか。」

「はい...じゃ先に貰ってくるのでしばしお待ちを!」

「私案内しますね!メグ先輩お待ちを!」

そこからマリと事務室へ行き出入り許可証を出してもらい帰り道、恵美と共にハンバーガーを食べて帰った。




皆さまいかがお過ごしでしょうか。私は休みの日は家にこもってガンプラ弄ったりポケモンの厳選したりして過ごしています。
そしてようやく響の機体が塗装を残すのみとなりました!イメージに近い出来になったので次の休みにでも早く塗装したいですね!

今回の機体紹介!
ガンダムハルート
武装:GNソードライフル×2、GNキャノン×2、GNミサイル×多数、GNシザービット×10、追加ブースター×2
SP:トランザム、トランザムエクスプロージョン・偽
木乃香のライバルであり友人である石川 恵美が操る機体で、カラーはアリオスガンダムの頃から変わらず青色。
外見はカラーリング以外最終決戦時の状態だが、GNシザービットは劇中より搭載数は少なく恵美曰く手動で操るのであればこれぐらいが妥当との事。
拓哉のトランザムエクスプロージョンを模した事が出来たのはビルドファイターズトライを見ていて自分でも出来るかなと思いつきでやったら出来てしまったらしい。
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