ガンダムビルドファイターズ Beginning Tale 作:セルフィア
[ガンプラバトル全国大会、高校生の部2日目がやってまいりました!早速ですが組み合わせ発表とさせていただきます!]
「「「「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」」」」
会場全体が盛り上がりを見せる中、残っていた高校名が正面のスクリーンに映し出され映像内でシャッフルが起き次々と組み合わせが決定していく。
[第3戦、天ヶ崎高校 対 雨ノ宮高校の試合となっております!]
「3戦目か...思ってたよりも早かったな。」
「出番かみたいに言ってるけどビッキー今回は休みじゃん。」
「え、そうなんですか?」
「当たり前じゃない、昨日戦ってるんだから。」
そして、全対戦カードの貼り出しが終了し第1戦の選手たちがコートに出て試合が始まり
何分かすると第1戦、第2戦と勝敗が決まっていき続けて響たち天ヶ崎高校の試合となった。
「それじゃ選出メンバーはさっき話した城戸くんは休みで安藤くんと沙希ちゃんね!」
「おっしゃ!いっちょやってくるか!」
「は、はい...!」
バトルコートへ向かい相手方の選手たちと何度か言葉を交わし、4人の選手たちはそれぞれの機体とGPベースをセットしていく。
≪ Damage level set to A≫
《Beginning[Plavesky particle]dispersal.Fiard2,desert》
《Please set your GUNPLA》
音声に従ってガンプラを置く
《BATTLE START》
「安藤 拓哉、クァンタムセグエンテ!飛び立つ!」
「小川 沙希、ドミネイトバストレア。い、行きます...!」
レバーを動かし機体を発進させる。
今回のステージはガンダムZZでジュドー達ガンダムチームとロンメル部隊が戦った砂漠地帯だった。
ゲートから飛び出しオアシスを踏まないようにその横あたりに砂埃を巻き上げながら降り立ち早速、偵察用としてGNランチャービットを射出する。
「さってと、小川さんレーダー感知できそう?」
「安藤さんから送られてきた地形データとスナイパーライフルで覗ける範囲には反応がないですね...」
どうしたもんか、と一旦GNランチャービットを戻しその場を後にするためバーニアを噴かし始めた辺りで地面が揺れ始める。
「下から⁉︎あっちのデザートカラーの腕に付いてるドリルで地中を掘り進めて来てたんだな、だから地上からじゃ反応しなかった訳だぜ...」
「安藤さん...!」
「分かってる!俺が突っ込むから援護してくれ!」
胸部装甲を若干削られながらもギリギリの所で身をよじって回避を行いアームから伸ばした大型ビームソードを掴んで刀身からビームを一閃、ブーストを噴かして再突撃を掛けると正面から受けてやると言わんばかりにガルスjが両腕のドリルを回転させながらクァンタムセグエンテの大型ビームソードとぶつかり合う。
「かってぇな、おい!金属でも使ってんじゃないの⁉︎」
「失礼な!ちゃんとルール通り金属までは守ってるわ!」
「そうかよ!説明してもらって悪いけどその腕にはご退場願おうか!」
「えぇ⁉︎」
何度か鍔迫り合いを繰り広げてこのままではラチが明かないとフロントスカートから照明弾を投擲しガルスjを蹴り上げ、続けて腰に付けた状態でGNランチャービットからビームを撃ち放ち両腕の関節がキレイに飛んでいく。
「さぁて、邪魔な腕を落とさせて貰った訳だがここからどうする...⁉︎」
「脇が甘い!」
両腕が無くなったガルスjが何をするか観察するのに一度距離を取ろうとバックステップを図るその直前、膝蹴りを受け体制を崩してしまう。
「リアルだったら気絶しそうな一撃をくれるじゃねぇか!」
「ならもう一ついかが?」
「特攻だ⁉︎クソ間に合わ...⁉︎」
「安藤さん...!」
異変に気付いた沙希が実弾ガトリングを乱れ打ち先ほどまで戦闘していたパワードザクカーディガン共々、ガルスjに穴を開けていくがそれでも勢いは止まらずクァンタムセグエンテと接触した瞬間動力炉が爆発を起こし爆発の中心から少し離れていた2機は中心地の爆発による煙が見えなくなるまで吹き飛ばされていく中最後に沙希が見たのはGNフルクロスを展開しようとしていた一瞬だった。
「仲間を見に行きたいのは分かるが、俺がいるのを忘れないでくれ!」
「邪魔をしないで下さい...!」
砂地に足をめり込ませながらもなんとかバーニアを全開で噴かし浮き上がり爆心地へ戻ろうとした沙希だったが、こちらは同じく吹き飛ばされていたパワードザクカーディガンと出会ってしまいヒートアックスと複合バヨネット装備型ビームライフルで斬り結んでいた。
「あーらよっと!」
「...⁉︎重い...!」
何度か鍔迫り合いを繰り広げ業を煮やしたパワードザクカーディガンがヒートアックスを投擲、すんでの所で前に掲げた複合バヨネット装備型ビームライフ2丁に深々と食い込みダメージアラートが鳴り響くと同時に投げ捨て身を屈め爆風を最小限に止める。
「そぉら!続けて行くぞ!」
「重い、けど...」
ザクマシンガンを乱射し続けるパワードザクカーディガンに対し沙希は両手にビームガン(サーベルモード)を持ち手首を回転させる事で即席のビームシールドを貼って直撃を防いでいた。
「スナイパーの本領発揮ってか?」
ザクマシンガンをしまって代わりに抜いたビームサーベルを構えながらブーストを噴かし突撃をかけるパワードザクカーディガンへ向け武装をスナイパーライフルに持ち替え、簡易射撃ポジションを取り関節部を狙い撃つが流石全国にでるだけの実力を持っており避けられてしまう。
「私が取るべき手段は...!」
「狙撃機がライフルを投げたぁ⁉︎」
とうとう接近を許してしまったパワードザクカーディガンが肩から抜いていたビームサーベルでこちらのビームライフルを突き刺そうとその腕を突き出した瞬間、沙希は自身の手からスナイパーライフルを上空へ投げ代わりにアーマーシュナイダーを膝から抜きその勢いのまま振り上げる。
振り上げられたアーマーシュナイダーはビームサーベルを持っていた手の指を斬り落としボトリとビームサーベルが地に落ちていく。
「地面から何か...⁉︎」
トドメを刺そうとアーマーシュナイダーを振り抜いてブーストを噴かし砂漠を滑走していく中、突如地面から初期に拓哉が撃ち落としたガルスjのドリルユニットが勢いよく飛び出し頭部の右側が音を立てて削られその際アーマーシュナイダーを手放してしまう。
「ガルスjの...」
「そうさ!あれは本当は俺のビットなんだよ!撃ち落とされた時に地中に忍ばせたまま吹き飛ばされて良かったぜ。」
(地中にいたのであれば熱源センサーに引っかからなくても仕方ないですね...)
頭部を削られながらも背部バーニアユニットを逆に噴かしてドリルビットを突き放し、パワードザクカーディガンから振り下ろされたビームサーベルを近くに放置されていたスナイパーライフルを拾い上げビームジュッテで防ぐ。
「この場は離脱しましょう...」
今度はバーニアユニットを地面に向けて噴かし砂煙を舞わせて目くらましを行い闇雲に撃たれたビームを躱しつつ半分しか見えていないモニターに若干の苛立ちを感じながらも追加パックから3基のセンサービットを展開しパワードザクカーディガンの横を通り過ぎていく。
「3...2...1...!」
「時限式のミサイルか!」
背を向け回避を行いつつも先ほど展開していたセンサービットが要所要所に仕掛けていた追加武装のミサイルブースターを点火、バストレアにザクマシンガンを向けていたパワードザクカーディガンの背後から複数のミサイルがそのバックパックに直撃し地面に顔面から突っ込み。
「こ、これで...!」
周囲を旋回していたドリルユニットもその爆発で撃ち落とされた瞬間、ドミネイトバストレアが弾かれた様にスラスターを全開で噴かし右肩の350mmガンランチャーを胸部にめり込ませおもむろに引き金を引き地面に大きなクレーターを作りながらも立ち上がり上空に向けミサイルを1発打ち上げた。
「やっとガルスj倒したと思ったのに、なんでコアブースターが出てくんだよ!」
「あれはコアブースターに装備していたものだから私がメイン操縦してるのはこのコアブースターだよ。」
爆発の直前、腕だけ強制トランザムを起動し強引にGNフルクロス2枚を前面に押し出す事で自身の被害を最小限にとどめたまでは良く
実際のところこちらの被害としてはGNフルクロスとGNメガランチャーを全て失ったのみでビットやNGNサブマシンガン1丁などは健在だった。
「ゲートから出た後、何処かに隠してやがったな!」
改めてガルスjにコアブースターの連邦とジオンの合体って異質な組み合わせだなと思いながらも、GNビームサーベルを振りかぶるがこれはコアブースターの急速旋回で躱される。
お返しと言わんばかりに放たれた追尾ミサイルをGNビームバルカンで撃ち落としながら反撃の機会をうかがっていると拓哉がある事に気付く。
「攻撃と旋回を同時にはしてこないのか?ならこいつで!」
「そんな見え見えの手は喰らわないよ!」
「は⁉︎どんだけ手を隠してんだ⁉︎」
再び急速に接近を仕掛けてきたコアブースターに向けGNビームダガーを投擲、GNビームバルカンで爆発を起こそうとするがこれは読まれていたのかキャタピラが変形しシザーカッターへと姿を変えGNビームサーベルを斬り落とし逆に左腕を挟まれてしまう。
「捕まえたって言うとあれだけど、片腕ぐらいくれてやるよ!トランザム!」
「この状態からやるの⁉︎」
左腕をシザーカッターに挟まれていたクァンタムセグエンテの身体が紅く発光しGNソードビットで自らの腕を切断、千切れた腕を掴んでコアブースターの燃料タンクに叩きつけ装甲を歪ませみるみる燃料が漏れ出し火器を近づけたらもう爆発する一歩手前で
「トランザムエクスプロージョン!」
両肩のGNドライヴから勢いよくGN粒子が吹き出し翼の形を形成しアームから伸ばした大型ビームソードを眼前に掲げGNソードビットがその両脇につき自身の背丈をゆうに超えるビームソードを振り下ろし、その一撃は周辺の砂を吹き飛ばしながら正面から突き刺さりクレーターを残してコアブースターの姿が見えなくなる。
「まだ!終わらない!」
「もう終わってくれない⁉︎」
トランザムが終了しコアブースターが跡形もなく爆散し勝利を確信していた拓哉だったが、よくよく目を凝らすとブースターを切り離したコアファイターが逃走を図っていた。
「射角取れてなくね⁉︎」
「その辺りは改修済みなの!」
「そうかい!なら俺は更にその上を行く!」
「ワンセコンドトランザム⁉︎」
建物の影から飛び出たコアファイターに一瞬肝が冷えるが[ワンセコンドトランザム]を繰り出し、コアファイターの背後に回りNGNサブマシンガンをフルオートで撃ち放ち残弾が空になるまで撃ち続け乾いた音が鳴り響く頃には穴だらけになったコアファイターが崩れ落ちる。
[YOU WIN!!!]
スクリーンが溶け対戦してくれた選手たちと言葉を交わしたのち、選手の控え室に疲労困憊と言った様子で転がり込んだ拓哉と普段より疲れた顔をした沙希にみんなでタオルと飲み物をわんさか差し出していた。
「つっかれたぁ!やっぱり全国だけあって一筋縄じゃいかねぇわ。」
「見てて手に汗握る戦いだったな!思わずフリースペースにバトルしに行くところだったぞ。」
「そこは試合見てくれよ...」
「冗談だって、小川さんも出てたんだからむしろちゃんと見てたわ。」
「---!」
「沙希ちゃんが堪えた!なら夜ご飯食べた後、1バトルしない?」
「良いですね部長!翼さん、ファランクス貸してください。」
「おや、今日は可変機の気分なのかい?良いよ、ちょうど追加武装も作ってたんだ。」
「え、あれから増やしたんですか...」
ちなみにそのバトルは追加武装をバトルが始まってものの数分でパージしグラハムスペシャルをやろうとしてエクストリームガンダムブレイヴァーFに突っ込み[
後もう少しで自粛が前面解除になりそうで、この前まとめ買いしたガンプラが組み終わりそうにないセルフィアです。
この前言ってたアースリィガンダムの改造が終わりコアガンダムでやりたい事がたくさん見つかってプラネットシリーズで見た時に売ってたやつ殆ど買っちゃいました(笑
今回の機体紹介!
ガルスブースター
武装:ナックルユニット×2、チェーンマイン、ミサイル多数(追尾、小型etc)、ビームサーベル(ビームガン)×2、シザーカッター×2
SP:分離、合体
今回拓哉たちが戦った選手の使用した機体。ジオンが連邦の補給基地を攻め入った際どさくさに紛れてコアブースターを奪取、以降一撃離脱のヒットアンドアウェイ戦法を取る時に好んで使用したという設定のもと本体の粒子を節約するためビームサーベル自身にエネルギーパックを増設する事で解消しており
コアブースターのキャタピラは変形が可能で接近戦を仕掛ける時はシザーカッターに姿を変え挟んで切ってくる。